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混沌の魔術師と天空の巫女

作者:白鋼
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第7章 大魔闘演武編
  グラビア対決?

医務室にて・・・


「私はエルフマンという(おとこ)を少々、見くびっていたようだな。
 その打たれ強さと強靭な精神力は我がギルド一かもしれん。
 エルフマンのつかみ取った勝利は必ず私達が次に繋ごう。」

「エルザにそこまで認めてもらえるなんてね。」

「それだけたいそうな事をしたって事だ。」

「マジでスゲェぞ!!エルフマン!!!!」

「同感です。」

ベットに寝ているエルフマンさんに向かって、俺達はそう言う。

「よせよ・・・・・・死者を惜しむようなセリフ並べんのは・・・痛て・・・」

そのエルフマンさんは全身包帯だらけに近い状態であった。

「まあ、昔から頑丈だけが取り柄みたいなものだからね。」

「何か寂しい取り柄だな。」

リサーナさんとナツさんがそう言う。

「オメーも似たようなモンだろ!!」

ナツさんの言葉にエルフマンさんは怒鳴る。

「でも本当にすごいです!!」

ウェンディがそう言う。

「情けねえが俺はこのザマだ。後は任せたぞウェンディ。」

「コージ君も、ここからお願いしていい?」

「「はいっ!!!」」

エルフマンさんとリサーナさんの言葉に俺とウェンディはそう言う。

「さ・・・次の試合はもう始まってる。さっさと行きな。
 敵の視察も勝利への鍵だよ。」

「はい!」

ポーリュシカさんの言葉に俺は返事をする。

「ばっちゃんも気をつけてな。」

ナツさんがそう言う。

「安心しな。ここは俺達、雷神衆が守る。」

「術式にて部外者以外の出入りを禁じよう。」

「もう二度と、ここは襲わせないわ。」

いつの間にか部屋に入っていた雷神衆の皆さんがそう言うのだった。

「す・・・すまねえ。」

「ふん。もっとまともな戦法はなかったの?」

「いいから怪我人は寝ていろ。」

「なんなら、エバを添い寝させようか?」

「「ふざけんなっ!!!!」」

ここは・・・大丈夫の様なので、俺達そろそろ行くことにした。




























「それんしても大鷲の尻尾(レイヴンテイル)の奴等・・・
 やる事が露骨に汚ねえな。」

「1人1人、戦力を潰すつもりか。」

歩きながら、グレイさんとエルザさんはそんな会話をする。

「その件なんだけど、ちょっと疑問が残るわね。」

「どうしたのシャルル?」

「事件の概要はすでに聞いたが、大鷲の尻尾(レイヴンテイル)が盗賊ギルドを使って、
 ()()()()ルーシィの捕獲を試みた。
 だが、それは目標の誤認とナツとコージの追撃により、
 二重の意味で失敗に終わった。」

エルザさんはそう説明をする。

「筋は通ってるんじゃない?」

そう言ってきたのはリサーさん。

「捕まってたら、何をされてたかわからんがな。」

「やめてよ~。」

エルザさんの言葉にルーシィさんは少し怯えて言う。

「その捕獲方法よ。」

「どういう事?」

大鷲の尻尾(レイヴンテイル)には私達を襲った奴、
 相手の魔力を一瞬にして0にする魔導士がいる。」

「・・・・・・。」

シャルルの言葉に俺は強く拳を握る。

「(絶対に許さねえ・・・!!!!)」

俺は心の中で怒るのだった。

「確かにな・・・マスターの推測では、
 1日目ルーシィの魔法がかき消されたのもそいつの仕業だと見ている。」

エルザさんがそう説明をしてくれる。俺は怒りを抑え、話を聞く事にした。

「そんなに捕獲に適している魔導士がいながら、
 何故、そいつが実行犯に加わっていなかったのかしら?」

シャルルの疑問はそう言う事であったか。

「それはバトルパートのルール上、
 参加者は闘技場の近くにいる必要があるからだろ?」

「誰がバトルに選出されるのか直前までわからないってルールね。」

グレイさんとリサーナさんがそう説明をしてくれる。

「ならリザーブ枠から、他の人を出させれば、いいのでは・・・」

「いやそれが、大鷲の尻尾(レイヴンテイル)には
 リザーブ枠の人がいないって聞いたぜ。」

「・・・そうですか・・・。」

ますます謎になってしまったな・・・。

「考えすぎだよ、2人共。」

「・・・だといいけどな。」

「あいつらにとって“方法”より結果の方が大事ってよくわかったもん。」

「まあ・・・いずれにせよ、私達の場外でも狙うつもりなら、
 警戒を怠る事なく、なるべく1人にならないように心がけよう。」

エルザさんのその言葉に全員頷く。

「・・・・・・。」

シャルルは1人、あの予知(本人は夢)で見たことを思い出す。
崩壊する(メルクリアス)そして、涙を流し、何かを歌うルーシィ。

「・・・。」

シャルルはルーシィを見る。

「(私が本当に気になっているのは、
 ()()()()が狙われたという事実。)」

シャルルは心の中でそう思うのだった。


































「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ。」

闘技場のそろれぞれのチームの待機場所についた俺達は
次のバトルの、妖精の尻尾(フェアリーテイル)Bからミラさんが、
相手は青い天馬(ブルーペガサス)から、ジェニーって人がバトルするらしい。
・・・筈だったが・・・・・・

「こんな感じ?」

「「「「「「オオオオ!!!」」」」」」

「こう?」

「「「「「「オオオオ!!!」」」」」」

2人は水着姿で、ポーズをとっていた。

「「どうなってんだコリャー!?」」

「む?」

「ミラさん。」

「・・・と週ソラの彼女にしたい魔導士1位のジェニー(7年前)。」

相手のジェニーさんは金髪のポニーテールに、ハイビスカスの髪飾りが特徴の女性だった。

「えーっとこれは・・・」

どうも聞こえた話からすると、2人は元グラビアアイドル同士で、
変則ルールでグラビア対決となったのだった。

「こっち?」

「はーい♡」

「「「「「「「「オオオオオオオ!!!!」」」」」」」」

別のポーズをとる2人に興奮する観客。主に男性が、当然だが・・・。

「バトルパートって、こんな事とするんですかぁ・・・。」

「絶対に違う。」

ウェンディの言葉に俺はすぐに言うのだった。

「特別ルールじゃない・・・きっと。」

「どう見てもそうでしょ・・・。」

じゃないと、こんな事やらないでしょ・・・・・・。

「さすがにやるわね、ミラ。」

「ジェニーこそ、何か久しぶりねこういうの。」

「まさかグラビア対決なんて、のってくれるとは思わなかったわ。」

「うん・・・だって殴り合うのとかあんまり好きじゃないし。
 こんな平和的に決着がつくなら、その方がいいじゃない。」

2人がそんな会話をするのだった。

「元グラビアアイドル同士!!
 そして共に変身系の魔法を使うからこその実現できた夢のバトル!!!
 ジャッジは我々、実況席の3人行います。」

「責任重大だねぇ。」

「どっちもCOOL&ビューティ!!!」

「さあ、次の水着は・・・」

「お待ちぃ!!」

「「「!?」」」

突然、誰かの声が聞こえた。

「小娘ばかり、目立せてもらっちゃ困るからねえ。」

「確かに、それは同意ね。」

「強さだけじゃなく、美しさも・・・」

「「「人魚の踵(マーメイドヒール)が最強なのよ(さ)!!」」」

「何であちきまで・・・」

何と、人魚の踵(マーメイドヒール)の人達が乱入してきた。

「あの人・・・。」

俺は人魚の踵(マーメイドヒール)の4人のうち、1人に見覚えがあった。
確か泡魔法を使うパープルさんだったな。

「これは大変な事になりました!!!人魚の踵(マーメイドヒール)が乱入!!
 リズリー選手がほっそり体系で嬉しい!!!」

「お待ちなさい!」

「「「!?」」」

「あなた達には、愛が足りませんわ。
 水着でポーズをとれば殿方が喜ぶと思ったら大間違い!!!
 やはり愛・・・愛がなければ!!」

「私も負けてられないもんね!」

「今度は蛇姫の鱗(ラミアスケイル)のシェリーとシェリアが乱入だあ!!!」

おいおい・・・これって乱入ありですか・・・・・・

「ん?」

観客席のマスター達がいる場所で、
俺達妖精の尻尾(フェアリーテイル)しか見えない初代が何かを言って、
突然水着が出てきた。そしてこっちへやって来た。

「あなた達も、見ているだけじゃダメですよ!
 みんなで参加しましょー!!」

「しょ、初代!!?」

「え?」

「何で!?」

とんでもない事言ってきたよ、この人!!

「応援席の者が出るというのに、我々が何もしないわけにはいくまい。」

「「ええ!?」」

「エルザさんまで・・・。」

さらにBチームの方からジュビアさんも出るようである。


































「凄い事になったな・・・。」

闘技場は水着の女の人だらけであった。みんなポーズ取ったりしている。
あ、ウェンディが合宿の時に着ていた水着で出ている。
恥ずかしがっているが、可愛いぞ、ウェンディ。

「あれ?」

よく見たら、エバーグリーンさんまでいる・・・いつの間に・・・

「次のお題は、スク水!!」

「何でいきなりマニアックな格好になる・・・。」

レビィさんはそう言うが、いつの間にか着ている・・・。

「ウェンディはあまり違和感ないね?」

「!?」

リサーナさんの聞こえた言葉に俺はウェンディを見る。

「嬉しくないです!!」

「!!!!」

俺に見えたのは、胸部に平仮名で名前が書かれているスク水を着ているウェンディがいた。

「・・・・・・・・・ありがとう、今日1番最高の時間だ・・・!!!!」

こんな素晴らしい事は無いかあらな!!!!

「次は!ビキニなんだけど、ニーソして!!」

「何か、水着だけでも恥ずかしい気が・・・」

ルーシィさんがそう言う。後ジェニーさんにジュビアさんが着ている。

「続いて!眼鏡っ子!!」

「私はいつもと同じなんだけど。」

そう言ったのはラキさん。この人もいつの間に・・・
後ミラさんと、人魚の踵(マーメイドヒール)の後ろで髪の毛を2つに分けて結んでいる子も着ていた。

「猫耳!!!」

うちのギルドからカナさん、ビスカさん、でなぜかアスカがしており、
ジェニーさんもしている。

「私達がしても、意味なくない?」

「確かに~!」

シャルルの言う通りだな・・・というか、シャルルにミントまで・・・。

「ボンデージ!!!!」

「これも1つの愛。」

「あまり過ぎ・・・。」

蛇姫の鱗(ラミアスケイル)の人達が着ている・・・それ、愛なの?

「どうエルザ?そろそろ負けを認める気になった?」

「ああ?何か言ったか?」

「参りました。」

何をしているんだ、あの2人・・・。

「次のお題は、ウェンデングドレス!パートナーを用意して、花嫁衣装に着替えてください!」

「!」

俺はその言葉を聞き逃さなかった。





























「よし!」

今回はちゃんとした男物のスーツに着替えれた!

「(ウェンディ・・・。)」

「お兄ちゃん・・・。」

「!」

声の方を振り向く。

「・・・どう////」

「!!!!」

ウェンディのウェンデングドレスは白色でプリンセスラインのドレスを着て、
ティアラもつけていた。

「う・・・ウェンディ・・・!!」


がばっ!


「きゃあ!」

俺はウェンディを抱きしめる。

「今すぐにでも結婚したい・・・。」

「お兄ちゃん・・・まだ早いよう・・・。」

「ああ・・・自分たちの今の歳に残念だと思う・・・。」

「・・・・・・いつか。」

「?」

「いつか・・・グランディーネ(お母さん)に、見せてあげたい・・・。」

「・・・・・・ああ。絶対に見つけような。」

「うん。」

「他の人達を見てみようか。」

俺の言葉にウェンディは頷き、手を握る。
























「突然ごめんなさいね、マスター。」

「これも、マスターとしての務めじゃ。」

ミラさんはマスターを・・・

「でも、どう見てもマスターは、花嫁の父親にしか見えない・・・。」

「確かに・・・。」

俺に言葉に苦笑いするウェンディ。

「まあ、手頃ごろな相手で。」

「その方が、以外にはまったりして。」

ジェニーさんは同じ青い天馬(ブルーペガサス)のヒビキさんとであった。


ドン!


「レビィの相手は俺だぁ!!テメエは振られたんだろうが!!!」


ドン!


「テメエも同じだろうが!!」

レビィさんの方は・・・ジェットさんとドロイさんが争っている。

「「ん?」」

2人はレビィさんの視線の方を見る。

「お前は誰とも組まないのか?」

「やってられねえよぉ、昼寝している方がマシだ。」

「じゃあ何でスーツ着てんの?」

「別にいいだろ。」

カジルさんはやる気0で、横になっていた。
リリーとミント、お前達も着替えたのか。

「はぁ・・・。」

「「ガァーーーン!!!」」

レビィさんのため息を見て、2人はそれがどういう意味かわかり、ショックを受けた。

「どーしたのぉー?」

今度はシャンディーがやって来た。アスカを一緒に。しかも着替えて。

「・・・はーん、もしかして~・・・。」

シャンディーはレビィさんの様子と視線を見て、理解した。

「よ~し!」

シャンディーはガジルさんの方へ行く。

「ああ?」

「そりゃあっ!!!」

「どわあああっ!!?」

シャンディーはガジルさんを投げた!?

「きゃあっ!!」


ゴオン!!


「何しやがる!!!」

「彼女の期待に応えただけです!」

「何、キリっとした顔してんだ!!!」

「あの・・・ガジル・・・」

「ああ・・・あ。」

今のガジルさんとレビィさんの状態は、
ガジルさんがレビィさんを押し倒しているような状態でした。

「どいて・・・。」

「・・・くそ。」

ガジルさんは起き上がる。

「ほら。」

「え?」

ガジルさんは手を差し伸べた。

「またあのガキに何かされるよりかはマシだ。」

「そうだね・・・・・・・・・ありがとう。」

「・・・ふん。」

何だかんだで、イイ感じの2人であった。

「シャルルの相手はやっぱりオイラだよね!」

「まあ、エクシード同士って事でね。」

ハッピーとシャルルもだったか・・・。

「ジュビア!君の相手は俺しかいない!」

「リオン様!でも、ジュビアには・・・」

あ、リオンさんがいつの間にか・・・

「せい!」


ドォン!!


「ぐはっ!?」

「グレイ様!」

「他のギルドに仲間をかっ攫われるのは面白くねえからな!」

グレイさんがリオンさんを蹴り、ジュビアさんをお姫様抱っこする。

「ジュビア、幸せ!!!!」

「おわあっ!?」

ジュビアさんは思いっきり抱きしめ、グレイさんは下敷きになった。

「何だかんだ言って、グレイさん、ジュビアさんの事、気にしてんだな。」

「だね。」

俺とウェンディはそう言うのだった。

「わたくし達は不動の愛カップル!」

「あんましくっつくんじゃねえよ。ますます、惚れちまうだろ・・・。」

この2人って・・・いつできたんだろうか・・・?

「ルーシィさん!」

ここで、ルーシィさんを見つける。

「お1人ですか?」

「えっと・・・まぁ・・・。」

ウェンディがルーシィさんにそう聞こうとしていたら・・・

「うわっ!?」

ルーシィさんが誰かに抱きかかえられた。

「ロキ!?」

何とロキさんだった。

「さあ!もうこのまま、結婚しちゃおう!」

「えっと・・・。」

「星霊と人って、結婚できるのか?」

「さあ・・・。」

俺は疑問に思うのだった。

「ナツゥー!」

「ん?おおっ!似合ってんじゃねえか!」

リサーナさんも着替えたみたいだが・・・

「これ・・・ミラさんとリサーナさんの今の姿、エルフマンさんが見たら・・・
 絶対に怒るか、泣くかのどっちかだよな・・・。」

「あははは・・・。」

俺の言葉にウェンディはまた苦笑いする。だってエルフマンさんだし。

「!?お、お兄ちゃん、あれ・・・。」

「?っ!!」

俺はウェンディの見ている先を見た。

「・・・・・・。」

「あ・・・ああああんまり見るな。」

見えたのはエルザさんと、ジェラール・・・いや今はミストガンだけど・・・
ミストガンが不自然過ぎる・・・・・・(汗)
顔を隠すのは仕方ないけど、それと今のスーツ姿、すごく怪しすぎる!

「綺麗だ・・・エルザ。」

「ば、馬鹿者!!!!/////」

あーあー・・・お熱い事・・・

「・・・・・・後で話したいことがある。」

「?」

「・・・・・・。」

小さい声でジェラールがエルザさんにそう言ったのを俺は聞いた。
顔を見るからにして、真剣な話みたいだ・・・。


































「このままじゃ、ラチがあかないので、次で最後の1回とさせて頂きます。」

「「「「「ええ~っ!!」」」」」

何だかんだで、ようやく終わりが近づいてきたので、
本来乱入してきた俺達は待機場所へ戻り、ミラさんとジェニーさんの2人だけとした。

「(来た!!ミラには悪いけど、お題が何であろうと・・・
 最後は必ず私が勝つ仕掛けがあるのよね!!)
 ミラ!!これが最後よ!!!」

「うん!!負けないわよ!!」

「今までの試合の流れにそって私達も賭けをしない?」

「いいわね、何を賭けるの?」

「負けた方は週刊ソーサラーで、ヌード掲載ってのはどうかしら?」

そのジェニーさんの言葉に観客の男性の人が鼻血をふく。

「いくらなんでも・・・そんな賭け・・・」

「いいわよ」

「「「「「ええーーー!!!!」」」」」

OKしちゃったぁー!?

「な・・・ななななんととんでもない賭けが成立して
 しまったーーーーーーーっ!!!!」

「(かかったわね。
 この会場にいるファンの数は私とミラとでどっちかが多いかわからないけど、
 ポイントはあの3人が審査員ってトコ。
 彼らの好み、昨日の食事会の時に偶然聞いちゃったのよね。
 どうやら若い娘がお好きなようで、ミラは7年間歳をとっていない=若いのよ!!
 そしてジェイソン、あんたなら雑誌に売る為にミラを選ぶ。
 7年ぶりに戻ってきた美人モデル(しかも歳とってない)が衝撃ヌード!!!!
 考えるまでもないわ。ごめんねミラ。お題は何であれ、私の勝ち。)」

「最後のお題は戦闘形態です!!」

それと同時にジェニーさんは魔法で戦闘の服に変わった。

「これが私の戦闘形態!!!!(計画通りなの♡)」

動きよさそうな服装であった。

「じゃあ私も行くわね 。
 今までの流れにそって賭けが成立したんだから
 今までの流れにそって最後は力のぶつかり合いでいいのかしら?」

「・・・は?」

ミラさんも変身した・・・その姿は、凄いものだった・・・!!!

「何あの姿!!」

「魔人・・・ミラジェーンシュトリだ。
 私の知る限りでは、最強のサタンソウル。」

「マジですか・・・!」

俺はエルザさんの言葉に驚く。

「私は賭けを承諾した。今度はあなたが“力”を承諾してほしいかな。」

「(そんなーーーーー!!!!)」






















「ねえ?」


ドゴォン!!!!


「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

一撃で終わった・・・・・・。

「グラビア勝負から一転・・・最後は力の勝負に!!!」

「まぁ・・・これが本来のルールだスね。」

「COOLCOOLCOOOL!!」

「勝者ミラジェーン!!!!妖精の尻尾(フェアリーテイル)B、10P獲得ーーーー!!!!」

「ごめんね、生まれたままの姿のジェニー楽しみにしてるわ。」

「い~~~やぁ~~~!!!」

ジェニーさんは泣け叫ぶしかなかった・・・。


































「アルカディオス大佐!」

王宮にて、この前のルーシィ誘拐を実行した本当の人物、
鎧を着た髭の生えた男、アルカディオスは声の方を振り向く。
1人の老人がいた。

「これは国防大臣殿。」

老人は大臣のようであった。名はダートン。

「アレは一体何の真似だね?」

「・・・アレ・・・とは?」

「とぼけるな!!なんでこのタイミングで星霊魔導士を入手しようとする。
 時期尚早とは思わんのか!!?」

ダートン怒鳴ってそう言う。先程のルーシィを攫う件である。

「一刻も早く試運転がしたくてですな。」

「まだ早い!!あれはまだ完成しておらん!!!」

「国防大臣殿、お声の方が少しばかり大きいかと。
 それに・・・あれはすでに完成しております。」

「な・・・なんだと?」

ダートンはアルカディオスの言葉に驚く。

「予算工面のための便宜ですよ未完だとというのは。
 後は星霊魔導士がいればエクリプスは実用段階まで来ているのです。」

「そんなバカな・・・あれだけのものをたった7年で完成させたというのか・・・。」

「これより計画はフェイズ4プランBに移行いたします。
 より確実に星霊魔導士を入手いたします。
 
アルカディオスの言葉にダートンは震える。

「あなたがエクリプス計画反対派だというのはすでに周知の事実。
 しかし、ここまで来たら止まれません。」

アルカディオスはそう言い、歩き去ろうとする。

「貴様は悪魔か・・・!?」

「王の為なら、国の為なら、人は悪魔にも神にもなれるのです。
 世界を返る扉エクリプスの前では、1人の少女の命など実に安い。」

王宮に隠されている巨大な扉。
アルカディオスはその扉を開こうとしているのだった・・・・・・。

王宮に隠されている巨大な扉。この完成のために、ルーシィに危機が迫っていたのだった。
 
 

 
後書き
どうも、白鋼です!ようやく出せました!!アニメ版で出た内容を出しました!
さらにエルザとジェラールも加えてみました!いかがでしょうか?
次回もお楽しみに!! 
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