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転生とらぶる

作者:青竹
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機動戦艦ナデシコ
  1250話

 木星蜥蜴と連合軍の戦いになっている、サセボシティ。
 俺が乗っているミロンガ改は、真っ直ぐに戦場となっているそこへと向かっていた。
 機体が起動してから1分も経たず、ミロンガ改の姿は戦場へと到着する。
 戦場となっている場所では、連合軍の戦闘機がバッタやジョロといった機体と戦いを繰り広げていたが……戦闘機では木星蜥蜴の無人兵器には到底叶わず、一方的に撃破されていた。
 さて、このまま戦闘に突入してもかまわないのだが、下手に何も言わずに戦闘を開始すれば、所属不明機である俺も攻撃される可能性は高い。
 軍としては当然の判断だろうが、それでも俺としては面白くない。
 ……まぁ、ダメージを受けるかどうかと言われれば、その辺の心配はいらないのだが。
 それでも、この世界の連合軍というのは俺にとっては最優先で接触すべき相手だ。
 そんな訳で、オープンチャンネルを使って戦場全体へと通信を放つ。

「こちらアクセル・アルマー。個人所有の機体を有する者だ。木星蜥蜴と連合軍の戦いに参加させて貰う。連合軍はこちらに攻撃せず、木星蜥蜴に攻撃を集中する事を希望する」

 それだけを言って、即座に通信を切る。
 それでも俺が通信を切る直前に通信が送られてきたのだから、行動は素早いよな。
 とにかく、これで一応の義理は果たした。
 後は攻撃されないといいんだが、その辺はあまり期待していない。
 少なくても、この戦いの間は攻撃されないかもしれないが、戦いが終わればこっちを鹵獲しようとしてくるだろう。
 もっとも木星蜥蜴を相手にしているミロンガ改を見て、それでも更に力尽くでどうにかしようとする奴がいたら、そいつとは手を組む価値はなしと判断するだろうが。
 交渉をしてくるような奴がいれば、こっちとしても話を通しやすい。
 空を無数のバッタと戦闘機が飛んでいる中へと、ミロンガ改は突っ込んで行く。
 まず最初に、戦闘機の後ろに回り込もうとしているバッタへとビームマシンガンのトリガーを引く。
 これだけのバッタへと攻撃するのであれば、可能ならエナジーウィングで刃状のエネルギーを掃射した方がいいんだろうが……敵味方識別機能がある訳じゃないから、そんな真似をすれば連合軍の戦闘機にも当たるしな。
 そういう訳で、ビームマシンガンの銃口から放たれた無数のビーム弾はバッタへと命中し、爆発する。
 うん、やっぱり無人機だけあって弱い。
 多いのはただ数だけな点もあって典型的なやられ役だ。
 ビームマシンガンから放たれたビーム弾1発で撃破されている辺り、その性能はお察し下さいという奴だろう。
 ただ、それでも連合軍の戦闘機はそんなバッタにやられまくっているのを思うと……この世界の連合軍の兵器には、あまり期待しない方がいいのかもしれない。
 いや、図書館で調べた時に大体分かってたけど。
 だが、バッタの方も自分達の仲間がやられたのを見て、ミロンガ改が連合軍の戦闘機よりも強力な敵だと判断したのだろう。付近にいたバッタの多くは俺に向かって攻撃を仕掛けてくる。
 仕掛けてくるんだが……その攻撃手段は、背中に内蔵してあるミサイル。
 その攻撃方法は失敗だったな。
 ミロンガ改の方へと向かってくるミサイルに対し、ジャマーを発動。
 すると次の瞬間には無数のミサイルは、全てがミロンガ改から離れてあらぬ方へと散っていく。……あ、連合軍の基地に結構な数が命中してる。
 けど、基地の施設を守る為にミロンガ改がミサイルに当たるなんて真似が出来る筈もないしな。
 ともあれ、どうやらバッタの攻撃手段は基本的にミサイルだけらしい。
 となると、俺にとってはいいカモだな。
 シャドウミラー製のジャマーは、こんな程度のミサイルはほぼ無尽蔵に無力化が可能なのだから。

「さて、ともかく数を減らすとするか」

 呟き、テスラ・ドライブとエナジーウィングによる驚異的な速度で一気にミサイルを撃っているバッタとの距離を縮める。
 右手にビームマシンガン、左手にはビームサーベルを持ち、至近距離からビームサーベルを振るう。
 ミロンガ改の腕を通して、バッタを真っ二つにする感触が伝わってくる。
 そのまま2つになったバッタを後方へ置き去りにし、続いて別のバッタへとビームマシンガンを放つ。
 ビーム弾が当たるごとにあっさりとバッタは爆発していく。
 ……まぁ、それは分からないでもない。
 さっきのミサイル攻撃を見る限り、このバッタの体内にはミサイルが詰め込まれている訳だ。
 そこにビーム弾が命中すれば……それは内部から爆発もするだろ。
 あるいはバリアとかがあれば話は別だったかもしれないが、バッタはメギロート同様に特にバリアを持っている訳ではない。
 ミロンガ改がビームマシンガンを撃ちまくりつつ進み続け、近くのバッタは左手のビームサーベルで切断していく。
 その後に続くのはバッタの爆発光。
 無数に煌めくバッタの爆発光は、何も知らない者が見れば綺麗に見えるかもしれない。
 実際は無人機の爆発光なんだから、その辺を考えるとちっとも綺麗だなんて言えるようなものじゃないんだけどな。
 ふと気になり、ビームマシンガンを連射しながら、一応念の為に自分のステータスを確認する。
 あ、やっぱり。撃墜数もPPも全く増えていない。
 図書館で調べた限りでは無人機って事になってたから、多分そうじゃないかなとは思ってたんだよな。
 基本的に俺の撃墜数ってのは、相手の命を奪って上がるものだし。
 そのまま数分が経ち、半分を超えるくらいのバッタと、地上にいるジョロも撃破していく。
 ぶっちゃけ、地上しか移動出来ないジョロってのは、空を飛ぶバッタに比べると倒しやすい敵だ。
 ……そう思っていると、バッタは驚きの行動に出る。
 自分達の攻撃力だけでは俺に勝てないと判断したのだろうが……ジョロと合体したのだ。
 合体というか、抱え上げたってのが正直なところだろうが、それでも傍から見れば合体だ。
 攻撃力不足を補おうとしたのだろうが、ジョロの攻撃はマシンガン。
 ミサイルよりはマシだと判断したのか?
 けど、マシンガン程度でEフィールドを突破出来る筈がないし、そもそも当たってやるつもりもない。
 こっちに向かってくる合体したバッタとジョロへと、ビームマシンガンを放つ。
 当然バッタは1発命中すれば内部のミサイルに誘爆して爆発し、抱えているジョロも巻き込む。
 ぶっちゃけ、この機体を相手にするには逆効果だったんじゃないか?
 そんな風に思いながらもジョロを抱えたバッタを撃破していくと、不意に地上の方から1機の機動兵器らしいものがエレベーターで上がってくる。
 大きさは5……いや、6m? KMFと同程度。
 ただし、KMFとは違って完全な人型だ。
 いや、KMFもどちらかと言えば人型なんだろうが、顔がな。
 中にはトリスタンのようなKMFもあるけど。
 ともあれ、その小型機は俺に取っても初めて見る機体だった。……この世界の原作知識は忘れきってしまっているが。
 恐らく、あの機体が機動戦艦ナデシコの艦載機なんだろう。
 図書館で調べた限りだとああいう機体の情報がなかったから、多分新型機ってところか。
 ……にしても、随分と弱そうだな。
 その機体は、姿を現すと同時に敵の方へと突っ込んで行く。
 何だ? 腕に余程の自信でもあるのか? ただ、機体の動きを見る限りでは、そこまで腕が立ちそうには思えないが。
 実際、地上に残っていたジョロへと近づいて敵認定されると、すぐにその場から逃げ去る。
 おい、本当に何をしてるんだ?
 ビームマシンガンとビームサーベルで敵を撃破しながら、しょうがなくオープンチャンネルのスイッチを入れる。
 こういう時にT-LINKシステムの便利さを思い知る。あっちは念動力でわざわざ手動の操作をしなくてもいいし。

「おい、何をしているんだ? 戦闘の邪魔だぞ」

 そう声を掛けながら、赤紫色の機体を追っているジョロを次々にビームマシンガンで撃破していく。
 向こうに集中している分、こっちとしては結構楽だっりもするんだが、あんなKMFモドキの機体だ。当然脆いだろうから、撃破されたらと思うと気が気ではない。
 ここで活躍して俺という存在に興味を持たせ、それを交渉の材料として高く売りつけるというのを狙っているのだから、こっちとしては無傷でこの戦いを終わらせる必要がある。
 あ、でも、もしかしてこれって原作の光景だったりするのか?
 そんな風に思うと同時に、映像モニタに一人の男の顔が映し出された。

『このまま時間を稼げば……』

 映像モニタに映し出された男が、いきなり映像モニタに映し出されたのだろう俺の顔を見て驚く。
 その機体を追っているジョロをビームマシンガンで撃破し、こっちに向かって体当たりをしてくるバッタを左手のビームサーベルで切断しながら俺も驚く。
 映像モニタに映し出されているのは、数時間前に見た自転車に乗っていた男だった為だ。
 やっぱりこの人物が原作に関係あると思った俺の直感は間違っていなかったらしい。

「さっきぶりだな。それより、お前が出て来て敵の動きに変化が生じた。見た限りだと特に何か武器を持ってる訳でもないみたいだし、そのままだと危ないぞ?」
『さっきぶり? え? あ、いいんだよ、俺は囮なんだから! それよりあんた、通信を封鎖して何をしてるんだよ、いきなり現れて暴れ回って、ナデシコの方で困ってたぞ!』
「ナデシコ? ……なるほど」

 機動戦艦ナデシコ。それはやっぱりここにあるらしい。

『そうだよ、大体あんたが通信を封鎖してるから俺がこうして囮をしながら外に出るはめになったんだからな!』
「俺は自分自身が怪しいってのを分かっているからな。戦闘中にうるさいのはごめんだったんだよ。それより、そのまま直進すればジョロの群れが集中攻撃をするぞ」
『え? うわぁっ!』

 これまで進んできた進行方向とは別の方へと向かって機体を跳躍させる男。
 それを見ながら、ビームマシンガンを使って待ち伏せをしていたジョロを纏めて消滅させていく。

「で、結局お前は何がしたいんだ?」

 会話を交わしながらも、ミロンガ改はビームマシンガンとビームサーベルを使ってバッタとジョロを次々に撃破していく。
 そうして気が付けば、この戦域にいるバッタやジョロの姿はその殆どが消え去っていた。

『だから、囮をだな!』
「……この状況でか?」
『え?』

 必死に機体を動かしていた男だったが、既にこの戦域に存在しているバッタとジョロはその殆どが撃破されている。
 いやまぁ、あのKMFモドキが囮になってジョロを誘き寄せてくれたのは助かったが。
 空を飛んでいるバッタと違い、地上を歩くジョロは建物の陰に隠れていたりすると、こっちからは判別しにくい。
 それを纏めて誘き出してくれたんだから、俺としては確かに役に立ったと言えるんだが。
 にしてもあのKMFモドキ、ランドスピナーっぽい移動をしていると思ったら、足の下に同じような機構がついてるのか。
 小型の機動兵器って事で、同じような構想になったんだろうけど。

『え? あれ? 木星蜥蜴は?』
「お前が囮をやってくれたから、こっちとしては戦いやすかったのは事実だよ」
『いや、囮は囮でも……うん?』

 そこでふと映像モニタに映し出された男は俺の顔をじっとみる。

『あれ? そう言えばあんた、もしかして……』
「やっと思い出して貰えたらしいな。ああ、お前が女の下着を嬉しそうに触っていた時に一緒にいただろ?」
『なぁっ!? ななななな、何を言ってるんだ、別にユリカのパンツなんて! ……じゃなくて、あんた一体誰なんだよ。何でそんな見た事もない兵器を持ってるんだ? まるでゲキガンガーの……』
「ゲキガンガー?」
『あ、いや、何でもない。えっと、それよりアクセルだったよな。俺はテンカワ・アキト。コックだ』
「……どこから突っ込めばいいんだ?」

 一応念の為に周囲にバッタやジョロがいないか確認しながら、そう告げる。
 ああ、いや。名前は別に日本式だと考えればおかしくないのか? 発音的に日本人だし。この辺は俺がシャドウミラーに慣れているせいか。
 ただ、それでもここだけは突っ込みたい。

「何でコックがそのKM……いや、人型機動兵器に乗ってるんだ?」
『人型機動兵器って、これはエステバリスっていう機体らしいぞ。大体、俺がこれに乗ってる理由はあんたが通信を封鎖してたからで……』
『アキトーッ!』

 何故か話の途中に飛び込んできた通信。
 KMFモドキ……いや、エステバリスだったか? そのコックピットを経由して聞こえてきた通信の声もまた、聞き覚えのあるものだった。
 テンカワが握り締めていたパンツの持ち主だ。
 その声が聞こえると同時に、海から戦艦が姿を現す。
 うわ、海中からかよ。エルフ用に海中航行も可能なアークエンジェル級をモルゲンレーテに頼んでたけど、先を行かれた感じがする。
 いやまぁ、シロガネにしろ、トライロバイト級にしろ、普通に海中行動は可能なんだけど。

『ユリカ!? ナデシコが発進するまではもう少し掛かったんじゃないのか!?』
『貴方の為に急いで来たの!』

 そんな声と共に、その戦艦の全容が明らかになる。
 これが、機動戦艦ナデシコ……か。 
 

 
後書き
アクセル・アルマー
LV:43
PP:405
格闘:305
射撃:325
技量:315
防御:315
回避:345
命中:365
SP:1415
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.10
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1188 
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