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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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PM13:00

ラポールタマムシにて


サトシ:「お疲れ様ですっ」




部長:「お前ら急げっ、、それはこっちだ!
その五箇条もはずせっ!」


サトシが出勤すると、社員が一斉に
掃除や片付けをしていた。



サトシ:「、、あの、何かあったんですか?」

サトシは近くにいた社員Aに問いかけた。


社員A:「今日は本社から視察団が来るんですっ」


サトシ:「あっ、そうなんですか」

サトシ(ブラック企業だってばれないように
部長が指示して隠蔽工作してるのか、、
このままバレればいいのにっ)


サトシは自分の机に荷物を置き、
気が進まないまま他の社員の手伝いをした。


サトシ(本社からの視察団か、、っていうか、
本社ってどんな人いるんだろう)


サトシは入社して、一度も本社の
人間と会った事がなく、以前から
少し気になっていた。



部長:「よし、片付いたなっ、全員仕事に戻れっ」


部長の指示で、社員は各自
それぞれの仕事についたっ。


サトシ:「それじゃあ、外回り行ってきます」

サトシが仕事で外回りに行こうとすると、、


部長:「待てサトシ」


サトシ:「はい?」


部長:「、、お前、健康診断にしては
随分遅いじゃねぇか。」


この日、サトシは健康診断の為
午前中は休みをとっており
1時出勤のはずであったが、部長の機嫌が
悪いため八つ当たりの対象となった。


サトシ:「でも自分、今日は午後出勤の、、」



部長:「口答えすんじゃねぇ!午後出勤だろうが
何出勤だろうが終わったら早くこいや!」


サトシ:「えっ!、、あ、すいません、、」


部長:「罰として減給だっ!」


サトシ:「そ、そんなっ!」


サトシは部長の八つ当たりで
減給になってしまった。

サトシ(くっそ〜、ポケモンがいたら
こんな奴コテンパンに出来たのにっ)


サトシは納得がいかないまま
外回りに向かった。



 
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