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SAO〜赤い目の殺戮者〜

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デスゲームスタート

 
前書き
今回から、本編のスタートです。
後、面倒くさいのでソードアート・オンラインではなく、SAOと書きます。 

 
「ふざけんなよ?なにがゲーム攻略だ!クソッタレがぁ!」
一層、始まりの街。
その街の出口へと走りながら、俺は怒鳴り散らしていた。
理由は簡単だ。
先ほどSAOの正式サービスのチュートリアルが終わった。
そこで、クソみたいに理不尽なルールが説明された。
簡単に言うと、ゲームオーバー=現実世界での死と言う本当に糞みたいなルール。
まだあの広場には、状況を受け止めれていないプレイヤーが五万といるだろう。(実際には最高でも一万人しかいないが)
現実を受け止められていなければどれほどいいか、と俺は思わず思ってしまう。
何故なら一時とは言え、集団の中にいれるのだ。
俺だって受け入れたくなかった。
でも、真実だってすぐに分かった。
簡単な理由だ。俺は一度、SAOの製作者である、茅場晶彦にあった事があるからだ。
その時俺は感じた。この男は危険だと。
茅場に会った時、俺が感じたことは唯一つ、茅場の隠している狂気だ。
あいつから感じられる狂気は、多分ほとんどの人が気づかなかっただろう。でも俺には分かった。
この理由は、おれもよく分からない。
強いて言うなら、「なんとなく」だろうか。
こんな時の俺のかんはよく当たる。
そんなこんなで、茅場の言葉、「SAO内でHPをゼロにした者は、ナーブギアが脳を焼き切る。」という言葉を信じ、俺は走っている。
レベルを上げ、犯罪者、そして恐怖に打ち勝つ為、安全圏から少し離れた、少し危険なところへ行こうとしている。
このゲームが初めてやるゲームなら、それは自殺行為だか、ベータ経験者の俺ならその行為は
少し危険ではなく、いつもの事、になる。
そうしてしばらく走っていると、林の中に、そして敵にエンカウントしない様に進み、[ホルンカ」と言う村につく。
ここではあるクエストを受けると、アニールブレードと言う片手剣を貰える。
そのクエストを受け、レベルを上げ、金を稼ぎ、ついでにメインアームを更新するという一石三鳥の行動をする為、俺はダッシュである民家に立ち入った。
クエストの内容はこうだ。
民家の娘が病に倒れ、もうこれを治すには村の外にいるモンスターから取れるアイテムが必要だ。
でもNPCには出来ないから代わりに剣士さんがとって来てくれたら先祖代々に伝わる剣を差し上げましょう、というものだ。
正直面倒くさいので半分以上聞き流していたが、やはりNPCの頭の上に!マークが出たら承諾の言葉を発しないといけないので、軽く
「任せて下さい!」と受け流し、俺はさっさとモンスターを狩りに行く。






「ターゲットは二体、花付きは...無しか」
俺は軽く落胆しながらも、葉っぱ付きのレベル3モンスター、[リトル・ペネント]を倒しに掛かる。
俺が今相手にしているのはてっぺんが葉っぱ付きの奴だか、たまに花付きの奴と実付きの奴が現れる。
花付きの奴を倒すとこのクエストの目的である、「リトル・ペネントの胚珠」が手に入る。
だが、実付きの奴の実を攻撃してしまうと、実が割れ、独特な匂いが発生し、近くの「リトル・ペネント」が集まってくる。
ちなみにベータの時に割ってしまった時は20体位集まってきた。
だが、今俺の前にいるのは葉っぱ付きのやつだ。
遠慮などする意味がない。
まだ、俺に気付いてないことを良いことに、俺は全力ダッシュで近づいて行った。
敵が俺に気づくももう遅い、サクッとソードスキル[ホリゾンタル]を弱点の茎の付け根に当て、一撃で落とす。
攻撃の隙なんてものは与えない。
そしてもう一体も一撃で落とすと、俺は索敵スキルを発動、後ろに何かがいることを察知、振り向いた。
そこには、黒髪に黒い目、そして皮装備に身を包んだ男が立っていた。 
 

 
後書き
皮装備と言えばもちろんあの人ですよ。
あとこの小説は一層から出来るだけ辿って行きます。
まぁ、どうやっても4層位で終わると思います。 
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