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海未に魅せられて

作者:直樹
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園2 幸せ

目を開けると白い天井。
隣にいた先輩と目が合う。
「大丈夫ですか?先程はすみませんでした。私が押し飛ばしてしまったばかりに。」
「謝るのは僕の方ですよ。僕が押し倒してしまったんだから僕が悪いんです!」
「本当にすいません。」
先輩はうつ向くそして僕は回りを見渡した。僕は保健室のベットで寝かされていたようだ。僕と先輩以外には誰もいない。今、僕と先輩は二人きりこれはチャンス。一度は僕の青春は終わりを告げたと思った。でもそれは間違っていたこれからが青春の始まりだったのか!いや、待てよ。よく考えればさっき僕は先輩を押し倒してしまった訳で普通考えれば今先輩は僕のことを私を押し倒した破廉恥な後輩と思ってるんじゃないのか?これは、やばいどうにかして好感度を上げなければ
「くすくす」
「ど、どうしたんですか?」
何で急に笑いだしたんだ僕が無意識の内になにかしたのか?
「あなたの表情が面白くて、笑顔になったと思えばこんどは悲しいそうな顔をしたり。」
やべー顔にでちゃってたよ。絶対キモいやつだと思われたよ。でも本当にそうおもってたならあんなかわいい笑顔みせるか?て言うかめちゃくちゃ笑顔がかわいい。あんなの反則だろ何も考えられなくなるよ。あれ?さっき何考えてたんだっけ?ふと窓の外を見る。
「えっ!もう真っ暗じゃないですか」
「本当ですね。では、そろそろ帰りましょうか」
「僕、送りますよ。」
「気持ちは嬉しいのですが、これ以上迷惑をかける訳には。」
「でも外は真っ暗で危ないからやっぱり送りますよ。」
「ですが。」
「先輩がなんて言おうと着いていきますから。」
またやっちゃったよキモい発言しちゃったよさっきから凄い勢いで好感度さげてるよ。
「あなたは優しいですね。それではお言葉に甘えて私についてきてください!」
「はい!何処までもついて行く所存であります。」
これはまたやってしまったんじゃないか?いやもうそんなことはどうだっていい。今が幸せならそれでいい。今先輩と話せてるだけで、隣にいれるだけで幸せなのに私についてきてくださいだとー!もう死んでも良い
「あなたは本当に面白い人ですね。」
先輩は僕の顔をみて微笑みながらそう言った。
 
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