アニメにおけるOCGデッキの可能性

リハビリ作のようなものです。環境の青眼を回したことないので、少々拙いとは思いますが、御容赦ください。 

｢俺の先攻！ 俺は魔法カード、竜の霊廟を発動し、青眼の白龍を墓地に送る。さらに、竜の霊廟の効果でもう一枚ドラゴン族モンスターを墓地に送る。よって俺はさらに伝説の白石を墓地に送る！ このカードが墓地に送られたとき、デッキから青眼の白龍を手札に加える！ 魔法カード、復活の福音を発動し、墓地より蘇れ、我が最強のしもべ、青眼の白龍！ さらに手札から青き眼の賢士を通常召喚！ その効果で俺はエフェクト・ヴェーラーを手札に加える！ レベル８、青眼の白龍にレベル１、青眼の賢士をチューニング！ 我が最強のしもべよ！ 異界の力をもって更なる存在へと昇華せよ！ シンクロ召喚！ レベル９、青眼の精霊龍！ フハハハ！ これで俺はターンエンドだ！｣

社長が張り切っておられる。どうやらOCG次元に飛ばされたらしい社長は青眼が環境トップであることをいたく御満悦らしい。カードショップで札束ビンタしてたらしいし。その結果がこれだよ！ 相手に俺を選ぶのやめて！？お前も青眼を使え。ただし、真似るな、とか無理難題を言いよってからに。

……文句はこれくらいにして。社長のフィールド上には精霊龍が守備表示。白い龍が地面にエネルギーを蓄えているかのように臥せっている。伏せカードはないが墓地にはドラゴンの破壊を防ぐ復活の福音。手札には効果を打ち消すエフェクト・ヴェーラー。さらに精霊龍から進化する月華竜、クリスタルウィング、閃こう竜、蒼眼の銀龍がやっかいだ(ミカエルも出せるが今は無視)。

ガチはやめて欲しい……。だから多少メタに走っても文句はないよね？

｢俺のターン、ドロー。手札から調和の宝札を発動。手札の太古の白石を墓地に捨て、二枚ドロー｣

とはいえ、このデッキは遅いからな……。相性は良くても辛い。

｢俺は破壊剣士の伴竜を通常召喚。効果を発動する｣

｢させん！ 手札からエフェクト・ヴェーラーを墓地に送ることでその効果を無効にする！｣

うん、知ってた。伴竜が泣きそうだ。

｢なら、手札からワン・フォー・ワンを発動。手札のエクリプス・ワイバーンを墓地に送り、破壊剣-ドラゴンバスターブレードを特殊召喚。墓地に送られたエクリプス・ワイバーンの効果により、デッキから混沌帝龍ー終焉の使者ーをゲームから除外する。フィールド上のレベル１モンスター二体でオーバーレイ。エクシーズ召喚。来い、森羅の姫芽宮｣

当然守備表示だ。当たり前といえば当たり前。

｢姫芽宮の効果発動。オーバーレイユニットを一つ使い、デッキトップをめくる。……めくられたカードは破壊剣士融合。よって手札に加える｣

｢ふぅん、破壊剣士融合か。だがお前のフィールド上にはバスターブレイダーは存在しない。つまり、何の意味も持たない｣

まあ、そうなんだが……。

｢……カードを二枚伏せてターン、エンドだ｣

｢無視か。まあ、いいだろう。お前のエンドフェイズに青眼の精霊龍の効果を発動！ 自身をリリースし、蒼眼の銀龍を特殊召喚する！ 青眼の精霊龍で特殊召喚されたモンスターはエンドフェイズに破壊されるが……ふ、説明するまでもあるまい｣

蒼眼の銀龍は破壊されない効果と効果の対象にならない効果をエンドフェイズまでフィールド上のドラゴン族モンスターに付与する効果がある。それは蒼眼の銀龍も例外ではない。

｢こちらも太古の白石の効果を発動。デッキから白き霊龍を守備表示で特殊召喚する｣

そしてここでその効果を使ったのは……。

｢ふん。では俺のターン、ドロー！ スタンバイフェイズ、蒼眼の銀龍の効果が発動し、墓地の青眼の白龍は蘇る！｣

……この効果を使うためだ。使いこなすのがえらく早いな、社長……。

｢魔法カード、ドラゴン・目覚めの旋律を発動。手札の青眼の白龍を墓地に送り、デッキから青眼の白龍と青眼の亜白龍を手札に加える。手札の青眼の亜白龍の効果発動。手札の青眼の白龍を相手に見せることで特殊召喚する！ そして青眼の亜白龍の効果発動！ 攻撃を放棄する代わりにお前の白き霊龍を破壊する！｣

白き霊龍が亜白龍の咆哮で消し飛ぶ。……ここを逃すとヤバそうだな。

｢罠カード、破壊剣の追憶を発動。手札の破壊剣一閃を墓地に送り、デッキから破壊剣の使い手ーバスター・ブレイダーを特殊召喚する｣

｢……なるほど。ならばレベル８二体でオーバーレイ！我が記憶に眠る二つの希望！その希望を隔てし闇の大河を貫き今その力が一つとなる！エクシーズ召喚！！現れろＮｏ.３８！希望魁竜タイタニック・ギャラクシー！｣

それ、カイトだろ！？というか破壊剣融合を警戒して魔法を打ち消すモンスターを持ってきやがった……。

｢手札からトレードインを発動。青眼の白龍を墓地に送り、二枚ドロー！ そして蒼眼の銀龍を攻撃表示に変更し、バトルだ！ 行け！ 蒼眼の銀龍！ 邪魔な壁モンスターを打ち砕け！｣

守備力わずか100の姫芽宮に耐えられるわけがなく、光の中に消えていった。

｢フハハハ！ 行け、希望魁竜タイタニック・ギャラクシー！ 竜殺しの愚かなドンキホーテに攻撃しろ！ 破滅のタイタニック・バースト！｣

｢ぐっ……｣

｢まだだ！ 手札から速攻魔法、銀龍の轟咆！ 墓地より青眼の白龍を特殊召喚！ ダイレクトアタックだ！ 滅びのバーストストリーム！｣

｢……｣

光に包まれるのは少々恐ろしいのだが、まあ、うん。慣れた。闇のゲームでなければ問題ない。

8000→5000

｢ふぅん、俺は太古の白石を召喚。レベル８の青眼の白龍にレベル１の太古の白石をチューニング！ 来い！ 二体目の青眼の精霊龍！｣

ヤバイ

｢エンドフェイズに太古の白石の効果で白き霊龍を特殊召喚！ 効果でお前の伏せカードを除外する！｣

伏せカードは破壊剣融合。バックまですべて処理された。

｢フハハハ！ やはりそれか！ だが残念だったな！ 除外されては手札に回収できまい？｣

本当にそれがネックである。

｢くっ……俺のターン、ドロー。墓地の太古の白石の効果発動。このカードをゲームから除外し、白き霊龍を手札に戻す。手札からトレードインを発動。白き霊龍を墓地に送り、二枚ドロー。さらに調和の宝札を発動、破壊剣ードラゴンバスターブレードを墓地に送り、二枚ドロー。破壊剣士の伴竜を通常召喚、効果発動。デッキから破壊剣融合を手札に加える。そして破壊剣士の伴竜をリリースし、墓地から破壊剣の使い手ーバスター・ブレイダーを特殊召喚。そして破壊剣融合を発動する｣

｢小癪な真似を！ 希望魁竜タイタニック・ギャラクシーの効果発動！ その魔法カードの発動を無効にし、このカードのオーバーレイユニットにする！ 消滅のスケイルズ・ストーム！｣

変身中は邪魔してはいけないというお約束を無視するとは……。まあ、邪魔しないと社長の負けだからな。

｢手札の破壊剣ーウィザードバスターブレードの効果発動。フィールド上の破壊剣の使い手ーバスター・ブレイダーに装備。そのまま墓地に送り、墓地から破壊剣ードラゴンバスターブレードを手札に戻す。そして破壊剣ードラゴンバスターブレードを破壊剣の使い手ーバスター・ブレイダーに装備する。そしてそのまま特殊召喚。レベル７の破壊剣の使い手ーバスター・ブレイダーにレベル１の破壊剣ードラゴンバスターブレードをチューニング。レベル８、レッドデーモンズ・スカーライト。効果により、相手フィールド上に存在するこのカード以下の攻撃力を持つモンスターをすべて破壊する｣

｢ならば墓地の復活の福音の効果を発動。このカードをゲームから除外し、破壊から守る！｣

｢だったら戦闘で仕留めるまでだ。レッドデーモンズ・スカーライトで希望魁竜タイタニック・ギャラクシーを攻撃｣

これでやっかいなモンスターはいなくなった。

｢カードを一枚伏せ、超再生能力を発動。エンドフェイズに三枚ドロー｣

｢ふぅん、そうでなければ面白くない。このギリギリの緊張感。それがこの俺を熱くさせる！ 俺のターン、ドロー！ スタンバイフェイズ、蒼眼の銀龍の効果で墓地の青眼の白龍を蘇生！ バトルだ！ 青眼の白龍でダイレクトアタック！｣

｢トラップ発動、破壊剣の追憶。この効果により、手札の破壊剣の使い手ーバスター・ブレイダー墓地に送り、デッキから破壊剣の使い手ーバスター・ブレイダーを守備表示で特殊召喚する｣

｢なるほど……いいだろう。だが攻撃は続行だ！ 行け！ 青眼の白龍！｣

消し飛ぶバスター・ブレイダー。もうちょっと頑張れなかったのか竜殺し。

｢さらに蒼眼の銀龍でダイレクトアタックだ！｣

｢この瞬間、墓地の破壊剣の追憶をゲームから除外し、効果を発動する｣

｢それだけは赦さん！ 青眼の精霊龍の効果発動！ 墓地で発動する効果を無効にする！｣

｢ならばもう一枚の破壊剣の追憶をゲームから除外し効果を発動！｣

｢くぅ……｣

悔しそうにこちらを睨む社長。いや、こうしないと死ぬから。

｢墓地の破壊剣の使い手ーバスター・ブレイダーとエクリプス・ワイバーンをゲームから除外し、竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダーを融合召喚する。さらにエクリプス・ワイバーンが除外されたことにより除外されている混沌帝龍ー終焉の使者ーを手札に加える｣

竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダーの攻撃力は相手の墓地とフィールドに存在するドラゴン族モンスターの数×1000が数値に加算される。つまり、今現在、社長の墓地に存在するドラゴン族は八枚。フィールドには四枚。つまり攻撃力は……。

｢攻撃力14800か……。だが、何故守備表示なんだ？｣

ニヤニヤしている社長。いや、わかってるだろうに。

｢精霊龍からクリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンを出されてジ・エンドだろうに｣

｢ふぅん、流石に引っ掛からないか｣

相当機嫌がいいようで凄くニヤニヤしている。うわぁ、怖い。

｢ならばバトルフェイズは終了だ。レベル８の青眼の白龍とレベル８の白き霊龍をオーバーレイ。エクシーズ召喚、こい！ ランク８、森羅の守神アルセイ。効果により、デッキトップを宣言する！ せっかくだ、神の名、オベリスクの巨神兵にしておこう｣

めくれたカードは銀龍の轟咆。

｢ならばオーバーレイユニットを一つ使い、竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダーをデッキに戻す！｣

｢墓地の破壊剣一閃の効果発動。このカードをゲームから除外し、その効果を無効にし、破壊する｣

墓地から一閃、アルセイは袈裟斬りに切り分けられた。

｢ならば青眼の精霊龍をリリースし、月華竜ブラックローズを特殊召喚。これにより竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダーを手札に戻す！｣

せっかく出した融合バスターブレイダーも速攻で処理されてしまう。

｢手札のグローアップ・バルブを通常召喚！ そしてレベル７の月華竜ブラックローズにレベル１のグローアップ・バルブをチューニング！ 神聖なる光蓄えし翼煌めかせ、その輝きで敵を撃て！ シンクロ召喚！ いでよ！ クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン！｣

また蓋してくるし。やっぱり強化されすぎだと思う。さらっとエンド破壊のデメリットを回避しだすし。

｢さらに俺はカードを一枚伏せ、これで俺はターンを終了する｣

さて、社長もだいぶリソースを使い果たしたはず。…とはいえ、5000なんて正直紙同然なので、未だ危機なのには変わりない。

｢俺のターン、ドロー。手札のエクリプス・ワイバーンを墓地に送り、墓地の破壊剣融合を手札に戻す。エクリプス・ワイバーンのモンスター効果。デッキからレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを除外する｣

｢ならばこの瞬間、増殖するＧの効果を発動。手札からこのカードを捨てる｣

｢だが、手札の混沌帝龍ー終焉の使者ーの効果により、墓地のエクリプス・ワイバーンと破壊剣ーウィザードバスター・ブレードをゲームから除外することでこのカードを特殊召喚する。これにより、除外されているレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを手札に戻す。フィールド上の混沌帝龍ー終焉の使者ーをゲームから除外することにより、レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを特殊召喚。その効果を発動する｣


｢無駄だ！ クリスタルウィング・シンクロドラゴンのモンスター効果を発動！ その効果を無効にし、破壊する！ さらにクリスタルウィング・シンクロドラゴンの攻撃力はそのポイント分、2800ポイントアップする！｣

｢なら、召喚僧サモンプリーストを召喚。効果により、手札の破壊剣融合を墓地に送ることでデッキからエクリプス・ワイバーンを特殊召喚する。レベル４二体でオーバーレイ。エクシーズ召喚。恐牙狼ダイヤウルフ。効果により、オーバーレイユニットを一つ使い、このカードと伏せカードを破壊する｣

ツインツイスターか。防御を割る気だったようだ。

｢自らのカードを割る……血迷ったか！ 手札が一枚で何ができる！？｣

｢コンボで繋げるのは希望。カードは一枚だろうと逆転できる。墓地に送られたエクリプス・ワイバーンの効果発動。デッキから混沌帝龍ー終焉の使者ーをゲームから除外する。そして手札から二枚目の混沌帝龍ー終焉の使者ーの効果発動。墓地のエクリプス・ワイバーンと破壊剣ードラゴンバスター・ブレードを除外し特殊召喚する。そしてエクリプス・ワイバーンの効果発動。除外されている混沌帝龍ー終焉の使者ーを手札に加える｣

｢なにぃ！？｣

｢墓地のエクリプス・ワイバーンとレッドデーモンズ・スカーライトをゲームから除外することにより、三体目の混沌帝龍ー終焉の使者ーを特殊召喚｣

｢ふぅん、だが、大事なことを一つ忘れているぞ？ クリスタルウィング・ドラゴンはレベル５以上のモンスターに対しては無敵のモンスター。例えダークマタードラゴンを出したとしても俺のライフは削りきれん。既に手札はゼロ。勝機は俺の手中に納まった。潔くサレンダーするなら今のうちだぞ？｣

｢……死亡フラグをどうもありがとう｣

死亡フラグをどうもありがとう。……いや、流石社長だ。見事な死亡フラグに思わず口に出てしまった。まあ、うん。手札誘発が怖いが……。

｢レベル８二体でオーバーレイ。エクシーズ召喚。Ｎｏ.４６ 神影龍ドラッグルーオン。そして効果発動。このモンスター以外にモンスターが存在しない時、オーバーレイユニットを一つ取り除き、相手フィールド上のドラゴン族モンスターのコントロールを得る。俺が得るのは当然、クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン｣

｢自分のモンスターを破壊したのは、このための布石か……｣

｢バトル、クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンで蒼眼の銀龍を攻撃。クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンの効果発動。レベル５以上のモンスターと戦闘を行う場合、その攻撃力分攻撃力をあげる。よって、クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンの攻撃力は5800から8300まで上がる｣

8000→2200

｢これでトドメだ。Ｎｏ.４６ 神影龍ドラッグルーオンでダイレクトアタック｣

2200→-800

｢なるほど。このデッキの使い方がようやくわかったぞ！ 礼を言っておこう、異世界のデュエリスト！｣
フハハハハ、なんて言いながら消えていく社長。……なんつう悪夢だ……。 

青眼VS青眼バスブレ(自作)

破壊剣の追憶のイラストを見て衝動的に書いてしまいました。なんかバスブレじゃないじゃんと言われそうですが、あの最期はかなり悩みました。というか精霊龍がキツ過ぎる。墓地発動を抑えられるため、追憶ががが。おかげでフィニッシャーをバスブレにできませんでした。ガッデム。

社長の魔法無効タイミングが遅いのは破壊剣融合を警戒してる故のことです。プレミではありませぬ。バスブレを一回でも許せば即ワンキルコースですからね。まあ、逆もまた危険でしたが。

ちなみに青眼は某サイトにある大会優勝者のデッキを使っています。～を出せば勝ったんじゃね？的な指摘はやめてください。入ってなかったんです。

逆に私の青眼バスブレは実際に回しています。勝てるのか心配でしたがなんとか勝てました（笑）ドラッグルーオンですが、マイナー過ぎるという意見もありそうですが、最近の環境に青眼がいるので入れています。使うのは主に三つ目のドラゴン族効果全無効ですが。それやった上でバスブレSSからの破壊剣融合でワンキルした時は気持ちよかったです。融合バスブレはレベル８なんで青眼と合わせて簡単に出せますしね。

サイドには破壊剣士の宿命が三枚に妖精の風やらいろいろと。青眼、HSR幻影彼岸、命削りクリフォート辺りの対策をしています。宿命はエクリプス・ワイバーンの起動にも使えるし高評価。最悪エンペラ一掃でなんとかなるでしょ、多分、きっと。あとダムドも入っていたり。なにげにラストシーンの主人公はﾎﾞﾁﾔﾐｻﾝﾏｲでした。使おうかと思いましたが、ライフが削り切れないのでボツに。2800＋3000だからね、仕方ないね。

デッキレシピはいつものサイトに……といいたいですが、あのサイト、仕様が変わってデッキが投稿できなくなりました。なのでかなり手間ですので公開するか悩んでます。欲しいという意見があれば公開も考えます。面倒ですが。

一応LINEでデュエルグループがあるので私とデュエルしたい方はそちらに。スカイプ？できたら苦労しないです。V兄様デッキが完成したので多分それを使います。いやあ、メタルフォーゼは悪用できますね。ゴウフウもいい感じです。

とまあ、長くなりましたが、感想その他待っています。例によって指摘したり批判するならまずはサイトに登録してからにしてください。反論できないし、なにより安全地帯からなにを言われても気にしません。よってそれは無視するのでそのつもりで。