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うちはオビト逆行物語 [ 逆行?何それ美味しいの?] 壱

作者:おとひ
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うちはオビト逆行物語 ~まずはこっから!~

 
前書き
副題:オビトが頑張る話(色んな意味で。)

第二話目です。
オビト視点になっています。
今回からあの方たちに登場していただきましょう。
カカシ「お前のその癖、本当にどうにかしてよ。」
オビト「…悪い。」
リン(なんか今日のオビト、おとなしいような…?) 

 
「ち、ちこくだぁ――――!!」
やばいやばいやばい!
まずはこっからって、ちゃんと早起きして、走ってアカデミーまで来る予定だったのに!
なんで今日に限って、三人もばぁちゃんがいるんだよっ!
朝早いから?俺をいじめているのか?
って、そんなこといってる合間についちまった…。
あぁぁぁ…、飾りが片されてるよちくしょう!
「…なにしてんの、おまえ。」
銀髪で黒い目が特徴的なツンツン頭。
相変わらず、ムカつくやつだぜ…。
「オビト、大丈夫?」
茶髪で茶色い目が特徴的な、可愛らしい女の子。
「…あ、うん、悪い…。」
今更、2人の顔を見て、怖くなる。
本当に、俺なんかにできるのだろうか。
思わず、冷や汗がでる。
でもだめだ、様子がおかしいなんてバレたら。
平常心を保て、;あの時;みたいにすればいい。
「…って、そんな場合じゃなかった!入学式は?もしかしてもう終わっちゃった?」
いきなり変えたからおかしいだろうか。
「なに言ってんの、飾り外してんだからそうにきまってんじゃん。」
「あぁ…だよなぁ。」
わざと言ったに決まってんだろ。
「あ、待ってオビトこれ、先生から預かっていたんだ。」
「お、サンキューな!リン!」
よかった…やっぱりリンはいい子だ。
カカシがなんか言ってるけど、聞こえないもんな。
「…あっ、もうこんな時間か…、じゃあ俺帰るな!」
「えっ、これから遊びに誘おうと思ってたんだけど…。」
「わりぃ、今からばぁちゃんと病院なんだ、最近具合悪いみたいで。」
「そっか…お大事にって、言っておいて?」
わぁぁぁぁぁ…天使だ。
待て待て、俺くそキモいぞ。
「ま、いいんじゃない?オビトいない方が人数的にも合ってるし、何時もたいていオビトが鬼になってつまんないし」
…おい。
「カカシ…それはいいすぎだよっ!」
「あぁ、リンいいんだ、好きに言わせとけ。」
その言葉に周りにいたやつもギョッとする。
「あのオビトが、挑発に乗らない…だと。」
あ、そっか、忘れてた。
とりあえずこんな空気から逃げたくて俺は、じゃ、と言って家に帰った。
なんかこれ、失敗したかも…。


実は病院の件は嘘である。
実際にばぁちゃんは風邪だが、そこまで悪くはない。
今日はうちはの敷地内の演習場で術を試す日にしている。
まずは瞳術、初めの写輪眼、万華鏡写輪眼とも普通に開眼した。
じゃあ、自空間で術をためすか…。
とりあえず、家に帰り、ばぁちゃんに遊んでくると伝える。
そして、演習場に戻り、自空間にはいる。
正常なようだ。
この調子なら案外すべてこなせるかもしれない。


気づいたら夕暮れ時になっていた。
今回の成果は中々だったな。
覚えてる術は全てできた。
チャクラ量も申し分ない。
だが、これで安心してはいけない。
もっと、もっと強くならないと。
黒ゼツはともかく、他の強敵すらも倒せないぞ。
「…先は遠いな。」
でも、まけねぇから。
今回は任しといてくれよ、皆。
「さ、帰るか。」
まだやりたいことはたくさんある。


「ただいまぁ…。」
「あら、オビトお帰り、今日は少し遅かったわね。」
「あ…うん、時間忘れてて…ゴメン、飯、作っちゃった?」
「いいえ、オビトの事だから自分で作りたいって言うと思って。」
さっすがばぁちゃん、分かってる。
最近気づいたのだが、味覚は幼少期のままのようだ。
六道仙人、いい仕事してるぜ。

「はい、ばぁちゃん。」
「まぁ、ありがとうねぇ。」
オビトの料理はおいしいから、なんて言ってくれるばぁちゃん大好きで。
でも、時より思ってしまう。
俺に両親がいたら、もっと楽しかったりしたのかな、なんて。
こんなこと、口にだせねぇけど。 
 

 
後書き
家事ができる系男子って萌えます。
オビトは祖母の事考えて家事してそうですよね。 
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