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異世界に呼ばれたら、魔法が使えるようになりました。

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古い時代の遺跡

 古い時代の遺跡と言われて僕は首を傾げる。

「昔の遺跡になにか効果があるのでしょうか?」
「古い遺跡といえば強力な魔法が使えるのが当たり前……あ、異世界人だったわね」

 リリアがそう言って一人納得するように頷く。
 そして僕は今の話から、昔の遺跡は随分と怖いものなんだなと思った。と、

「この世界の魔族は貴方の世界から来たことは知っているわね?」
「それはまあ……」
「そして実は魔力がこの世界で、人間の中で最も強いと言われているのが王族……つまりここにいるレイアなのも知っている?」

 リリアがレイアを指差すと、指をさすのは失礼ですとレイアに手を下げられる。
 それもそうねとりリアが笑いながら、

「ちなみに人間の王族も異世界人との混血だったりするのよね」
「え? じゃあレイアは僕達の世界の人に近いのかな?」
「そうなるわね。さて話を戻すけれど……その古代遺跡は巨大な魔力や王族の血によって動かされていたようなのよね。多分魔力の強さの関係で王族が起動できるようにというのと、魔力が強い人に動かせるよう設定されていたのでしょうね」
「でもそうなると魔力が強い人は誰でもといくお事になりませんか?」
「悪用されそうになったら王族が止めればいいし、魔力がつよい子は早めに回収して特別な教育や補助が受けられる仕組み担っているから問題がなかったの」

 異世界ではそうなっているらしい。
 ただそれ以上は特に思うところもなかったので更に話を聞く。

「とまあそんな古い遺跡なんだけれど、実は私達人類、魔族も含めて段々に力が弱くなっているのよね」
「? どうしてですか?」
「さあ。でも500年くらい前で推測している人もいたわね。例えばその“ニートナ備忘録”もそのために作られたと言われているらしいの」
「……これが」

 僕はその本を見ながら、僕と何か関係有るのかとも思う。と、

「それで魔力のつよい子を選んだ可能性が高いのよね。だから多分エイダが手に入れても何の意味も何じゃないかな」
「まあそれは置いておいて、あそこの石碑のようなものも全部古い時代のものらしいの。そしてその古い時代の遺跡って、遺跡自体が空間を超えてつながっているようなのよね」
「空間を超えて?」
「うん、ある遺跡を起動させると他の古い遺跡にもなにか影響があたりするんだって」
「どんな影響何ですか?」
「うーっ、例えばあの石碑のようなものが光ったりする程度かな」

 どうやら大きな変化ではないらしい。
 それは良かったと思う。
 それで何かとんでもないことが起きても嫌だから。

 でもそうなってくるとこの大きな魔力があると何かこの世界ではいいことがあるのだろうか?
 レイアは旅をして欲しいと言っていたけれど、よくよく考えると目的を聞いていなかった気がする。
 今のうちに聞けばいいかなと思って僕はレイアに聞こうとするけれどそこで、

「きゃあああああ」

 エイダの悲鳴が聞こえた。
 先に行ったエイダがとうとう魔力が尽きたのかもしれない。
 早く助けに行かないとと思って僕たちは走りだしたのだった。






 
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