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SAO~脇役(?)の異世界日誌~

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第三話 遺跡の魔物(前編)

 
前書き
どうもゆっくり雪です。前回は詐欺っぽくなってしまい申し訳有りませんorz
駄菓子菓子、今回はちゃんと第三話です!(当たり前) 

 
 どうもこんにちは、ジョセフだ。第一層が攻略されキリトが"ビーター"となったあの日から
 どのくらい経ったんだろう。今の最前線は第二十四層だ。

 「何ぶつぶつ言ってるんですかジョセフさん。」

 「いやちょっと状況報告をだな。」

 「?」

 今俺の隣で頭に疑問符を浮かべている少女はメイ。俺の所属するギルド、「風」のメンバーだ。

 「あっジョーさーん!ありましたよ~!」 

 そしてあの明るい声を出しているのがコウ。メイと同じく「風」のメンバーだ。
 今俺が来ているのはアインクラッド第二十四層辺境の地にある遺跡だ。何故こんなとこにいるかというと--

  ~回想~

 「おい!ジョー!お前ひまか?」

 「え?あ、はい」

 「じゃあ最近入った新入りの訓練、付き添いで行ってくれよ!」

 「えぇ!?いやそんなの他に適任いるじゃないですか!ツバキさんとかサヤさんとか」

 「いやーあいにく二人ともボス戦の攻略会議に行っちまっててなー」

 「それは普通リーダーが行くんじゃ···」

 「まぁ!ヨロシク!」

 「えー!?」

回想終わり

 などとギルドリーダーのリンさんに半ば無理やり付いて行かされた。まぁ武器の素材集めも兼ねてるし
 少しは妥協しよう。武器といえば今の俺の武器は"旋棍"、所謂トンファーだ。分からなかったらggれ。

「今行くからそこに居ろよー!」

 「了解でーす」

 そんなこんなで俺はクエスト、「遺跡の魔物」を受けた。
 内容は遺跡には宝が眠っている。しかし取りに行ったら宝を守る怪物がいて近付けないないのでその
 怪物を倒して欲しい、お礼はその宝の一部、というものだ。

 「怪物、ねぇ。」

 「私達の初めてのクエストがそんな難しいモノとは。」

 「俺もいくつかやったことあるけど、今回のは大変そうだな。」

 つくづく思うが何で俺なんだよ。もっと良い人居ますって。確かに俺はギルドに入る前も後もソロが
 多かったから経験は結構積んでるけど··買いかぶり過ぎだろ。俺のステータスは筋力;敏捷=2;8だから
どうしても火力不足になる。今のところは安全マージンを取っているから気にならないが、上層へ行く
 程目立つようになるだろう。実際なったし。
  
 「ジョセフさん、早くいきますよ。」

 「ん?ああ今行くよ。」

 考え事はこの変にしてクエストに集中しよう。

 「転移結晶は持ってるか?」

 「大丈夫です」

 「俺も大丈夫です!」

 「良し!じゃあ行くぞ!」

 「「はい!」」

 俺達はコウが見つけた遺跡の入り口から中へ入って行った···。 


          ----------------------------------------

  
  
  「オラァっ!」

 声を上げながら目の前のモンスター<スケルトン·アーチャー>に体術スキル貫手突き"エンプレイサー"を  放つ。旋棍スキルを使うために体術スキルは完全習得してあるから威力はなかなか。残り6割ほどだったス ケルトンのHPを吹き飛ばした。

 「ハアアァア!」

 周りを見渡すとちょうどコウとスイッチしたメイが両手用大剣を片手直剣の用なスピードでスケルトンに
 降り下ろした。···うん、スゴく··速いです。そう、メイの特徴はあの大剣とは思えない振りの速さ。
 そしてコウの特徴は------

 「よっと!」

  コウが新たにPOPしたスケルトンに向かって両手槍突進ソードスキル"シャープ·ストライク"を放つ。 
  その攻撃は吸い込まれるようにスケルトンの弱点の脊椎に命中し、HPを7割ほど削った。

 「ナイス!」
 
 そう、コウの特徴はあのアスナにこそ及ばないが、正確に弱点を捉える正確さだ。

 「スイッチ!」

 そう叫びコウと場所を入れ替わり、

 「オラァッ!」

 旋棍単発ソードスキル"穿"を放った。この技は出の速さ、ディレイの短さが特徴の、簡単に言うと右スト
 レートだ。

 "穿"はスケルトンのA☆GO☆に命中しHPを削り切った。

 「あ"あ~疲れた」

 「お疲れさん。メイ、今ので何体目だ?」

 「73体目です。」

 冗談のつもりで言ったんだが。何で数えてるんだ···。

 「そうかーじゃあもうそろそろ最奥部に着くんじゃないか?」

 「そうですね、かれこれ一時間半経ってますし。」

 「、と言うかもういい加減ついてくんないと疲労で死にますって」

 「おっ、安全エリアが見えたぞ。もうちょい頑張ったら休憩だ。」

 「本当ですか!」

 とたんに元気になるコウ。こいつ面白いな。
 
 「よっしゃ~一番乗り~!」

 一足早く安全エリアに着いたコウがはしゃいでいた。子供か。
 
 「あー敵が多くて疲れた~。」

 「本当ですよ。ギルドリーダーに"急に実地訓練だ!"とか言われたと思ったらこんなモンスターが多いクエ ストだとは。」

 「お前も結構苦労してんだなぁ。」

 ギルドリーダーのリンさんは腕はかなり立つんだが結構いい加減な性格なんだよなぁ。良い人ではある
 んだが。

 「良し、そろそろ行くぞ」

 「分かりました。」
 
 「えぇ!?もう行くんですか!?」

 「10分休めば十分だろ!ほら早くたて!」

 まだぶつぶつ言ってるコウを無視して次に進もうとしたときに何かがおかしいことにきずいた。

 「あれ?出口が····無い?」

 「えっ?···本当だ!」

 「元来た道も塞がれてますよジョーさん!!」

 「マジか···。閉じ込められた。」
 
 
 嘘だろ!?プレイヤーを閉じ込めるダンジョンとかあんのかよ!?普通のゲームなら死に戻りすれば済む
 だろうがこのデスゲームじゃそんなことはできん。クソッ茅場彰彦は趣味悪いな!
 
 「ええ!?どうするんですかジョーさん!」

 「えっ俺!?」

 「この中で一番経験有るのはジョーさんでしょ!?何か良いアイデアを···」

 「ちょっと待て!とりあえず冷静に話し合いを···ってどうしたメイ!?」

  ずっと喋らないと思っていたらメイは壁にもたれ掛かっていた。何か顔色悪いぞ?

 「おい!メイ!どうした!?」

 メイは俺の声には答えない。、目は虚ろだし肩で息をしている。どうしたってんだよこんなときに!

 
 「とりあえず手分けしてでる方法を探しましょう!」

 「あぁそれが良い!メイのことは後回しだ!」

 そう言葉を交わし探索を始めようとしたその時!

 ゴゴゴゴゴゴゴ····

 「!?」

 「何の音だ!?」

 何かの仕掛けが発動したっぽい音が聞こえて来た。   

 「な、何かヤバそうな雰囲気···。」

 音はどんどん大きくなっていく。まさかNPCが言ってた魔物とやらがでてくる?いやここは安全エリア。
 出てきても仕方ない。···となると···

 「コウ!何か来るかもしんないからお前は一応メイのところにいろ!」

 「了解です!」

 俺の指示に従ってコウがメイのところに着くのと俺達が立っている床が消え去るのは同時だった。
 どうやらこの安全エリアは侵入者を落とすための罠だったらしい。茅場の野郎···

 「頭おかしいだろおおおおおお!?」

 実は俺達が軽い気持ちで受けたクエストは実はフィールドボス戦並みの難関クエストだったらしいが
 この時の俺達はそんなことは知らなかった····。うわああああああああああああああ!!!!

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後書き
どうもゆっくり雪です。今回は初めてのオリジナル回でしたがどうでしたか?批判、意見等ありましたら
感想までお願い致します。orz
読み返してみると説明不足なところや適当になっているところが多々ありますがこれから改善して行きます。
次回もがんばります! 
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