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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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進級試験とウロボロス
  三大勢力とソレスタルビーイングとの会談

翌日の朝、起きたら既に猫又姉妹は起きて部屋にはいなかった。恐らく俺ら黒神の朝鍛錬をしているのだろうが、量子変換機で鍛錬着に着替えて庭に行くとそこには俺ら黒神眷属とここに住んでいるイリナ達と一時的に住んでいる祐斗らだった。ま、ここに住む以上は少しでも強くならないといけないからな。剣術に至っては祐斗対アーサーだったが、軽い模擬戦を終えると今度はジークと相手をしていた。

「おはよう諸君・・・・白音も元通りの体調となったようだな」

「おはようございます一誠先輩、はいこの通りです。ありがとうございました」

「一体どうやって発情期を回避させたんだい?」

「何、ちょっとした事をしたまでさ。ところで朱乃はバラキエルと鍛錬しているようだが、何やら堕天使化によるもんか?」

「ええその通りですわ。いつまで経っても弱いままでは癪なので、主人に頼んで腕輪による堕天使化になって光力を強く使いたいと娘が言ってたわ」

白音は元通りの感じとなり、祐斗はどのように回避したか不思議がっていたが情事したと言ってもまだ高校生だからな。大人の事情と言う事で、回避したが朱乃とバラキエルが何やら堕天使化になるようトレーニングしているようだ。

ヴァーリらもいたので、俺もドライグを召喚してアルビオンと追いかけっこをしていた。朱璃さんが説明してくれたが、各自の朝鍛錬を終わらせるとシャワー室に駆け込む者らだった。

「一誠さん・・・・織斑様は今回旧校舎にオーフィスを呼ぶそうですね」

「いきなり本名を呼ぶと思えばそれか、まあな・・・・いつまでも隠す事は出来ないし今回俺らはソレスタルビーイングとして別勢力だと告げるつもりだ」

「では次元パトロール隊も?でしょうか」

「まだだな・・・・いきなり俺らは異世界から来たと言っても信じてくれないだろう。朱璃さんもやっと蒼い翼本社の秘書をしているのだから、次元パトロール隊まで告げたら頭が混乱する。それにルシファー達やアグニらにも秘密しているからな」

「ではそのようにしておきますから、一誠さんもそろそろシャワー室に行かれてはどうです」

俺と朱璃さんだけの密談を終わらせてから、オーフィスに確認を入れるとどうやら『禍の団』が活発になってきたと言っていた。オーフィスの蛇は何もパワーアップする事だけじゃない、小型偵察機のように探査も出来るからな。

それと今回の会談は三大勢力とのだから、ミカエルとサーゼクスを呼ぶようにしてある。もしオーフィスを見てから協定違反だと言われてもそうならない為に。シャワーを浴びた後、自室に戻ると同じく浴びた猫又姉妹が着替えていた所だった。

「黒歌。白音の容体は先程見たが、姉から見てどうなんだ?」

「軽く見ても、発情期になる前の状態に戻ったにゃん。ほら白音、改めてだけど一誠に感謝するにゃ」

「改めてありがとうございました一誠先輩。お陰で発情期になる前よりも、とても元気になりました」

「今見ても完治したと思うぞ・・・・にしても今更ではあるが本当に俺で良かったのか?」

「私は黒歌姉様の事を見ていると、自然と好きになってしまいました。それに中々会う事が出来ませんでしたし、旧校舎でも顔出しだけでスキンシップしてくれませんからです」

「私は他本家にいるけど、今度から旧校舎に行く時はスキンシップをしてくれると発情期を自然と回避出来るはずだにゃ」

俺は了解と言ってから、制服に着替えた俺と白音だったが黒歌はいつもの黒い和服を着替えてダイニングルームへと向かった。姫島家とアーシアと祐斗を一時的に預かっているので、駒王学園に行く時の送迎車の数が増えたが俺らは気にしていない。

昇格試験が終わると同時に、姫島家とアーシアと祐斗は元の場所に帰れるからな。朝食を終えると黒歌は次元の狭間本家に戻り、俺・ヴァーリ・シーグヴァイラ・レイヴェル・イリナ・ソーナ・朱乃・アーシア・祐斗はそれぞれ鞄を持って送迎車へ。

「授業もいつも通り終わったが、今回は俺らとの会談何だろう?」

「まあな。今回からだが、俺ら黒神を別勢力だと正式に告げたいんでね。今頃旧校舎ではミカエルとサーゼクスがいるだろうよ」

「ちなみに勢力名は何て言うの?一誠君」

「黒神眷属と国連軍ブラック・シャーク隊を入れているが、全体名としてはソレスタルビーイングと名乗る事にする。略してCBとなるが、今はまだ黒神でいいぜ」

「なるほど・・・・直訳すると『天上人』か『天上の存在』と言いますが納得しますね。一誠は全てを創ったと言われている創造神黒鐵様ですものね」

「ソーナの言う通りですが、次元の狭間本家で待機中のオーフィスの護衛としてアグニ様が来るそうですよ」

「おいおいマジかよ・・・・夢幻と無限が出揃うとは、まあ今更隠せない事でもあるが真龍と龍神が味方だと言う事をバラすのはいいかもな。今頃会談準備として、グレイフィアがセッティングしているだろう」

俺らは教室にいたが、旧校舎ではグレモリー眷属は揃っていたがミカエルとサーゼクスとグレイフィアが居た事に驚愕していた。今回の会談として、俺ら側を別勢力として正式発表と三大勢力に情報提供する為だとな。天使・悪魔・堕天使である三大勢力と今回会談する相手が俺ら黒神との相手。

「話は昨日聞いたが、ミカエルやサーゼクスが来る程の会談クラスなのか?」

「私はイリナからの報告により、ここへ来たのですよ。何でも一誠君達の勢力にいる者らからの情報提供だと聞いています」

「私はアザゼルからだが、ここに来る事で何となく納得したよ。でも何故一誠君は改めて会談をするのだろうか?」

「それに関しては俺も分からんが、俺らでも驚愕する程の情報提供をしてくるんだろうよ」

との事だったので、俺らは旧校舎前まで来ていたが次元の狭間本家にいる者から準備完了との事で空間切断によりアグニとオーフィスを呼んだ。ついでに言えばソーナらシトリー眷属もオカ研の部室にて集合していたが、ソーナだけは俺らと一緒に行く事となっている。やがてあちら側からの合図により、俺ら黒神は旧校舎のオカ研部室に行く事にした。

「でも何故アグニまでここに来るんだ?」

「何、我も興味を持ったのでな。それに我とオーフィスである夢幻と無限が仲間として、ここにいる事で別勢力と言うのも面白味があるからな」

「なるほど・・・・今まで次元の狭間で泳いでいたアグニ様ですが、最近になって人間界に来るようになってどのような者らか興味を持つ事は宜しい事かと」

「ま、俺らが別勢力の象徴とも言えるかもしれんからな」

ドア前に立つと、自然とアグニからの覇気があったので俺は一番先頭に立つ事で中和する事にした。ノックするとアザゼルから入室許可を貰った事で入るが、俺の肩車にして乗っているオーフィスを見たアザゼル。俺の隣にいるアグニを見たサーゼクスとミカエルだったが、ドラゴンの力が破格なのかすぐに正体が分かった様子だった。

「やはりマジだったのか。一ちゃんに肩車しているのが無限の龍神オーフィスだが、隣にいる奴は何者だ?」

「セラフォルーから聞いていたが、やはり本当のようだね。『禍の団』の親玉とされていたが、まさか本当に抜けていたとはね」

「それと隣にいる赤い髪をしているヒトから発するのは、ドラゴンのようですが正体までは分かりませんね」

アザゼルとサーゼクスとミカエルはそれぞれ発するが、リアス達グレモリー眷属とシトリー眷属はそれを聞いて臨戦態勢を取った。朱乃も一応知っているが、まさかここにオーフィスが来る何て誰も思うまい。グレモリーとシトリーが臨戦態勢を取っていたので、即座にアザゼルら三大勢力トップらが間に入ってリアスらを説得していた。

「落ち着けお前ら!昨日一ちゃんが言った通り、誰が来ても殺意は抱くなよとな!攻撃はご法度であり、一ちゃんらがいる限り攻撃も仕掛けて来ない!もしやったとしても俺達が束になっても勝てねえぞ!」

「いくら何でもこれは非常識よ、一誠!そのドラゴンは各勢力に攻撃を加えるテロリスト集団の親玉!悪魔の世界にも多大な損害を出している云わば仇敵なのよ!?どうして貴方がその怨敵をここに招き入れるの!?同盟にとって重要な場所となっているこの町の駒王学園に!オーフィスがここに入れたって事は、ここを警備する者達をも騙して入れたって事よね!?どうしてそこまでして!」

「まあリアスの一理もあるが、とりあえず落ち着きたまえ。だから三大勢力の我々が来たのだから、世界最強の存在で全勢力にとって見れば隠れボスでもあるからね。この町は天界と冥界が協力関係を取っているし、他勢力との交渉の場にも使われる最重要拠点とも言える場所だ。天使・悪魔・堕天使のスタッフが、リアス達以外にも複数入り込んで場を維持している」

「確かにオーフィスがここに居ると言う事は、一誠さんがスタッフを説得させたか騙したかまでは分かりませんがとりあえず落ち着いて下さいリアスさん」

とりあえずリアスを落ち着かせる事で、こちらに攻撃しようとして来る者を仙術で落ち着かせた。俺らはスタッフを説得や騙した事などしていないし、京都での一件で報告はしといたが流石にリアスの耳までは届いて無さそうに見えた。

「お兄様!協定違反ですよ、一誠達黒神眷属が魔王様や天使長ミカエルと堕天使総督アザゼルに糾弾されても文句は言えない程よ!」

「だから落ち着きたまえリアス。我々は京都の一件で、オーフィスが既に抜けている事を知っているのだよ。それに一誠君は三大勢力に属さない勢力だから、別に協定違反はしていないよ。もし一誠君らが三大勢力に属していたのなら、協定違反になるけど一誠君達は別勢力だからね」

「その怒りを収めろ、リアス・グレモリー。俺は改めて三大勢力に通達するが、俺ら黒神は別勢力でありここにいるオーフィスとアグニがいる事で束になっても勝てる訳がないからな」

「一誠さんが宣言した事により、我々三大勢力は一誠さんら黒神眷属を別勢力と見て改めて会談を申し込みたいですね」

と言う事で、ミカエルやサーゼクスが告げた事で俺らが別勢力だと言う事で会談をする事となった。ソファに座るのはミカエルとサーゼクスとアザゼルであり、興奮していたリアスらグレモリーとシトリーは後方にて待機状態となった。

ちなみにソーナはこちら側にいる事で、今回は黒神側と言う事だしイリナとシーグヴァイラもそうだ。対面状態となったが、俺の膝にはオーフィスがいて隣にはアグニがいる。

「そう言う訳で俺ら黒神眷属・・・・いや全体図とも言える名前はソレスタルビーイングと言う。略するとCBとも言うが、俺達が所属する組織名でもあるし勢力名でもある。覚えておいて損は無いし、俺以外の者はこの世界にいる者らだがまだ秘匿する部分もある。で、俺の隣にいる者はこの名を言えば知るだろうけど『真なる赤龍神帝(アポカリュプス・ドラゴン)』真龍または『D×D(ドラゴン・オブ・ドラゴン)』と呼ばれているアグニだ」

「ッ!まさか夢幻と無限が出揃うとはな・・・・こんなレアな場面は無いぜ!」

「ああその通りだな。ここには二天龍に真龍と龍神が一挙に揃う所は、今まで見た事ないがソレスタルビーイングと言う組織名は聞いた事がある。確か国連軍日本支部第00独立特殊機動部隊ブラック・シャークと連携していると聞いている」

「・・・・なるほど。だからヴァーリ達や英雄派を仲間に出来たと言う事が、何となくですが分かった気がします。一誠さんの元には夢幻と無限がいる事で、ヴァーリチームと英雄チームを引き抜いたのでしょうね」

「ちなみにブラック・シャークもソレスタルビーイングの中に入っているし、勢力名がソレスタルビーイングだが全体図としては、黒神眷属・ブラック・シャーク隊も同じ組織に入っていると思ってくれ」

俺らの組織名を言うとサーゼクスらも何となくだが、噂だけ知っていたようだった。後方にいるグレモリー眷属とシトリー眷属は、ソーナとシーグヴァイラによって動けなくしてもらった。ヴァーリとレイヴェルらは、俺らの後方にいるがイリナは今回の立ち位置は御使いではなくCBのメンバーとなっている。俺らの組織名を言ってから、朱乃がお茶を出してもらえた。

「朱乃は最初から知っていたのか?」

「いえ、ただ母様経由で聞いていましたからリアス程の警戒心は抱きませんわ。それに母は蒼い翼本社社長秘書をしておりますから」

「蒼い翼CEOである零達也もだが、最初から知っていたのかな?一誠君」

「知っているよ。寧ろ俺ら黒神のスポンサーはこの前言った通り、蒼い翼だからな」

ソファに座っているのは俺とアグニとオーフィスであり、後方で立っているヴァーリ達は様子見として会談を端末で録画しているシーグヴァイラ。ソーナはグレモリー眷属とシトリー眷属の監視をしており、ヴァーリとイリナとレイヴェルは見守っていた。アグニとオーフィスはお茶に口を入れるが、俺は空間から端末を取り出して今回の会談についての情報を提出する。

「オーフィスが抜けた事は既に知っているが、詳細だとヴァーリチームが俺らの仲間になってからだ。なので旧魔王派や英雄派も俺らの計画に賛同したし、アグニとは俺らが最初に出会った盟友とも言える」

「真龍を仲間にしている事自体があり得ん話だが、存在感が半端ないし何よりドラゴンの力がな。それに俺と一ちゃんが最初に会談した時に言ってたが、一ちゃんらは異世界から来た者でドウター殲滅が目的としていた。だがこの世界に来てから、色々と目的が増えたように見える」

「確かにな。初めはそうだったが、今ではこの名である兵藤一誠で名乗っているが本名である織斑一真だと言う事は知らんだろ。ま、本名に関しては置いといてオーフィスからお前ら三大勢力に話があって来た」

「この世界の住人ではないと言っていたそうだけど、確かにそうかもしれないね。創造神に前代と今代がいるようだし、今まで中立な存在でもあったようだけどそろそろ本題に入ろうか」

アグニとオーフィスがいるので、例え攻撃してきても部室が吹っ飛び俺らの敵になるだろう。謝罪してきたとしても、俺の聞く耳は持たないのでな。最早最強の座は、真龍と龍神でもなくこの俺となっている。世界最強のドラゴンでもあるが、世界最強の神が直接情報提供するんでな。

「ところで話とは何だ、オーフィス」

「我の蛇は探査能力を持つ蛇がある・・・・『禍の団』に放ったら、我の知らない残党が活発に動いている」

「オーフィスの知らない残党か。だが旧魔王派の悪魔達全員は一ちゃんが創った『ナイトメア』にいるはずだし、英雄派全員は一ちゃんらの仲間になっているし構成員達もだがな」

「改めて説明されると、何だか納得してしまいますが旧魔王派も英雄派も一誠さんが率いる黒神眷属の仲間入りですものね」

「俺らCBの情報提供では、英雄派の構成員が活発に動いているそうだ。何やら新たなリーダーが誕生し、残党共を率いて動いているようだ」

俺らの情報提供を聞いたミカエルら三大勢力は、とても驚愕していたがそりゃそうだろうな。今まで静かになっていた『禍の団』の残党が動いていると知っていて、それも最近になって動き回っているとの事だ。ちなみに本来だとオーフィスは二天龍であるドライグに聞くそうだが、今代の宿主が今までと違う成長をしていてオーフィスにとっては不思議で今までの天龍とは違う。

『まあ確かに本来の道を知っているが、確かに俺と一誠の成長は新たな天龍の誕生だろう』

『そう言う事だ。英雄派の戦いやバアル戦で、赤龍帝は違う進化をした事やら鎧の色が赤から紅になったとかで初めての事だとか』

『我らもだが、初め聞いた事はまさか?と思ったが今思うと確かに変化した。今代である二天龍は新たなステージに立った事で、今までに無い楽しみが増えた』

俺とヴァーリとアグニが念話していると、二天龍が覇龍を使う時の呪文に夢幻と無限を呪文に混ぜた事に関してだと覇王になりたいか?と質問されるが、力を求めた結果として滅ぼされた二天龍となる。『覇』以外の力を高める事に気付かなかったし、赤から紅になるなど予想外だろう。

「ちなみにアグニとオーフィスの象徴的な夢幻と無限が、『覇』の呪文に混ぜた事に関しても知りたくないか?」

「それは神器研究している俺でも分からない事だが、一ちゃんは知っているのか?」

「力を求めすぎた結果となり、『覇』以外の力を高める事に気付かなかったとドライグとアルビオンから聞いた。ここにいるアグニもオーフィスも『覇』ではないが、『禍の団』は『覇』を求めているからな。強い存在に『覇』の(ことわり)とかに理解出来ないが、夢幻と無限は別次元のもんであると考えている。実際、『覇』を逸脱した赤白龍神皇帝になったのが大きな収穫とも言えよう」

「まあ確かに一理あるし、赤白龍神皇帝の場合は覇を捨てた力と見てもいいだろうね。真龍と龍神が一緒にいる自体が、可笑しな状況ともなっているがそれをしたのも一誠君であり創造神黒鐵様の力なのだろうね」

ドラゴンの会話をする所か、真龍と龍神と二天龍が語っている所は見た事ないのか。アザゼルも目を爛々と輝かせているし、本来のドライグと今いる俺の相棒とは決定的な事までもが違う事となっている。ドライグ本人も俺が本来の道を語ると、信じられないと言っていたが端末から映像を出すと信用したからな。

「話が脱線したが、新たなリーダーの名前についてまでは知らんよ。一応俺らの中間試験までには情報が届くと思うんでね、CBにはとても優秀な情報収集が得意な眷属と小型偵察機とオーフィスの探査能力がある蛇を使っている」

「確かに一ちゃんからの情報は正確だし、今まで外れた事がないからな。それも俺らが知らない情報まで持っているが、残党とはどう言う輩何だ?」

「未確認だが、旧魔王派からも残党がいるそうで『ナイトメア』とカテレア達三大魔王に関して知らん奴ららしいぞ。もちろん英雄派の奴らも曹操らが、俺ら黒神に仲間となった事を知らんばかりの連中だ」

とここで俺が立ち上がるとオーフィスは肩車に乗り、アグニはそのまま俺の隣に立っていた。

「そんな訳で会談は終了するが、まだお前ら三大勢力と和平やら同盟などはしないつもりだ。こちらはまだ秘匿にしておきたい事があるのでね」

「情報提供有難く貰うが、一体一誠さんらはどこまで予知をしているのですか?」

「三大勢力との和平や同盟に関しては、何時かしてもらうが私はまだだろうね。黒神眷属の忠告を無視してしまったけど、今は中間テストと中級悪魔昇格試験に関しては頑張ってもらいたい」

「ま、俺達と同盟する気あるなら最初から真龍と龍神を出揃えてまでは来ないはずさ。一ちゃんの考えは分からんが、オーフィスに関しては敵から味方だと思わねえとな」

そう言う事で俺達ソレスタルビーイングと三大勢力との会談は終了となり、俺達はこのまま空間切断により次元の狭間本家に帰還した。アグニは龍化して泳ぎに行ったし、オーフィスはお腹減ったと言ってダイニングルームへ行った。

そして黒神であるソーナ、シーグヴァイラ、レイヴェル、イリナは人間界本家に帰っていた。今回はこちら側だったが、俺らが会談を終わらせると三大勢力トップのミカエルとサーゼクスとアザゼルは改めてオーフィスが『禍の団』を抜けている事を再認識した。 
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