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幻想時空録

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スカーレット襲来

 
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幻想時空録

「スカーレット?スカートの仲間か?」
マリサは場を茶化すように言った。しかし真道寺は難しい顔をしたままだ。
スカーレット家
ACKGの前に突如として現れ、恐ろしい程の身体能力で第4部隊の兵士達を多数死傷させた。
その時真道寺は1等兵。そして死体が転がる地獄絵図の中で隊長・雷歌 龍騎と共に最後まで肉弾戦を繰り広げた
そのスカーレット家の紋章がなぜ俺の傷の中に?
「うぅん・・・」考えいこんでいると、いきなり霊夢が天井を睨んだ。
その訳を聞く間もなく、訳がわかった。妖気だ。凶暴な妖気がこちらを睨んでいる。
「・・・・スカーレット」悔しそうに真道寺が呟く
「そのようね。」そう言った次の瞬間!
「バリバリバリィィィィ!!」凄い雷鳴と共に、
赤い霧が空を覆った。思わず口からタバコが転げ落ちる。
「何か分からないけれど行くぞ霊夢!」マリサがほうきを呼び寄せると、飛び乗って飛んでいった。
「行くわよ真道寺!」霊夢もそれに続く。
「・・・・」アルミ缶・・・いや、それに見せかけた物のボタンを押すと、見る見るうちに
腕を機械が飲み込んで代わりに人工の腕が出てきた。そして腕トリガーを押してジェットパックで
マリサと霊夢に続く。しばらく進むと突然霊夢が叫んだ。
「来わよ!避けて!」光の雨が降り注ぐと同時に、それを迎え撃ったのは
バズーカ砲弾と、お札と、魔法攻撃であった。全てが光の雨とぶつかり
大きな爆発を起こす。地面に3人が降り立つと、チャイナドレスを着た
赤髪の門番がいた。「不審者は生憎通せませんので・・・・」次の瞬間
目の前に拳があった。

つづく 
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