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雷の第一世代

作者:大空
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いきなりの勝負

 
前書き
更新、遅くなってすみませんでした!
さぁ、早速ストーリーへLet′s go!
 

 
「ナツとシュレの加入を祝して…宴じゃあ!」
『オォォォォッッ!』

ナツとシュレが加入して数分後、すぐに宴が始まった。二人はいきなりの宴に驚愕したが、すぐに笑顔になった。

「よう!ナツ、シュレ。俺はマカオだ。」
「俺はワカバだ。」
「私はエルザだ。」
「アタシはカナよ!」
「グレイだ。」
「レビィだよ!」
「お前ら、なんの魔法を使うんだ?」

次々と自己紹介がされ、マカオが二人はなんの魔法を使うのか?と聞いてきた。そういえばまだ言っていなかったなと思い、シュレから答えた。

「俺達は滅竜魔法を使う。因みに俺は雷の滅竜魔法だ。」
「俺は炎だ。」

ナツは何故か少し俯いていた。シュレはそれに気づいていたが、敢えて何も言わなかった。

「滅竜……魔法………?」

このリアクションにシュレは、ナツが俯いていたのはこういうことか、と納得した。そして自分も信じてもらえないのではないか、と不安になっていった。
が、

「オオッ!」
「スゲェ!」
「!」
「ヘェ……」

皆、あっさり信じてくれたので、ナツとシュレは安堵した。そこへ、グレイがやって来た。

「お前!俺と勝負しろ!」
「グレイ、服。」
「うおっ」

何故か服を脱いでいるグレイがナツを指差し、勝負を挑んだ。

「よっしゃあ!やってやらぁ!変態が!」
「誰が変態だ!」
「やめんか!」
「「うごっ」」

ナツの一言が発端となり、二人は喧嘩を始めたが、そこへエルザがやって来て仲裁をした。その後、エルザがシュレの元へやって来た。

「シュレは私と勝負しないか?」
「!?」

シュレは当然驚愕した。

「頑張れよー、シュレ。」
「エルザはなかなかつえぇぞ~。」

呑気にそういうマカオとワカバをシュレはキッと少し睨んだ。

「じゃあ、まずはナツとグレイだな。」
「私はグレイかな~。」
「俺はナツだ!」

そう言ってギルドのみんなは賭を初めた。その時、エルザがマスターに声をかけた。

「マスター、ナツとシュレに紋章は…」
「おお、忘れとった。ナツ、シュレ、こちらに来なさい。」
「「?」」

ナツとシュレは何か分からず、首を傾げながらついていった。するとそこにはスタンプのようなものがあった。

「お主らを家族(ギルド)の一員の証として紋章を押すんじゃが、何処がいい?」
「じゃあ、俺は右肩!」
「俺は右手の甲で。」
「わかった。」

マスターはそう言い、ナツは右肩に、シュレは右手の甲にスタンプを押した。

「ナツ、シュレ、お主らは家族(ギルド)の一員じゃぁ!」
「おうよ!」
「あぁ!」

マスターの言葉にナツとシュレは頷いた。

「てなわけで…一回戦目はナツ VS グレイじゃあ!」
『オォォォォッッ!』










ーマグノリア公園ー

ここ、マグノリア公園ではナツVSグレイの勝負が始まろうとしていた。

「準備はよいか?ナツ、グレイ。」
「おうよ!」
「燃えてきた!」

マスターの言葉にグレイは手に冷気を漂わせて、ナツは手に炎を纏わせて応えた。

「では…初めっ!」
「「ウオオォォォオ!」」

マスターの掛け声と同時にナツとグレイは叫びながらそれぞれの相手へと向かった。

「アイスメイク…槍騎兵(ランス)!」
「うぉ!氷か!」

先手を打ったのはグレイ。ナツはギリギリ避けたが、左頬にかすり傷がついた。

「火竜の鉄拳!」
「うおお!」
「ナツ、やるな!」

ナツの攻撃がグレイに当たり、ワカバがナツを称賛する。

「アイスメイク、(フロア)!」
「ん?何だ?」

グレイは手を地面につけ、凍らせて行った。すると走っていたナツは…

ズッテーン!

「ウギャ!」

滑った。

「隙あり!アイスメイク…戦斧(バトルアックス)!」
「うぉ!」

グレイは自分で造った斧をナツへと振りかざした。当たる!その場にいた全員がそう思った。が、

「ふん!」
「!?」

なんと、白刃取りで受け止め、さらに炎で斧を溶かした。これにはさすがにグレイも目を見開いた。

「火竜の咆哮!」
「くっ。」

ナツは口から炎を吐いたが、グレイは咄嗟に身を屈めて避けた。

「そこまで!」
『!?』

突然、マスターが終了を示す言葉を発した。これには全員が驚愕した。

「この勝負、ナツの勝ち!」
「よっしゃぁ!」
「!?」

ナツは喜び、グレイは納得がいかなかった。だがマスターはシュレVSエルザの勝負があるから、と言ってグレイを宥めた。

「ゴホン!では、第二回戦はシュレVSエルザじゃぁ!」
『オォォォォッッ!』

マスターはそう言い、シュレとエルザにこちらに来なさいといい、向かい合わせた。 その際にシュレがナツとすれ違うと、ナツは「頑張れよ」と呟いた。シュレはその呟きに応えられるよう、気合いを入れた。

「準備はよいか?シュレ、エルザ。」
「はい!」
「おぅ!」

マスターの掛け声にエルザは別空間から剣を出して、シュレは手に雷を纏わせて答えた。

「では、初めっ!」
「ウオオォォォオ! 」
「ハアアァァッッ!」

両者共に動き、叫びながらそれぞれの相手へと向かった。

ガキィン!

エルザの剣とシュレの拳が当たり、辺りに風圧がかかった。

「換装!雷帝の鎧!」
「雷竜の咆哮!」

エルザは対雷用の鎧に換装し、シュレは咆哮を放った。シュレの咆哮は凄まじく、対雷用の鎧を纏ったエルザも体が痺れ、動けなくなった。

「雷竜の…」
「そこまで!」
「!」

シュレがエルザに攻撃をしようとしたが、マスターが止めた。

「この勝負…シュレの勝ち!」
「ふぅ」

マスターが発した言葉と同時にシュレは安堵のため息を漏らした。

『ウオオォォォオ!スッゲー!』
「あのエルザを倒しちまったぁ!」

ギルドのみんなはシュレを褒め称えた。

「ナツ、シュレ。よう頑張った。今日はギルドで宴じゃぁ!」
『ウオオォォォオ!』

本日2回目の宴にナツとシュレは戸惑ったが、すぐにギルドへ向かった。










ーギルドー

「ナツもシュレもつえぇなぁ。」
「だよな~。あのエルザをほぼ無傷で倒しちまうんだからよ。」
「俺らも一丁やるか?」
「やってやろうじゃねぇか。」

こちらではマカオとワカバが勝負をしようとしていた。

「シュレ、お前は本当に強いな。」
「そうか?エルザも十分強いと思うぞ。」
「そんなことはない。それより、シュレが持っているその剣はなんなんだ?」

お互いに誉めあっていたエルザとシュレ。エルザは疑問に思ったのか、シュレが背負っている剣を指差して聞いた。すると同じ事を思っていたのか、ギルドにいた全員が注目した。

「これか…。これは俺の親、ラクスマーニが去る前の日に渡してくれたものだ。」
「!」

シュレはどこか寂しそうな顔をして説明した。これにはエルザも狼狽え、あーやらぅーやら言っている。

「?どうしたんだ?」
「い、いや。何でもない。」
「そうか?」

エルザが狼狽えていたことにシュレは気付かなかった。と、そこへマスターがやって来た。

「ナツ、シュレ。お主らは家は決まったのか?」
「いや、決めていない。」
「俺も。」

マスターの問いにシュレが答えるとナツも同意した。
するとマスターは

「では今日は二人共ギルドに泊まりなさい。明日見つけるといい。」
「ああ、そうさせてもらう。」
「あんがとな、じっちゃん!」

そんなこんなでナツとシュレのギルド一日目が無事に終わった。



 
 

 
後書き
すいません!短いですよね。でもそんな短い文を読んでくださった方々に感謝です!

今もオリキャラ募集しています!

あと、オリジナルストーリーを入れてほしい方もどんどん送って下さい!なるべく入れたいと思っています。

感想・批評、お待ちしております!
 
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