サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

サトシ（しまった！さっき飲んだ
”さぁ行こうソーダ”の蓋を閉めるの忘れてた！！）

サトシのカバンの底は”さぁ行こうソーダ”で
浸水してしまった。
もちろん、パンフレットも水浸しである。


サトシ：「ん〜〜っと〜、、、」


タマスポ店長：「ん？どうされました？」


サトシ：「いやぁ、、ははっ。、、
それにしても今日は暑いですねっ笑」


タマスポ店長：「まだ4月ですが、まぁ
ここは都会ですし確かにこの時間帯は
暑くなりますよね！おまけに
この部屋は陽の入りが良いですし、、
あっすみません！飲み物がまだでしたね！
今いれてきますね！」

タマスポの店長は一旦席を外し、
店長自らが飲み物を準備しにいった。


サトシ：「あっお構いなく！」

サトシ（やべーぞ、どうする、、）

焦りと緊張の中、サトシの手は
汗と”さぁ行こうソーダ”で
震えていた。


タマスポ店長：「どうもすみません！ささっ
どうぞ！」


店長が出してきた飲み物は
お茶でもコーヒーでもなく、
透き通った青色のジュースだった。


タマスポ店長：「これ、
新発売の”さぁ行こうソーダ”
という飲み物みたいですよ！」


サトシ：「へっ、ヘェ〜、、」

サトシ（うちの商品じゃねーか！今日取り寄せた
ばっかでなんでここにあるんだ！）


タマスポ店長：「さっきタマムシデパートで
宣伝してまして、お試しで一本貰ってきました」


サトシ：「そ、そ〜なんですか〜」

サトシ（そういう事か）




タマムシ：「それで、見て頂きたい物とは？」


サトシ（よし、雑談を挟んだ今がチャンスだ）


サトシ：「見て頂く前に、やっぱり
相談といいますか、、その、、、
我が社で作っているプロテインの事です。」


タマムシ：「ほう、プロテインですか。」


サトシ（よし、パンフレットは次回
持ってくるとして、パンフレットに書いてある
内容の一部を説明して今日はもう終わろう）