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GOD EATER STUDIUM

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第一部
第一章
  ゴッドイーターの仕事

 
前書き
西暦2071年。地球は、あらゆるものを捕喰する細胞「オラクル細胞」から形成される異形の怪物「荒神(アラガミ)」によって荒廃し、彼らの“食べ残し”である人類は滅亡の危機に瀕していた。人類の対抗手段は、生化学企業「フェンリル」によって開発された生体武器「神機」とそれを操る「ゴッドイーター」だけだった。 

 
ここは女神の森(ネモス・ディアナ)極東地域に位置をしている。中心には鉄塔がそびえ立っている。そこを中心に円状に対アラガミ装甲壁が建設されている。極東地域では、アナグラと呼ばれる建物の次に安全だと言われている。そこでは人々がアラガミの脅威に恐れながらもまだ平穏に暮らしている。これも葦原那智のおかげらしい。

まだ太陽が顔を出さないころ、ネモス・ディアナの入り口。

「少年、俺はもう行く。くれぐれも死ぬなよ」

おっさんはそう言って、手を振ってここから出て行った。これでまた俺は普段通りの生活を送ることが…。

「おっさんも気をつけてな。ここではあんまり治療させてやれなかったし」

「そんなことないぞ、ここでは短い時間だったがゆっくりできた。だが、生きているって他に連中にも教えてやらないといけないものでな」

このおっさんとまた違う形で会うことになるとはその時は想像していなかった。


それから3年、人類の希望とされていたエイジス計画の破綻。赤乱雲による流行り病。螺旋の木。様々なことが起こった。そんな色濃い三年間があってもまだ人類がアラガミに対抗する手立てはゴッドイーターのみであった。そして、また一年の月日が経た。


第一章 水面下の計画
第一話 ゴッドイーターの仕事

西暦2075年、ゴッドイーターの適合者数がこの年は世界的に伸び、人類がアラガミに反抗することが期待された。

「よっしゃ、これで今日から俺もゴッドイーター。早く出世して、故郷のみんなを守れるぐらいつよくならないとな」

メディカルチェックを終えて、高いとまではいかないがそこそこの適合率に満足していた。ダミー演習も良好で実践も日程に組み込まれている。このスピードで実地訓練を受けることができることはすごいと褒められた。

「まさかにサキ君、素質があったなんてね、すごいじゃない」

元々同じ高校に通っていた先輩にあたる人らしい。その共通の話題が初めて会った時に盛り上がり、今では神機の整備の度に話している。

「リッカさんに褒めてもらえるなんてものすごくうれしいです」

楠リッカさんは黒松高等学校に通っている時からここフェンリルの整備士をしていた。その技術力はなくなっている父親から継承している。20代前半という若さで神機整備班には欠かせない存在になっているらしいからすごい。しかもそんな人に褒められるとは。

「この神機に慣れること自体がすごいことだよ」

リッカさんは神機の調整をしながら、俺の神機に目をやった。つられて俺も自分の神機に目を向けた。この神機は、なんかよくわからないけどすごくレアなアラガミ、えーと名前は忘れたけど、強いやつ?コアがレアなものらしい。

「誇らしい顔して、でもいくら神機が強くても君自身が素人だからあまり調子に乗らないことね」

「ですよね。……よし、もうひと踏ん張りしてきますか!」

「今日はもう駄目だよ。神機の調整が終わっても、まだチェック項目がたくさんあるからさ」

それにこの神機は特にね。とつぶやいたように思ったがそれよりも訓練ができないことが衝撃過ぎた。
神機保管室の扉が開く。どうやら我がフェンリル極東支部の討伐班、第一部隊のお帰りらしい。面々、今回のミッションは楽だったのか、疲れた様を見せてはいない。これがここ極東支部に数多いるゴッドイーターのトップクラスの人達だ。
俺はその第一部隊のリーダーの方をみてお辞儀をする。

「今度の実地演習はよろしくお願いします」

声を張り上げる。リーダーの人はすこし面食らった様子を見せたがすぐに笑顔になって、よろしく。といって肩に手をのせて神機を片づけにいった。
ますます実地訓練が楽しみになった。

「サキ君、嬉しそうな顔しているけど、彼君と同い年だよ」

「え、俺まだ、16歳ですよ?」

リッカさんは少し驚いた

「それはごめん。君のほうが二歳年下だったね。黒松高校出身だから18かなって勝手に思っていた」

「それでも2こしかかわらないんですね? なら俺もあのレベルに達するには最低でも2年はかかるのか」

『リッカさん、こっちの調整終わったので確認のほうをお願いします』

「じゃあ、私は呼ばれたから行くね。くれぐれも無茶しないように。それと君の神機の装甲部分だけ綺麗だったけど、確り、ガードも使わないと駄目だよ」

「はーい」

 周りを見渡せば、無残にも喰い破られ穴だらけの建造物が無残にも佇んでいる。ここが実地訓練を行う場所とされている。ここにいるのは、第一部隊の人たちと訓練を行う新人兵が数人いる。もちろん顔を見たことがあるメンバーばかりだ。

「今回の指導に当たる、藤木コウタだ。よろしく。では、今から実地訓練を行う。今回は実際のアラガミとの交戦を視野に入れている。ので、えーと、まあ気を引き締めてくださいと。こんな感じでいいかな、エリナ?」


「まあ隊長にしてはいいんじゃないですか? 少しは上官らしいです」

コウタさんはずらりと並んでいる本日の新米ゴッドイーターたちを見渡す。ざっと10人はいる。そして少しため息を吐く。

「エリナ、俺新人の教育を頼まれたのってお前らまでじゃなかったの?」

コウタさんはエリナさんの耳元でこっそり呟く。

「知らないですよ。ていうか私まで巻き込まないで下さいよ。今日はオスカーの点検をする予定だったのに」

「仕方ないだろ! こんなに大勢いるなんて知らなかったんだよ! 最近、やっとエリナとエミールが成長してくれて手間が省けたと思っていたらこれだよ」

コウタさんは熱くなった様子で手を大きく広げてエリナさんに言う。

『あの、僕たちはどうしたらー?』

俺の近くにいた新米イーターが手を恐る恐る上げた。

「ゴホン、さっきも言った通り実地訓練を行うが数が多いので、二班に分かれてもらう。そこからそこまでは俺と来てくれよな。んで、そこからそっちがエリナと行動で」

「隊長、素がでていますよ」

「いいんだよ、これで堅苦しいことはめんどくさいから。ならさっきのメンバーついてきて」

コウタさんたちは別のほうに姿を消していった。
おれは何と目指すべき目標のコウタさんではなく、小柄でちょっと強気な女の子と一緒に訓練することになった。装備は見た感じ、チャージスピアみたいだ。でもコウタさんが連れて行った人数は七人、というところから見るに、一人前になって日が浅いみたい? もしくは、それだけコウタさんが偉人なのか。どちらにしよ、その残りになってしまった。運が悪い。

「訓練をする前に自己紹介をさせてもらいます。私はエリナ・デア=フォーゲルヴァインデです。よろしくお願いします」

エリナさんと目が合う。目でわかる、君が先ず自己紹介をしなさいと。

「お、俺は、じゃなくて私は、作楽サキっていいます。よろしくお願いします」

俺に続いて残った二人も自己紹介する、一人は長身の短髪で色は黒、黒縁眼鏡をかけている男性、坂之上ユウト。こいつは比較的フレンドリーで誰とでも仲良くなるのが上手な奴。兄妹のためにゴッドイーターになったらしい。歳は俺の一個上で17歳。射撃をもっとも得意としている。その成績は同期で一番、ゴッドイーターとしてもトップクラスに入れるとういう噂。もう一人は、

「私は、天海ルイと言います。よろしくお願いします」

天海ルイ、話したことは無いけど、俺らの代のホープ。雨宮リンドウさんって人に近い驚異的な戦闘センス、または指揮能力をもつカリスマ女。年齢は15歳らしい。髪の毛は長くて腰にまで届いている?ちょっとわからない。顔立ちもよく小顔。なんでゴッドイーターをしているのが不思議になる連中も多々いる。守ってあげたい同期ナンバーワンらしい。

「なら、行きましょう」

エリナさんがそういうと無線機に手を当てる。無線の指示に従い、目的地に行く。
元協会であったのか鐘の音が鳴り響く。

「もう近くにいるみたいね、ブリーフィングを行います。今回のターゲットはオウガテイル。小型のアラガミだけど注意して。私が後方でバックアップするから、三人で先行して」

「「「了解」」」
 
 

 
後書き
誤字脱字が等があり、目立っていた場合。申し訳ないです。 
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