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英雄伝説~光と闇の軌跡~(SC篇)

作者:sorano
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第127話



~根源区画・奥~



「え、え~と………?まさか……今ので終わり??あたし達、まだ何もやっていないのに……」

パズモ達の電撃的なすざましい連携攻撃を呆けて見ていたエステルは戸惑った後、苦笑した。

「はは……さすがパズモ達だね。」

「へっ。まさか戦う前から勝負が付くとはな。」

「ハッハッハ!美味しい所を奪われちゃったねぇ♪」

「フフ………さすがエステルさんをずっと守り続ける頼もしい方達ですね。」

ヨシュアとアガットは苦笑し、オリビエは笑い、クローゼは微笑んでいた。

(私達の怒り………思い知ったかしら!?)

「わ、私なんかがこんな大事な場面でお役にたてました……!」

「フフ、少しスッキリしましたわね!」

「クー!」

「グオオオオオオオーッ!」

パズモは地面に跪いているワイスマンを睨み、テトリとニルは嬉しそうな表情をし、クーとカファルーは雄たけびを上げ

(クク……ようやく一矢報いてやったぞ……!)

そしてサエラブは不敵な笑みを浮かべた。

「一矢って……どう見てもやり過ぎなんですけど……ま、いっか!みんな、ありがとう!一端戻って!」

サエラブの念話を聞いたエステルは呆れた後、パズモ達を一端戻した。

「さ~てと!とっとと降参した方が身のためよ?教授。」

「おのれ………”蛇の使徒”たるこの私に舐めた真似を………!」

勝ち誇った笑みを浮かべているエステルをワイスマンは睨んだ後、自分の傍に落ちてあった杖を無事だった片手で拾い、”輝く環”の真下に転移した。



「あ……!」

「……どうするつもりだ!?」

「このまま”盟主”に献上するつもりだったが気が変わった……。貴様らが歯向かった相手がどのような存在かを思い知るがいい。」

その様子を見たエステルは声を上げ、ヨシュアはワイスマンを睨み、ワイスマンはエステル達を睨んだ後、”輝く環”の中心に入り込んだ。 すると、”輝く環”から波動が流れ始めた。

「な、なんなの……」

「こ、これは……」

「まさか………”環”と融合している………!?」

ワイスマンの行動を見たエステルは戸惑い、ヨシュアは驚き、クローゼは信じられない表情で推測した。そしてワイスマンは巨大な何かに変わった!

「あ……………………」

「こ、こいつは……!?」

「こ、この霊圧は……!」

「ククク……この感覚……思った以上に悪くない……。さて……まずは試させてもらおうか……。人を新たなる段階へと導く”天使”の巨いなる力をね……!」

エステル達が驚いている中、ワイスマンは不気味に笑った。そしてエステル達は何度もワイスマンに攻撃したが、一切攻撃が何かに阻まれて、通らなかった。



「フフ……やっと思い知ったようだね。これが真の力というものだ。」

戦いで疲労しているエステル達にワイスマンは不敵に笑って言った。

「そ、そんな……。何でこっちの攻撃がぜんぜん当たらないのよ……」

「何らかの障壁を展開し続けているんだ……。でも……ここまで通用しないなんて……」

「クク、七至宝の中でも”輝く環”は空間を司る存在……。導力魔法とは比べ物にならない圧倒的な『絶対障壁』を展開できる。もはや私と君たちとでは存在の次元が違いすぎるのだよ。」

エステルの言葉にヨシュアが答えたその時、ワイスマンは凶悪に笑って答えた後、エステル達に魔眼を放って、動きを止めた!

「うぐっ……」

「ま、魔眼………!」

「やれやれ……見事なまでの悪趣味だ……」

「チッ……サド野郎が……!」

「ワイスマン……貴方は……」

エステル達が悲鳴を上げている中、ヨシュアはワイスマンを睨んだ。

「クク……その目……やはりお前は殺すには惜しい……。じっくり調整しながら再び『聖痕』を埋め込んでやる……。そしてまた希望を与えてからその芽を摘み取ってやろう……。希望が絶望に変わる表情……今から楽しみだよ……ククク……」

ワイスマンが凶悪な笑みを浮かべて言ったその時!

「やれやれ……。もはや悪趣味と言うより病気と言った方が良さそうだな。」

ドラギオンに乗ったレーヴェが現れた!

「あ……!」

「レーヴェ!?」

レーヴェの登場にエステル達が驚いている中、レーヴェはドラギオンに攻撃を仕掛けさせた!

「フン……止めを刺しておくべきだったか。しかしレーヴェ。君が来たところで何ができる?いかにドラギオンといえど”環”の障壁を破ることは不可能だ。」

「……だろうな。ところでワイスマン。一つ聞いておきたいことがある。『ハーメルの悲劇』……貴様はどの程度、関与していた?」

「!?」

ワイスマンの言葉に答え、レーヴェが問いかけた言葉にヨシュアは驚いた。



「おお、人聞きの悪いことを言わないでくれたまえ。あれはあくまで帝国内の主戦派が企てた事件だろう?どうして私が関与するのかね?」

「それは貴様が“蛇”だからだ。弱味を持つ人の前に現れて破滅をもたらす計画を囁く……。そして手を汚すことなく、自らの目的を達成してしまう……。……それが貴様のやり口だろう。」

「あ……」

「実際、主戦派の首謀者たちは当時あったという政争に敗れて後がない者たちばかりだったと聞く。もし、10年前の戦争すら今回の計画の仕込みだったのなら……全てのことに説明がつくと思ってな。」

「ククク……なるほどな。まあ、おおむね君の指摘通りと言えるだろう。」

「!!」

ワイスマンの信じられない答えを聞いたヨシュアは目を見開いて驚いた!

「もっとも私がやった事は、彼らに猟兵くずれを紹介してハーメルの名を囁いただけさ。それだけで事態は動きだし、瞬く間に戦争へと発展してしまった。クク……人間の業を感じさせる実験結果だったよ。」

「……さすがにそれは洒落になっていないな………!」

「……貴様……。……貴様のせいで……ミーシャは……俺の妹は……」

「………許せない……貴方は………最低です………」

ワイスマンの話を聞いたオリビエ、アガット、クローゼは怒りの表情で睨み

「……吐き気がしてきたわ。」

エステルはワイスマンから目を逸らして言った。

「なるほど……。大方、予想通りということか。」

一方レーヴェは冷静な様子で答えた。

「……おや、意外と冷静だね。私としてはもう少し、憤って欲しいところではあるが。」

「フフ、俺の心はとうに冷め切っているからな……。しかし先ほどの、貴様に背後から昏倒させられた失態、”剣帝”としては屈辱の極みだ。その借りだけは返させてもらうぞ。」

「なに……」

レーヴェの言葉にワイスマンが驚いたその時、レーヴェは自らの剣――ケルンバイターを『絶対障壁』に叩き付けた!



「ば、馬鹿な……。”環”の絶対障壁が……。!!!そうか……その剣は!」

「そう……。俺が”盟主”より授かった剣……。貴様の杖と同じく、『外』の理で造られた魔剣だ……」

「クッ……迂闊であったわ……。……ええい……離れろ……離れろ……この痴れ者がッ!」

レーヴェの言葉を聞き、狼狽えたワイスマンは何度もレーヴェとドラギオンを攻撃した!

「ガッ!?」

ワイスマンの攻撃によって、ドラギオンは破壊され、レーヴェは吹っ飛ばされた!

「グッ……」

そしてレーヴェは地面に倒れたまま、呻いた。

「クク……死ねっ!!」

そしてワイスマンは光の槍を頭上に作って、レーヴェに向けた!

「レーヴェ!逃げて!!」

それを見たヨシュアは悲鳴を上げた。

「クク……もう遅い。」

そしてワイスマンは光の槍をレーヴェに放った!

「レーヴェ―――ッ!!」

それを見たヨシュアが叫んだその時!

「させない!……ハアッ!!」



プリネがレーヴェの前に飛び込んできて、レイピアを振るって、槍を弾き飛ばした!



「え………」

「プ、プリネ!?」

プリネの登場にヨシュアは呆け、エステルは驚いた。

「聖なる水よ!傷ついた者達に聖なる慈悲を!トータルヒーリング!!」

さらにその時、エステル達に治癒魔術がかかり、エステル達の傷を回復すると同時に魔眼の効果を解いた!

「フフ、どうやら間に合ったようだね。」

「ミント!」

ミントの登場にエステルは明るい表情で声を上げた。

「ティア・オル!!」

そしてプリネはアーツでレーヴェの傷を完全回復した。

「大丈夫?レーヴェ。」

「……ああ。また、助けられたな。」

プリネに微笑まれたレーヴェは静かに頷いて立ち上がった。

「そ、それにしても2人ともあの状況でどうやって、ここまで来たの!?」

「……レーヴェがエステルさん達の所に向かった時、急に嫌な予感がしましたから、後の事はお父様達に任せてミントやツーヤと共に先に援軍に来させて頂きました。」

驚いて尋ねたエステルの疑問にプリネは微笑みながら答えた。

「そ、そうなんだ……って、ツーヤがいないようだけど……」

「ツーヤはここに来る途中、大量の人形兵器が現れて、その対処をペルル達と共にしています。」

「ツーヤちゃん達が道を切り開いてくれたお蔭でミントとプリネさんが来れたんだ!」

「そうなんだ……ありがとう、2人とも!助かったわ!」

プリネとミントの説明を聞いたエステルはお礼を言った。



「おのれ………”覇王”達の加護で育った小娘ごときが私の邪魔をするなあっ!!」

一方ワイスマンは怒りの言葉を叫んだ後、プリネとレーヴェにすざましい雷を放った!

「!!」

しかしプリネはレーヴェの前に出て両手で簡易結界を展開して、攻撃を防いだ!

「クッ………」

ワイスマンの攻撃を防いでいたプリネだったが、威力がすざましい為、押され始めていた。

「プ、プリネ!?」

「私は大丈夫です!それよりエステルさん!貴女とミントが持っている剣はこの世界とは異なる私達の世界で作られた”神剣”!もしかしたらレーヴェの剣のように絶対障壁を破れる可能性があります!」

心配の表情で声を上げたエステルにプリネは攻撃を防ぎながら叫んだ。

「!!わかったわ!ミント!」

「うん!」

プリネの言葉を聞いたエステルはミントと共にそれぞれの神剣を抜いた!

「剣よ!今こそミント達の希望を”拓いて”!」

「むんっ! 受けてみよ、剣帝の一撃を!」

そしてミントとレーヴェはSクラフトの構えをし

「我に眠りし命の炎よ……我が前へ!!」

エステルは神剣にクラフト――聖炎剣を使って”聖炎”を宿らせた!



「希望を拓く(エスぺランサー)!!」

「鬼炎斬!!」

エステルが神剣に聖炎を宿したその時、ミントとレーヴェはSクラフトを放った!

「バ、バカな………!『絶対障壁』が……!ガアッ!?」

2人が放ったSクラフトによってワイスマンの絶対障壁は破壊され、さらにミントが放った光の道は障壁を突き破ると同時にワイスマンに大ダメージを与えた!そしてワイスマンがダメージを受けて怯んだ事によって、プリネへの攻撃も中断された。

「『絶対障壁』がなくなった……今なら攻撃が効く!」

それを見たヨシュアは仲間達に言った。

「フッ、反撃開始だ!お見せしよう!真なる美の2重奏を!!エーテルバレット!!」

「ガッ!?」

ヨシュアの言葉を聞いたオリビエは口元に笑みを浮かべた後、”ハウリングバレット”の弾に魔導の力を相乗させて、すざましい威力のエネルギー弾を放つSクラフト――エーテルバレットを放ち

「万物の根源たる七耀を司るエイドスよ…………その妙なる輝きを持って我らの脅威を退けたまえ…………光よ!我に集いて魔を討つ陣となれ!サンクタスノヴァ!!」

「グアッ!?」

さらに続くようにクローゼもSクラフトを放ち

「ミーシャの仇……今ここで取ってやる……!らぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

そしてアガットはウィルが作った武器――すざましい炎の秘印術がこめられている事によって”烈火の剣”の異名を持つ両手剣――デュランダルにすざましい闘気を込めた!すざましい闘気が籠った事によって、剣自身に眠る力が目覚め、すざましい炎を出した!

「テメエの顔も見飽きたぜ!奥義!」

そしてすざましい闘気と炎がこもった両手剣で突進し

「ファイナリティブラスト!!」

大爆発を起こしながら斬りあげた!

「グアアアアッ!?」

デュランダルに眠る力を利用し、すざましい闘気の爆発で攻撃するアガットのSクラフト――ファイナリティブラストを受けたワイスマンは悲鳴を上げた!

「もう……僕は逃げない!ハァァァァァ……!ハアッ!」

そしてヨシュアは自分の分身を作り出して、それを衝撃波として放ち

「せやっ!」

Sクラフトを放った!そしてヨシュアが技を出し終わると、ヨシュアが放った衝撃波がワイスマンを襲った!そして元の場所に戻ったヨシュアは新たなるSクラフトの名前を叫んだ!

「ガアアアアアッ!?」

その技は”飛燕剣”の奥義の初歩技を組み込んだ奥義!その名は……!

「秘技・幻影奇襲(ファントムレイド)・舞の型!!」

ヨシュアのSクラフト――秘技・幻影奇襲に紅燐剣を加えた技によって、ワイスマンの身体にあちらこちらの斬り傷が出来ていた。

「真なる焔よ、燃え上がれっ!!」

ヨシュアがSクラフトを放ち終わった頃、いつの間にか金髪と紫紺の瞳になっていたエステルは神剣にすざましい炎を纏わせて、炎の長剣と化させた!

「ハアァァァァァ………!」

そしてエステルは炎の長剣を両手で構えて、叫びながらワイスマン目掛けて走り

「真なる焔の剣!!」

エステルは炎の長剣を右方向から袈裟斬りに斬った!!

「ギャアアアアアアアアアアッ!?」

聖炎を纏わせる事によって普段以上の威力を持ち、さらに神剣の威力も相まってすざましい威力をたたき出すリンより受け継いだ奥義――真なる焔の剣によって、ワイスマンは大ダメージを受け、悲鳴を上げた!



「お、おのれ………ここまで私を侮辱する真似をするとは……!それもこれも貴様が現れてからだ!”姫君(プリンセス)(オブ)姫君(プリンセス)”!」

ワイスマンは弱った状態でプリネを見て叫んだ。

「黙りなさい!もう、これ以上貴方に”ハーメル”のような悲劇を起こさせないわ!………私にとって大事な弟であるヨシュアを!そして……私にとって大事な人のレーヴェをこれ以上傷つかせない!」

「あ………ま、まさか本当に………!」

「……………!」

プリネの言葉を聞いたヨシュアは希望を持った表情で、レーヴェは目を見開いてプリネを見つめた。

「何だと……?貴様は一体何者だ!?」

一方プリネの言葉の意味がわからなかったワイスマンは叫んだ。

「……我が名はプリネ。プリネ・カリン・マーシルン!”謳われし闇王”と”闇の聖女”の娘にして、かつて”ハーメルの悲劇”で逝ったヨシュアの姉……カリン・アストレイ!」

「え!?」

「何だと!?」

「ほう……!?」

「プリネ………!ついに決心したんだね……!」

「フフ……ここに来る途中なんで、プリネさんのお父さん達を置いて先に来た理由を聞いた時は驚いたけど……それ以上に嬉しかったよ。パパのお姉さんなんだから。」

プリネが自分の真実を叫ぶと同時にプリネの髪は美しい黒髪に、瞳は琥珀の瞳になった!そしてプリネの真実を知ったクローゼ達は驚き、エステルとミントは明るい表情をした。

「ね、姉さん……!本当に姉さんは新たな生を受けていたんだ………!」

「カリン………………」

一方ヨシュアは泣きそうな表情でプリネを見つめた。また、レーヴェはプリネを見つめていた。

「………ごめんね、ヨシュア、レーヴェ。ずっと黙っていて………それに私が逝ったせいで貴方達に辛い道を歩ませてしまって………」

「姉さんが謝る必要なんて……ないよ……!姉さんが生きているのならそれだけで十分だよ…………!」

「………お前が気にする必要はない。その時の俺は俺自身が望んで歩んだ道なのだからな。それより……エステル・ブライトの言う通り、本当に新たな生を受けたのか……カリン。」

辛そうな表情で謝るプリネにヨシュアは涙を流しながら言い、レーヴェは静かに答えた後、口元に笑みを浮かべてプリネを見つめた。



「フフ、もう前と違って守られるだけのか弱い女ではないわよ?それは貴方自身、一番よくわかっているのではないのかしら?」

「フッ。言うようになったな。」

上品に笑って自分を見つめるプリネにレーヴェは苦笑しながら答えた。

「おのれ…………!なら貴様を殺して、”漆黒の牙”と”剣帝”を絶望に陥らせて、この私が人形にしてくれる!死ねえ!!」

一方ワイスマンは複数の光の槍をプリネに放った!

「!!」

それを見たプリネはレイピアを構えたが

「はっ!!」

「せいっ!!」

ヨシュアとレーヴェがプリネの前に出て、それぞれの武器を振るって、光の槍を弾いた!

「今度こそ絶対に姉さんを!エステルを!レーヴェを!僕の大事な人達は失わせない!」

「あの時は守れなかったが………今度こそはカリン。絶対にお前とヨシュアを守る………!」

ヨシュアとレーヴェはプリネを庇うかのように、プリネの目の前で決意の表情でワイスマンを睨んで言った。

「ヨシュア………レーヴェ………」

「えへへ………なんだか照れるわね。」

2人の決意を聞いたプリネは優しい微笑みで2人の背中を見つめた。また、ヨシュアの言葉を聞いたエステルは照れた表情でヨシュアを見つめた。



「フン、戯言を………!所詮貴様らの無駄な足掻きというものだ。無限の力を秘めた”環”の前では―――」

ワイスマンが鼻を鳴らして答えたその時、ワイスマンの身に異変が起こった。

「な、なんだ……?”環”が…………私の中の”環”が……!」

ワイスマンが戸惑っていたその時、地下から蛇のような生命体が登ってきてワイスマンに噛みついて、一体化した!

「ぐっ……おおおおおおっ……!」

それにより、”輝く環”と融合したワイスマンの姿はさらに変化し、凄まじい力が(ほとばし)った!

「て、天使………!?」

「くっ………何という霊圧だ………!」

「今までの敵とはけた違いの強さを持っているようだな………!」

変わり果てたワイスマンの姿を見たクローゼは驚き、オリビエとアガットは警戒した表情になった。

「どうやらこれが最後の悪あがきみたいですね………」

それを見たプリネはレイピアを構えてワイスマンを睨み

「遊撃士として!リベールの市民として!そして何よりも人として!」

「この世界に生きる人達の為に!」

「ワイスマン……僕達は貴方を倒す!」

「貴様に受けた屈辱………今ここで全て返させてもらうぞ………!」

エステル、ミント、ヨシュア、レーヴェは決意の表情で叫んだ!



そしてミント、プリネ、レーヴェを加えたエステル達はワイスマンとの決戦を開始した……………!











 
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