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『愛の性教育』

作者:零那
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『「愛」ッテ...?』



少女の中に在った僅かな希望の光は、ある日、一瞬にして崩れ去った。

挿入は指から始まったけど、結局男の性器も挿入されてしまった。
処女はアッサリ奪われた。

其れからの少女は、何も守るモノが無かった。

自分自身を痛めつけるかのように、いろんな男の玩具に成り下がった。
それで良かった。
生かされ続けなければならないなら生きてると感じたい。

男は少女を乱暴に扱い、玩具の様にする。

けれど、時々、涙を流すこともあった気がする。

『愛してる』と囁く事もあった。
『愛』...そんなもの解らない。

もし、此が『愛』とかゆうモノなら要らない。
絶対こんな『愛』なんて欲しくない。

男の言う『愛』は歪んだモノだった。

其れからの少女が描いてく『愛』も歪んだモノだった。

『愛』とは何なのか。
『性教育』とは何なのか。
『性行為』とは何なのか。

其処に意味は在るのか。
其れに意味は在るのか。

目に見えないからこそ心でシッカリ感じていたい『愛』

快感だけを得る為に、生きてることだけを感じる為に行う『性行為』

遠ざけて蓋をして間違いや歪みを生む『性教育』

何をどう捉え、何をどう学びたいか自分自身の心で...


 
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