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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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7

タマムシシティにて、、、


サトシ:「今日は早く仕事終わらせてさっさと帰ろう」


あの夢を見たせいか、サトシは憂鬱な気分のまま
会社に向かった。


そして、タマムシ駅から歩くこと20分、
サトシは会社に着いた。
表の看板には
株式会社「ラポール・タマムシ」と
書かれており、ここが
現在サトシが勤めている会社である。




ラポールタマムシ
営業部にて。


サトシ:「おはようございます。」


社員A:「おはようございます」

社員B:「おはようございます」



サトシは他の社員に挨拶を済ませると、
自分の机に座り仕事の準備をした。

サトシ(今日で3年目か)


サトシは特に頭がいい訳でも
仕事ができる訳でもないが、何とか
今の仕事を継続している。

しかし、仕事が続いているのには、
理由があった。

サトシの所属している
ラポールタマムシ営業部の壁に貼ってある
”営業心得五箇条”

一、業務の為には体を張るべし


二、休みは仕事に使うべし


三、給料は人の為に使うべし


四、私情は捨てるべし


五、会社に感謝すべし

社員は以上の項目を厳守し、
尚、自主退社は会社側が
了承した適切な理由で無い限り
固く禁ずる。
又、守秘義務として
業務内容、社内状況を部外者に
漏らした場合、漏れた場合は
連帯責任として社員全員解雇とする。




そう、サトシの勤めている
ラポールタマムシとは、世間に
知られていない
ブラック企業なのだ。





ガラッ

社員A:「⁉︎ 部長!おはようございます!」



サトシ&社員一同:「おはようございます!」



部長(元カラテおう):「もっと声張らんかぁ‼︎」



一同:「はっっはよざいやぁあす!」


部長:「よし、朝礼始めるぞ」



サトシ(チッ うぜー奴がきたぜ)













 
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