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命は有限

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いのちと人生

 
前書き
生命体とは誰しも命を持っている。それだけは絶対にひとつしかないものであり、それは誰も同じことである。
生まれた環境とは、裕福な人から貧乏な人。家族が三人以上いる家庭いない家庭。または男性か女性かまで生まれてくる環境は選べず不平等と呼べるものである。
だが命は誰もがひとつしか持ってなく一度の人生だ。 

 
私は中学の時といえば自分が何をしているのかも分からないような人間だった。奇抜な服装、独特な髪型、乱暴な言葉遣い。世間体から見られば変なヤツだった。色んな呼ばれ方をした。例えば「落ちこぼれ」「ろくでなし」「最低人間」言い出したらきりのないくらいに。
だがそんなレッテルを貼られた私がいまは180°とまではいかなくとも良い人間になってることは確かだ。
そのきっかけとなったのはひとつの音楽。誰が歌ってるのかも知らず、タイトルもしらず、いつの歌かも知らなかった。ひとつわかったのは日本の音楽ではなかった。
だが何故かその音楽にのめり込むほどに一日のほとんど聞いていた。それは今も変わらない。
授業などろくに受けてない私は歌ってる英語の意味さえ分からなかった。ネットで調べようにもネットの使い方もわからずそこから苦労してひとつの英語の意味を調べることに時間を注いだ。
一ヶ月くらいがたちようやく意味がわかった。そのなかのワンフレーズ、たったワンフレーズが心に響いた。4分ほどの音楽のなかの2秒ほどだろうか。あたまからはなれなかった。
「あなたの人生は1度きり」
ただそんな当たり前の言葉だった。自分でも知っているつもりだったことだ。
なら何故心に響いたのだろうか。それは気付いてるふりをしていたからだ。
それからとは言うもの時間を無駄にするようなことはなくした。意味のある1日をつくった。
すると今までろくでもないレッテルを貼られてた私を評価してくれる人間が現れるようになったのだ。
どういうわけだかその音楽と出会って人生が変わった。いや、変わらされたのだ。
私はようやく人間というものに1歩近づけた気がした。 
 

 
後書き
命はひとつ、人生は1回。これほど当たり前なことに気付けていない人間がどれほどいるのだろうか。気づけていてもその人間は有意義に時間を使っているだろうか?
あなたが今日した事は本当に意味のあることだろうか?あなたがこの世からいなくなるときあの1日をほかの事に使えばよかったと決して思わないだろうか?
もう少し周りの声に心と耳を傾けてみよう。そうすればきっとだけど笑って死ねる。 
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