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転生特典は聖槍の影打

作者:ワッパー
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2話 昼寝をすると夜眠れない


翌日

「あー眠くて布団がフカフカ〜」

「まったく……何で空はこんなにダラけてるのかしら…」

『zzz…………』

「フェンも寝てるし……まぁいいかー寝よ……zzz……」

結局2人と1匹はロスヴァイセが来るまで寝ていたとさ


その夜


「あー寝付けねぇ……」

『俺もだ』

「私もよ……」

結局寝付けなかった2人と1匹は深夜の町を散策する事に


「我ながら自堕落な生活をしてるよなー」
自嘲的に笑う空に

「それはあなただけよ、みんな思い思いだけど規則正しい生活してるわよ」

『ルサルカ嬢も似たようなものだろう、それよりも空、ダーインスレイブはどうなっている?』

フェンの質問に少し思案したのちに

「黒円卓の聖槍に取り込めたんだけどさ…何故かこいつ単体で形成出来んだよ……形成 ダーインスレイヴ」

すると空の左手には鞘に収まっている西洋剣……ダーインスレイヴが形成されていた

「何でかしらね?」

「さぁな……っと此処かフェン?」

『うむ、この辺りからだ…』

フェンに案内された先は町でも有名な廃墟だ、一部では心霊スポット扱いされている


「まさか……な」
空は何とも言えない予感がこの時していた


廃墟に入ると目の前には

「ん?なんかいい匂いがするぞ?美味いかな?不味いかな?まぁ食べれば解るか」

4本足で上半身人間の化け物がいました……あはっ!


「フェン……明日の飯抜き!」

『何故だ!空に丁度いい練習になるだろう実力だぞ!』

「うるせぇ!なんだあれ!明らかに幽霊じゃねぇよ!地に足ついてるよ!」

「2人とも悠長にしないほうが……」


「無視をするなあああ!人間!」
化け物が手持ちの武器を振り下ろしたが

「よっと」

空は簡単に右手で白刃取りした

「本当に人間辞めてるよなー」

「空〜必要なら手を貸すけど〜」

ルサルカの方に向き直り、別にいいと言った


「フェンの言うように実験にはお似合いだ…」

この時少し笑みを浮かべていたという。


「形成……ダーインスレイヴ」

 
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