| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

selector KAMENRIDE WIXOSS

作者:紡ぐ風
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第2部『計画打倒編』
  第15話『スーパーヒーロー大戦』

翌日、キャプテン・マーベラス率いるゴーカイジャー組は久し振りの地球観光に明け暮れていた。
「地球に来たのは、久し振りですね。最初に来たのは、どの位前でしたでしょうか?」
「確か、五年くらい前だったはずだ。」
ピンクに変身するアイムとブルーに変身するジョーは昔を懐かしんでいる。すると、
「見つけたぞ、海賊戦隊ゴーカイジャー。ウリスからの命により、お前達を排除する。」
ZZZメガヘクスが現れる。
「てめぇはメガヘクス!パワーアップしたのか!?」
「何を言う?我々は融合し、一つの存在となっただけだ。行け!」
ZZZメガヘクスが腕を翳すと、初級インベスとザンギャックの戦闘員ゴーミンが現れる。
「やるしか無い。ゴーカイチェンジ!」
〝ゴォ~カイジャー!〟
マーベラス達はゴーカイジャーに変身する。
「派手に行くぜ!」
ゴーカイジャーはそれぞれ武器を持って戦闘員達を攻撃して行く。
「相手が機械ならこれだ!ゴーカイチェンジ!」
〝マ~ジレンジャー!〟
ゴーカイジャーはマジレンジャーのレンジャーキーを使い魔法戦隊マジレンジャーに変身する。
「レッドファイヤー!」
「イエローサンダー!」
レッドの炎とイエローの雷がZZZメガヘクスを攻撃するが、あっさり弾かれる。
「その程度か。」
「何!?利かないだと!」
「我々は忙しい。ウリスの計画のため、消えてもらう!」
ZZZメガヘクスはゴーカイジャーに横凪の一閃を放ち、その爆撃の反動でゴーカイジャー達の変身を解除させる。
「これで終わりだな。」
「チッ!今は退くか!」
ZZZメガヘクスがマーベラス達に近付くと、マーベラス達はゴーカイガンをがむしゃらに撃って眼くらましにして逃走する。
「逃げたか。いいだろう。」
ZZZメガヘクスはウリスに報告に向かった。
その頃、ゴーカイガレオンの内部では、鎧とハカセが率先してマーベラス達の傷の手当てをしていた。
「やっぱり仮面ライダーの怪人は何時戦っても強いわね。」
ハカセに手当てしてもらっているルカは呟く。
「だが、だからこそ面白いんじゃねえか!」
マーベラスはルカにそう言い、ゴーカイジャーのモットーを思い出させた。
「マーベラスさんの言う通りですよ!ここでこうしていてもただ時間が進むだけです。ここはるう子さん達セレクターと協力しましょう。今こそ、戦隊とライダーが協力する時です!」
「鎧の言う通りだな。俺達だけでは、メガヘクスを倒せない。確かメガヘクスは鎧武の敵だ。それならなんとかなる筈だ。」
「ああ。そうと決まれば、早速るう子の所に行くぞ!」
マーベラスはゴーカイガレオンの舵を切り、るう子達の所に向かう。
一方、るう子達セレクター側は、街で暴れている怪人達と戦っていた。
「何なのこいつ等!?知らない怪人ばっかり何だけど!」
「こいつ等、ショッカーのイカデビルにクライシスのグランザイラス、更には魔化魍のスーパー童子まで!しかも、ただの再生怪人軍団とパワーが桁違い過ぎる!」
「喋っている暇があるのかな?喰らえ、隕石落とし!」
戦いながら話しているマッハとウィザードにイカデビルは宇宙空間の隕石を電磁誘導で落下させ攻撃する。
「グッ!」
「ガハッ!」
「遊月!華代さん!」
「おっと、余所見しながら戦うとは、下の下。それ以下ですね!」
二人を気にかけながら戦う鎧武にローズオルフェノクはエネルギー弾を放ち攻撃する。
「ふふふ♪貴方達はブラックサンに遠く及ばないわね!」
大怪人ビシュムは竜巻を起こしオーズと斬鬼、ファイズを閉じ込めてぶつけ合わせる。
「これでは勝てそうに無いわ。一旦逃げましょう。」
「そうね。」
ファイズとオーズは相談し、全員に脱出を呼びかける。
「解りました!」
〈スイカ!ロック オン!ソイヤッ!スイカアームズ!大玉ビッグバン!〉
残月はスイカアームズにチェンジし大怪人ビシュムを殴り、竜巻の中から三人を救う。そして、タイミングを合わせて鎧武達は逃走した。
「あの程度の奴らを逃がすとは、君達もまだまだだね。けど、まあいいか。君達の御陰で怖れの力は大分増えたよ。ありがとう。」
九衛門は再生怪人軍団を茶化すように褒めていた。

「かなり厄介な状況ね。」
華代はるう子達に話す。
「でも華代さん、あいつ等を倒すには一筋縄じゃ行かないよ。」
遊月は現在の状況を説明する。すると、
「それなら、いい方法があるぜ!」
後ろからマーベラス達が現れる。
「マーベラスさん!方法ってどんなのですか?」
るう子はマーベラスに質問する。
「決まっているだろ。昭和ライダーの怪人は俺達に任せろ。俺達は昭和ライダーの怪人と戦った事がある。対処は出来るが、平成ライダーの怪人はお前達が戦った方が戦い易いはずだ。」
「それもそうね。」
「それから、雅が残した物は他に何が残っている?」
「そう言えば!」
マーベラスの言葉に、るう子は反応した。
「雅さんは最後に、これだけ残していました。」
るう子は、雅の残したカブトゼクターを見せる。
「そうか。そいつを使えるセレクターを探して協力してもらえ。」
「ッ!そうだ!タマに頼もうよ!太陽みたいなタマと相性ピッタリだし。」
「そうか。ならウリス達が動く前に行動をしろ!」
マーベラスはるう子達に指示を出す。しかし次の瞬間、
「行かせると思うかしら?」
再生怪人軍団を連れてウリスが現れる。
「ウリス!」
「こいつがお前達の言っていたウリスって奴か?思っていたのと全然違ったぜ。」
「でも気を付けて。こいつは今まで多いの人たちを絶望させた奴よ!」
「なんだって!」
ユキの言葉にマーベラスは驚く。
「仕方ないでしょう。だって、人間ってとっても壊れやすいもの。それを見て喜んで何が悪いのかしら?」
「てめぇ!」
ウリスの言葉にマーベラスは激怒する。
「あら?でも今の貴方達に私の怪人軍団を倒せるのかしら?」
「それは──」
追い討ちをかけるように発せられたウリスの言葉にマーベラスは言葉を詰まらせるが、
「そんなことない!」
マーベラスの後ろからタマがやって来る。
「タマ!」
「こいつが、るう子達の仲間か?」
「うん!るうがピンチなのに、タマが何もしなかったらるうが困っちゃう。だから、何も出来なくてもタマは頑張る!」
タマは胸を張ってそう言う。すると、その言葉に呼応したかのようにカブトゼクターがタマの所に向かう。
「タマ!またるうと一緒に戦えるね!」
「うん!」
「よし!それじゃあ、こいつ等を片付けるか!」
マーベラスがそう言うと、
「やれるものならやってみなさい!」
ウリスはそう答える。
「てめぇ等、行くぞ!ゴーカイチェンジ!」
〝ゴ~カイジャー!〟
「るう達も行くよ!変身!」
るう子とゴーカイジャーは変身する。
「ゴーカイレッド!」
「ゴーカイブルー!」
「ゴーカイイエロー!」
「ゴーカイグリーン!」
「ゴーカイピンク!」
「ゴ~カイ!シルバー!」
「海賊戦隊!ゴーカイジャー!」
ゴーカイジャーは名乗り終える。
「仮面ライダー!鎧武!」
〈ロック オープン!極アームズ!大!大・大!大・大将軍!〉
「仮面ライダー残月!」
〈メロンアームズ!天、下 御免!〉
「仮面ライダーオーズ!」
〔ス・ー・パー!タトバ!タ!ト!バ!スーパー!〕
「仮面ライダーファイズ!」
[complete]
「仮面ライダーカブト!」
[cast off!change beetle!]
「仮面ライダーウィザード!」
<チョーイイネ!フィニッシュストライク!サイコー!>
「仮面ライダーキバ!」
「仮面ライダー斬鬼!」
「追跡!撲滅!何れもマッハ!仮面ライダ~マッハ!」
《ライダァー!マッハ!》
セレクター達も名乗りを終える。
「我ら!スーパーヒーロー!」
仮面ライダーとゴーカイジャーはポーズを取り名乗りを挙げる。
「さあ、現れなさい!」
<クリエイト!ナウ!>
ソーサラーはクリエイトウィザードリングでロシュオ、ライダーハンターシルバ、スワロテールファンガイア、ウヴァ完全体、カッシスワームを出現させる。
「お前等、ど派手に行くぜ!」
レッドの掛け声で全員動き出す。
「行くよ、キバット!」
「オーケー!来い、ガルルセイバー!バッシャーマグナム!ドッガハンマー!」
キバは3つのフエッスルを使い全ての鎖を解放させドガバキフォームに変身し、ドッガハンマーで粉砕して行く。
一方、
「喰らえ、隕石落とし!」
「その手は喰らわないぜ!」
〝ファ~イナルウェイ~ブ!〟
「ゴーカイブラスト!」
イカデビルを相手にゴーカイジャーは頭部目掛けて必殺技を発動。五つの銃撃がイカデビルの頭部を貫き、落下した隕石はイカデビルに落ちて来る。
「おのれ!隕石誘導装置を!って、このままでは!グアァァァ!」
立ち上がったイカデビルにそのまま隕石は落下。イカデビルは木っ端微塵に吹き飛んだ。
「久し振りだな、オーバーロード鎧武。今度こそお前を融合して見せる。」
「そんなことさせない!るうがみんなを守るんだから!」
〈メロンディフェンダー!ブドウ龍砲!〉
鎧武は残月と龍玄の武器を持ってZZZメガヘクスに挑む。ZZZメガヘクスは戦闘員用メガヘクスを召喚するが、全て破壊されてしまう。
「何故だ!何故その様な力が!我々の方が、お前達より遥かに上回っているはずだ!」
ZZZメガヘクスはたじろぐ。
「確かに人間は、みんなバラバラで、纏まることは出来ません!」
鎧武は言いながらメロンディフェンダーで攻撃する。
「纏まらないなら、何故その力が出せる!」
「決まっています!同じ意見じゃ無いから!決まった考えに捕らわれないんです!」
「何を言う。その意見を認めたら、誰が管理をする!」
「管理なんて必要ない!みんなで、意見を出し合えば、きっとみんなが幸せになれる!誰かの枠に納めても、みんながきちんと出来ない!」
「ならば、出来ない物は切り捨て、処分すればいいのみ!」
「それが出来ないから、るう達は!私達は人間なんだ!」
〈ソイヤッ!極スカッシュ!〉
鎧武は必殺技を発動。ZZZメガヘクスと一斉にジャンプし、互いのキックがぶつかり合う。
「おのれ!何故、何故圧される!」
「これが、るう達の、みんなの力!」
鎧武の力が更に上がり、ZZZメガヘクスは地面に墜落し、爆発。全てのデータをZZZメガヘクス一人にバックアップした状態であった為、核となるZZZメガヘクスが死んだことでZZZメガヘクスが生み出した尖兵は機能が停止して動かなくなってしまった。
「やったな、るう子!」
「はい!」
鎧武とゴーカイレッドはハイタッチする。敵はまだ沢山居る。鎧武とゴーカイレッドは次の敵に向かって行った。
to be continued
次回予告
強敵のメガヘクスが倒されたことによって戦況は変化。しかし、十六夜九衛門が再びウリスに力を貸す。次回『肥える邪念』 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧