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『最低な女』

作者:零那
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『逃避』



蒼との生活や育児がうまくいかず、未桜は不倫という形で逃げてきた。
蒼は、ギャンブルや自分の元の家族の処へ逃げていった。
方法は違えど、お互いがお互いに逃げたのだ。
其れが別居のきっかけになる。

逃げた道が悪かった。
未桜は残り、蒼は県外に行った。
蒼は、誰よりも優しいから、未桜を責めなかった。
『俺がチャントお前を守ってやれなんだ。見てやれて無かった』って...。

確かにそうやけど、結局は誰かに頼ってしまってる未桜の弱さでもある。
強くなりたい強くなりたいって願ってるくせに、全ッッ然強くなりそうにない。

蒼とは離婚じゃない。
蒼の気分転換。
やりたかったことをやる。
社会勉強になる。

未桜が、此処に居りづらい環境を作ってしまった。
未桜のせい。
支度金も未桜が用意した。
やりたいこと、頑張って欲しい。


 
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