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selector KAMENRIDE WIXOSS

作者:紡ぐ風
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第2部『計画打倒編』
  第12話『黒点の巫女』

 
前書き
ライダー&セレクター一言図鑑
仮面ライダー王蛇:『仮面ライダー龍騎』に登場。幼い頃に家族に愛されたい為に弟を殺そうとして間違えて両親を殺して以来犯罪を犯し続けて来た死刑囚、浅倉威がイラつきを解消する為に変身する。感情のままに動く為何をしでかすか解らなく、急にカップ麺を譲ってきたり城戸(龍騎)は馬鹿かという質問に満面の笑みで挙手したり、生卵を一気飲みしたり、ムール貝の殻を食べたり、愛嬌の良い面を出してきたりもする。また、王蛇のデッキには契約のカードが複数枚(多分10枚以上)入っており、元々武器の少ない王蛇をサポート出来るようになっている。
タマ:ウリスのルリグとなり、ウリスの持つ闇を流し込まれたタマは変則グロウのレベル5、黒点の巫女に進化した。この時のタマは普段の感情が無く、本能で戦わされている。
仮面ライダーオーガ:『劇場版仮面ライダー555PARADISE LOST』に登場。真理に擬態したスマートレディによる裏切りで人類を見限った木場勇治がオルフエノクとして変身する。このベルトは力が強い代わりに、弱いオルフエノクは触れることすら出来ない。
キャッスルドラン:キバがドランフエッスルで召喚するグレートワイバーンの雄で人間年齢で32歳。過去ではファンガイアの前線基地として扱われ、現在ではキバとアームズモンスターを守る守護者となっている。時の扉を開くことで過去の世界に時間跳躍が行える。
ブランク体:龍騎の世界のライダーは契約モンスターがいない状態では必ずこの状態になる。また、契約を行うことで契約モンスターのメインカラーに合わせたボディカラーになる。
首が折れる音:草加雅人がホースオルフエノクによって首を折られた時の字幕用テロップ。
草加雅人なら大丈夫:超バトルビデオの中のある迷曲の1フレーズ『仮面ライダーカイザ ベルトを着けると灰になり 呪いのベルトと呼ばれたが 草加雅人なら大丈夫!』
黒点の巫女:WIXOSS第5弾『BEGINNING SELECTOR』のルリグレアでキービジュアル。実用的な運用は古代兵器を使わないと回らない挙げ句、黒のコストで白の効果を発揮するだけの効果。悪魔を主軸にして運用出来たウリスは凄いと思う。 

 
「嘘、、、タマ、どうして?」
鎧武はひたすら驚くばかりであった。
「さあ、タマ。やりなさい。」
ソーサラーは王蛇に指示を出す。
「ゥウワアアァア!」
〔SWORD VENT〕
王蛇はソードベントをスキャンしベノサーベルを召喚し装備する。
「ゥウワアアァア!」
王蛇はそのまま暴れるように鎧武達を攻撃する。
「タマ、気付いて!私だよ!るう子だよ!お願いタマ、聞いて!」
鎧武は戦いながらも王蛇に呼びかける。しかし、
「るう子、いくらやっても無意味よ。今のタマちゃんに、自分の意思なんて無いもの。」
ソーサラーは驚愕の事実を伝える。
「そんな、それじゃあ──」
「辛いかもしれないけど、タマを倒すしか無いみたいね。」
〔CLEAR VENT〕
ベルデはそう言いクリアベントで透明化しようとする。
「今よ、タマ。」
〔CONFINE VENT〕
王蛇はコンファインベントをスキャンしクリアベントを無効化した。
「そんな、王蛇の武器はソードベントしか無いはず。」
「あら?そんな事無いわぁ。」
マッハが驚いていると、ソーサラーはメタルゲラスとエビルダイバーのカードを取り出す。
「ああ!?あれミルルンのカードだるーん♪」
「それにあちらは私が使っていたエビルダイバーちゃんじゃないですか!」
ソーサラーの行動にミルルンとゴルドドライブは驚く。
「あとはこうして─」
ソーサラーは二枚のカードを破き、メタルゲラスとエビルダイバーが出現する。
「さあタマ、契約しなさい!」
ソーサラーは二体のミラーモンスターを王蛇に契約させる。
「タマ、融合させなさい。」
「ゥウワアアァア!」
〔UNITE VENT〕
王蛇は自身の元の契約モンスター、ベノスネーカーと二体のミラーモンスターを融合させる。そして、一体の巨大なミラーモンスター、ジェノサイダーが出現する。
「かなりヤバいわね。」
〔ADVENT〕
ベルデは契約モンスターのバイオグリーザを召喚しジェノサイダーと戦わせる。
「タマは私に任せて!るう子達はウリスを!」
ベルデは王蛇を足止めし、鎧武達はソーサラーの所へ向かおうとするが、
「おっと、俺を忘れて貰っちゃあ困るな。」
「あなたは!?」
謎の男が現れ、鎧武は立ち止まる。
「草加雅人!何故ウリスと組む!そいつはお前を利用しているだけだ!」
雅は草加に話しかける。
「何を言っているんだ。こんな子供、俺の方が利用しているだけだ。変身!」
[complete]
草加はカイザに変身し首を捻る。
「一衣、行けるか?」
「私は大丈夫です!」
「そうか。るう子!草加は僕と一衣に任せろ!」
雅はそう言うとオーガドライバーを取り出す。
「少し危険だがやるか。変身!」
[complete]
雅は仮面ライダーオーガに変身し、オーガストランザーを起動させる。
「行くぞ草加!お前を止めて見せる!」
オーガと残月・真はカイザを倒しに向かう。
鎧武達がソーサラーの下に向かおうとするとゴルドドライブが妨げる。
「清衣ちゃん。私が相手ですよ。」
「今回ばかりは、消えてもらう!」
「いいわリメンバ。相手になるわ。」
「清衣君、君一人では大変だ。僕も手伝おう。」
「文緒一人に格好はつかせないよ。私も行くよ!」
ゴルドドライブが妨害しようとするがファイズ、キバ、マッハがゴルドドライブと戦い鎧武達を先に向かわせる。
「草加!お前がその考え方を変えない限り、真理さんはお前を眼中に入れようとしない!」
「黙れ!巧と木場さえいなければ!真理は俺の物になる!邪魔なんだよ!俺の言うとおりにならないものは全て!」
「それだと、真理さんさえも邪魔者になる!」
オーガはオーガストランザーでカイザを切り裂く。
「そんなこと、巧と木場を葬った後でじっくり教え込めばいいだけだ!」
カイザはオーガを殴り飛ばす。
「そんな考えのあなたに、どんな女性も絶対に靡きません!」
〈メロンエナジー!〉
残月・真はそう叫びカイザにソニックボレーを放つ。
「やはり邪魔だな。君達みたいな輩は。」
[ready?]
カイザはカイザブレイガンを起動させる。カイザはそのまま残月・真とオーガを切り刻む。
「どうしたのかな?さっきまでの威勢は。」
カイザは上から目線で聞きながら攻撃を続ける。
「草加の方こそ、声が荒げって来ているぞ!そろそろ限界なんじゃないのか!」
「うるさい!俺は真理を手に入れるまで、諦めない!」
「そろそろだな。一衣、カイザブレイガンを破壊してくれ!」
「分かりました!」
残月・真はカイザがカイザブレイガンは構えた瞬間にソニックボレーを放ちカイザブレイガンを破壊する。その瞬間にオーガはカイザに近づき首を掴む。そして、
『ゴリュッ』
首が折れる音を確認し、オーガは手を離す。カイザはその場に崩れるように倒れ、灰に変わり風化して行く。
「ちっ、草加雅人なら大丈夫だと思ったのに!」
ソーサラーは悪態をつく。
「一衣、僕達もユキのサポートに向かうぞ!」
オーガ達はソーサラーを気にせずベルデの所へ向かうが、
「ゥウワアアァア!」
〔SWING VENT〕
王蛇はエビルダイバーの武器、エビルウィップを使いベルデの首を絞める。そして、
〔FINAL VENT〕
王蛇は必殺技を発動。ジェノサイダーの腹部が開きブラックホールが展開され、
「ゥウワアアァア!」
王蛇はバイオグリーザをジェノサイダーの腹部目掛けて蹴り飛ばし、バイオグリーザはジェノサイダーに飲み込まれ、ベルデは契約モンスターが居なくなったことによってブランク体になってしまう。
「これは困ったわ。でも、もうファイナルベントは使えないわ。」
ベルデブランク体が安心して言うと、
「いや!第2波が来る!」
オーガが残月・真に警戒を促す。
「ゥウワアアァア!」
〔FINAL VENT〕
王蛇は今度はメタルゲラスのファイナルベントを発動し、メタルゲラスの頭部に乗り、エビルウィップを持ちながらヘビープレッシャーを残月・真に放ち、ゲネシスドライバーが破壊され、一衣は変身が解除される。更に、
〔FINAL VENT〕
王蛇はエビルダイバーのファイナルベントを発動し、ベノサーベルを持ちながらエビルダイバーに乗る。王蛇はオーガの攻撃が当たらない場からベノサーベルで切り裂き続け、トドメにエビルダイバーの突進でオーガドライバーを粉砕させる。
「しまった!このままでは!ユキ、逃げろ!」
雅はベルデブランク体に逃げろと言うが既に遅く、
〔FINAL VENT〕
「ゥウワアアァア!」
王蛇は、ベノスネーカーのファイナルベントを発動する。王蛇は構えを取り、姿勢を低くしながら助走を付けてジャンプ。そのままベノスネーカーの毒の滑走路を滑るように落下しながら連続キックを決める必殺技、ベノクラッシュをベルデブランク体に放つ。最初の三発目でデッキとVバックルは砕け散るが、王蛇はこれでもかと蹴り続け、ベルデブランク体は天井に叩きつけられ、落下しながら変身が解除され、生身で落下の衝撃を受けて気絶する。
「ユキ!」
その衝撃はソーサラーに向かっていた鎧武達も知りただ驚くしかなく、唖然としていた。そして、王蛇の変身が強制的に解除される。
「?あれ?タマは、何を?」
変身している間の事を覚えていないタマは目の前の惨状に驚く。
「ユキ!これって、タマが?」
タマはひたすらに恐怖する。自分自身が知らないうちに起こした行動に。
「かなりヤバいな。キバット。」
「ああ分かっている。来い、キャッスルドラン!」
キバはドランフエッスルを使う。すると文緒のマンションからキャッスルドランが現れ、キバは鎧武達をキャッスルドランの中に入れ、キャッスルドランごと去って行く。気絶したユキを見てるう子は泣いている。
「くそ!ウリスによる洗脳があそこまで進んでいたとは。いよいよ、使うしかないのか。」
雅は一人そう言う。
「オヤジさん、何を使うんですか?」
「クリエイトウィザードリンクを破壊出来る唯一の可能性だ。ただ、こいつは奥の手としてとっておきたかったんだ。」
雅は、ある可能性を示唆する。
to be continued
次回予告
暴れる王蛇。るう子と雅は一代決心をつける。次回『壮絶!二人の覚悟』 
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