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ガンダムビルドファイターズ ~orbit~

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舞い降りる翼

 
前書き
………更新が1ヶ月近く出来ずすいませんでしたっ!言い訳をさせてもらうなら、orbitを書き進めようとするも、別で書きたいものがちょくちょく頭の中に構成されていき、これじゃあこっちに集中できない!ということで、先にそっちを書き終えて集中してやろう!と思い、そっちを書いていました。(未だにそっちも書き終えてないけど…)

というわけで、久々の更新!これからもよろしくお願いいたします! 

 
「誰だお前?邪魔すんなよ」

『邪魔立てするなら貴様も倒させてもらうぞ』

『おー、元気いいなぁ。何かいいことでもあったのかい? 』

乱入してきた機体はそのまま降下し、俺とティグリスガンダムの間に降り立った。

「ふざけてんのか?だから誰なんだよお前? 」

俺は乱入者に向かって聞く。乱入者の機体はウイングガンダムゼロをベース。アンテナ、胸部、両肩、両肘、両足、ツインバスターライフル、ウイングガンダムゼロのシールドに青色のクリアーパーツが埋め込まれており、形状とカラーリングがほぼストライクフリーダムと同じになっていた。バックパックは翼の部分がストライクフリーダムの物に変更されていて、両サイドアーマーにはビームサーベルを装備していた。

『名乗るほどの者じゃないさ。本来は始業式の時に来るはずだったんだけど、仕事とかで忙しくて来れなかった君達のコーチだよ』

『コーチ?そんなもの生徒会には報告に上がってないぞ』

『ええっ!?ムウさんちゃんと申請書出してよ……。まあ後で自分で出しに行こ』

男は気楽そうにそう言った。が、今は関係ないことだ。

「悪いけど邪魔だ。今取り組み中なんだよ」

『そういうことだ』

ティグリスガンダムがビームブレイドを展開すると、ティグリスガンダムが青白い光に包まれ、光により完璧な虎と化して機敏な動きをしながら突っ込こんだ。ウイングガンダムゼロはその場にしゃがみ、下からすくうようにシールドでティグリスガンダムを持ち上げて俺の所へと投げ飛ばしてきた。

『はいはーい。事情なら三人から聞いたよ。そんな条件でバトルをさせる訳にはいけないし、止めさせてもらうよ』

『貴様…! 』

そのままティグリスガンダムはMS形態に変形し、ドッズライフル二丁でウイングガンダムゼロに向けて攻撃する。しかしウイングガンダムゼロは動かずシールドを突き出すと、シールドがスライドしビームを吸収していった。

『アブソーブシールド!? 』

「だったらコイツでどうだ! 」

『カグラ君!止めなさい! 』

刀を構えてウイングガンダムゼロに斬りかかると、ウイングガンダムゼロは左手でビームサーベルを引き抜いて受け止めてきた。

『わからない人だ……なっ! 』

「ぐっ……! 」

ウイングガンダムゼロはそのままビームサーベルを振り切り、大きく後退させられる。

『どうする?まだ続ける気? 』

『…………ちっ! 』

『BATTLE ENDED』

サクラが舌打ちをすると、それと同時にバトルが終了した。

ーーー--

「今日のところはここまでにしとこう。伝え忘れていたが、貴様達にチャンスをやる。近い内にいちば模型店といわれる店で開かれる大会がある。ここまで言えばわかるな? 」

「その大会で優勝しなければ廃部ってわけですか? 」

「その通りだ。せいぜい頑張るがいい」

サクラはそのままティグリスガンダムを持って部室を出ていった。
すると、その直後脳天に衝撃が走った。

「痛った!どんな石頭してんのよ! 」

「それよりも何で殴ってきたんだよ!?説明しろ! 」

アマネは自分の右手を押さえながら睨みつけてきた。俺は頭を殴られたが、女だからそれほど痛くはなかった。

「いやいやカグラ。そりゃ殴られるだろ。だっていきなり部の存続をかけられたバトルを勝手にしたんだぜ?そりゃキレるわ」

ヒメラギが肩に寄りかかって御愁傷様、といいながら説明してきた。

「それよりも、勝手な行動しないでくれるかしら?もし負けたらどうする気だったのよ? 」

「だから負ける気はねえって言っただろ」

「初心者が何言ってんのよ! 」

「まあまあ二人共落ち着けよ。それよりも今は大事な事があるだろ? 」

ヒメラギが指を指すと、そこにはウイングガンダムゼロを手に持った男がいた。

「すいませんが、自己紹介をしてもらっていいですか? 」

「ん、いいよ。僕の名前はハルカゼ トウイ……探偵さ…」

コーチじゃねーのかよ。

「というのは冗談で、今日から君達のコーチをするハルカゼ トウイ。よろしくね。皆の名前は? 」

「あ、アキザワ セイヤって言います。よろしくお願いします」

「アマネ マヒルです。よろしくお願いしますコーチ」

「ヒメラギ トモヤ!よろしくなハルカゼコーチ! 」

一人一人が自己紹介をし、最後に俺の番が回ってきた。

「んで、君がゴッドガンダムの使い手ね」

「ああ。カグラ レイだ」

「素っ気ないな~。まあいいけど。ところで……」

ハルカゼが俺達を一人ずつ、そして一回りしながら部室を見渡していくと、大きくため息を吐いた。

「廃部寸前って……本当? 」

俺達が頷くと、また大きなため息を吐いた。

「まさかこんなことになっていたなんて……ムウさんいつも説明しないから今の状況伝えられてないし……不幸だ…」

「ハルカゼさんはどうしてここに来たんですか? 」

「四月に入ったばかりの時にムウさんにコーチを頼まれて来たんだよ。まあいろいろあって遅れたけど」

その時隣から扉が開くと、今度はムウが出てきた。

「おっ?来たかトウイ」

「ムウさん。僕廃部寸前って初耳なんですけど? 」

「言ってなかったか?まあいいだろ。そんなことよりもコイツらの事を頼んだぞ。これで俺はより楽になれるからな」

「やっぱりそれが狙いですか……」

そのまま今日はムウとハルカゼが話し合いをするため解散することになり、俺はまっすぐ帰路についた。










「痛っ! 」

帰っている途中、頭が急に痛くなり額に手を当てる。なんなんだよ?

【ザザ……ナンス…ザザザ…】

【ファザザザザ……ナル…ザザ…】

頭の中に靄がかかった、知らないはずの映像が流れ始めどんどん頭痛が酷くなっていく。

【皆ザ……しだ…】

「ぐっ! 」

頭を押さえながらなんとか歩くも、孤児院を目の前にした所でその場に膝をついた。

【生き……どん………うと、…んな……状況でも……その……て自分……負け……ように、……さい……】

「がっ……ぁ…! 」

やがて激痛となり、そのまま気を失った。直前に見た映像は、なぜかとても大切な人の言葉だったような気がした。

ーーー--

「あっ。目を覚ましましたかレイ君? 」

目を開けると、すぐに自分の部屋だと気づき起き上がる。それと同時に扉が開きレイナが入ってきた。

「………ここは…孤児院か。にしてもタイミングよく来たな」

「まあ偶然ですけどね。それよりも大丈夫ですか?孤児院の前で倒れていたのでビックリしましたよ」

レイナに言われ、倒れる前の事を思い出す。今のところ痛みは引いており先ほどの激痛が嘘みたいだ。それに何か見てたような気がするが、全く思い出せない。
様子を察したのか、レイナが俺の右手を自分の両手で包んできた。

「レイ君。大丈夫ですか? 」

「ああ、心配かけたな。もう大丈夫だ」

ベッドから出て居間へと向かう。レイナもついてきて、居間に来るとまだ子供達は帰ってきておらず誰も居なかった。

「…………テレビでも見るかなぁ」

リモコンを持って電源を点けようとすると、携帯から電話が鳴った。

「誰なんだよいったい……」

俺の連絡先知ってんのは孤児院の連中だけだし……まさか拉致られたとかないよな?恐る恐るポケットからスマホを取りだし、発信相手を見ると知らない番号だったので、一瞬出るか迷ったがすぐに出た。

「もしもし? 」

『もしもしカグラ君。アマネよ。今すぐいちば模型店に来なさい。他の皆も来てるから急ぐように。十分以内に来なかったら学園中に言いふらすから覚悟するように』

「テメ!何で俺の番号知って『それじゃあ待ってるわよ』……」

一方的に用件だけを伝えられてすぐに電話を切られた。てか今からかよ!

「あの悪魔女!一方的に用件だけ言いやがって!てか十分で行ける距離じゃねえよな!? 」

俺は部屋から自転車の鍵と財布等を取りに行き、すぐに靴を履いて自転車に殴り込むように鍵を差し込んだ。

「レイ君。いってらっしゃい」

「いってくる!覚悟してろよあのやろう! 」

自転車を全力疾走でこいでいちば模型店へと向かった。

「レイ君に友達が出来て私は嬉しいわ……多少変わった友達のようだけど」

ーーー--

「らあぁぁぁぁ!! 」

いちば模型店に向かっていると、店の前にはアマネ、ヒメラギ、アキザワが立っていた。どうやら全員そのまま制服で来たらしい。まあ俺もだけど。
そのまま三人組の前で自転車を急ブレーキして降りる。

「おっ?来たかカグラ」

「ちゃんと来てくれたんだね」

「はぁはぁ……死ぬ…」

「残念ね。後十秒ちょっとでタイムアップだったのに、よく間に合ったわね」

「お、お前…ゲホッ…いつか絶対痛い目見る……ぞ…」

「その時はあんたを盾代わりにするわ」

ふざけんな!っと言いたいところだが、息切れが酷いので言葉に出来ずそのまま自転車を駐輪場に置いて店の中に入った。

「すいません。大会のエントリーで来たんですが」

「おおそうか。ちょいと待たれい」

70代ぐらいのじいさんがカウンターに座っており、レジの下からエントリー用紙を取り出した。

「ほれ。これに五人の名前を書いてもらおう……と言っても、お主たち四人しかおらんようじゃが。今回の大会は、ガンプラバトル選手権の艦隊戦の予行を目的とした大会じゃから、後一人いないと戦えんぞ? 」

「え~と……もう一人は後から探すつもりなんですけど、大丈夫でしょうか? 」

「ふーむ。エントリー期間までに見つけられるならよいが、大丈夫なのか? 」

俺達は黙りこんでしまった。正直あてなんて思いつかない。他の三人の方を見ると、アイコンタクトで「無い」と伝わってきた。

「……ふむ。とりあえずエントリーだけは受け付けよう。名前を書いておくれ」

とりあえずエントリーだけは受け付けてくれるらしく、アキザワが俺達四人の名前を書き込んでじいさんにエントリー用紙を渡した。
じいさんはエントリー用紙を受けとると、俺達をじまじまと見つめてきた。

「なんだよ? 」

「いや、さてはお主達天之川学園の生徒か? 」

「?そうですが? 」

「いやはや懐かしいのぉ。最後に見たのは六年前じゃったか?とにかく懐かしい」

「ご老体は天之川学園の教師とかしてたのですか? 」

アキザワがじいさんに聞くと、すぐに顔を横に振った。

「いや違うぞ?前まではよく三人組が顔を出して来てくれたんじゃ。まあ卒業した後はさっぱり顔を見せなくなりおって……まあ就職やら仕事やらで忙しかったんじゃろう」

「そうなんですか。大変ですね」

アキザワはじいさん……老人の相手をよくしていたのか、うまく話を聞いて返事をしている。正直俺はじいさんの話なんか興味ないから早く帰りたい一心である。
そうこうしていると、店の扉が開き見知った人物が入ってきた。

「あれ?皆一緒でどうしたの? 」

「おおハルカゼ君!久しぶりじゃのう! 」

「お久しぶりですイチヨウさん。時間に余裕が出来たんで挨拶に来てみました」

ハルカゼがじいさんに挨拶をし、俺達に向き直る。

「んで、皆はどうしたの? 」

「私達は生徒会長から言われた条件をクリアするために、早めにエントリーに来たんです。ですが……」

「人数が足りないんだよハルカゼコーチ! 」

ヒメラギがハルカゼの両肩を掴んで訴えると、困ったような顔をして頬をかいている。

「ん~……と言ってもなぁ~」

「ならハルカゼさんが代わりに参加してくれませんか? 」

「えっ? 」

「イチヨウさん……と言いましたよね?構いませんか? 」

「ふむ……しかし今大会は先ほども言った通り、艦隊戦の試合……近い内にやるガンプラバトル選手権の予行みたいなものじゃ。だから参加チームは全て各学校のチーム。ハルカゼ君のよしみじゃからわしは構わんが、相手がダメと言ったら人数不足で即刻負けじゃぞ? 」

そんな危険な橋を渡らなければいけないのか。まあ最終的判断はアキザワとアマネに任せるが…。

「そこら辺は大丈夫だと僕は思いますよ。これでも結構挑まれる事はあるので」

「と、ハルカゼ君が言っておるようじゃが、最終的判断はお主達じゃ。どうする? 」

「………やります。イチヨウさん。コーチの名前も書いてください」

「いいのかアマネ?危険な橋だぞ? 」

「元々人数不足で危険な状況だったのよ?なら今のところこれ以外手はないじゃない」

「そういうなら俺は別に構わねえけどな」

「無責任だなカグラよ~。廃部がかかってんだぜ廃部が?真面目にやってくれよ」

ヒメラギが俺の首に腕を回して言ってきたが、お前一番最初あんなに嫌がってたよな?

ーーー--

翌日、俺達は大会へと向けて特訓を開始していた。ヒメラギは自分専用のガンプラを作るため創作室に籠り、アキザワは新入部員の勧誘。そして俺とアマネは、今ハルカゼと二対一で戦っていた。

『ほっと』

「げっ! 」

「カグラ君!アブソーブシールドを忘れないで! 」

バスターライフル改でハルカゼのウイングガンダムリベロに向けて攻撃すると、ウイングガンダムリベロはシールドをスライドさせてビームを吸収していった。

『今度はこっちからいくよ。当たれーーーー!! 』

ウイングガンダムリベロからスーパードラグーンが射出され、俺達に向けて攻撃してきた。俺はスザクモードに変形して攻撃をかわすも、アマネの機体……騎士ウイングガンダムゼロはスーパードラグーンの攻撃をかわしきれず右腕と両足、オマケにバックパックも破壊されてしまった。

「きゃあっ! 」

『後はレイ君だけか。にしても本当に初心者かと疑う程のマニューバをするけど……』

アマネを撃墜した後スーパードラグーンに囲まれて一斉攻撃されるも、機体姿勢をピッチアップし迎角を90度近くに変えるコブラといわれる動きでスーパードラグーンの攻撃をかわす。それと同時に包囲網から抜け出し、MS形態に変形しバスターライフル改でスーパードラグーンに向けて凪ぎ払うかのように攻撃した。

『おおっ!? 』

スーパードラグーンはすぐに回避行動をするも八基の内三基を破壊し、そのままウイングガンダムリベロに向けて攻撃した。

「だからアブソーブシールドを忘れないで!いい加減にしなさい! 」

「あっ……」

ウイングガンダムリベロは、そのままさっきと同じようにビームを吸収していった。

「なら接近戦でやってやる! 」

バスターライフル改からビームサーベルを発生させて、ウイングガンダムリベロに接近する。

『接近戦で来るか……まあ関係ないけど…ね! 』

ウイングガンダムリベロはスーパードラグーンの先端にビームサーベルを発生させて、こちらに向けて放ってきた。俺はそれをバスターライフル改とシールドで弾き、回避し、防御したりするも、一向に近づけずにいる。というか離されていってる。

「くっっそが! 」

『頑張れ~』

「黙ってろ!今にその余裕綽々の態度をぶっ飛ばしてやる! 」

『アハハハハ』

うっわ!棒読みで笑いやがって!腹立つなアイツ!

俺は後手にまわっていると、スーパードラグーンの包囲網の抜け道を見つけ、次に向かってくるスーパードラグーンをバスターライフル改で弾き、すぐにスザクモードに変形してそこを通り抜ける。

「よし! 」

『はいチェックメイト』

スーパードラグーンの包囲網から抜けた瞬間、アルケオニスガンダムが光に包まれた。

『BATTLE ENDED』

「まだまだだね」

「大人げねえぇぇぇ!! 」

どうやらスーパードラグーンの包囲網にあえて抜け道を作り、そこを抜けた瞬間をすかさずツインバスターライフルで攻撃したらしい。

「う~ん。動きは悪くないんだけど、何かこう単純なんだよな~」

「アブソーブシールドを忘れて攻撃してたし、本当に馬鹿ねあんた」

「お前だってあっさりやられてじゃねえか! 」

「なんですって!? 」

グググとお互い唸りながらにらみあってると、ハルカゼが突然笑いだした。
……殴っていいかな? なんかマジで腹立つんだけど。

「ハーハー、ヒー…。ご、ごめん……なんか夫婦(めおと)漫才を見てるみたいで……ブハッ! 」

ハルカゼは口を押さえて笑いを堪えようとしてるも、耐えきれず吹き出した。……殺していいかな?いやそれよりも……。

「「誰が夫婦だ(ですか)!? 」」





ーーー--





「はい、じゃあ今日はここまで。二人共ちゃんとどうすればいいか考えるようにね~」

あれからずっとバトルをし、結果は全戦全敗。ぼろ負けだった。……何も言えねえ…。

「ちなみに私も考えた方がいいんでしょうか? 」

「そういえばマヒルさんはビルダー専門だっけ?まあそれでも考えた方がいいと思うよ。ファイターのサポートや助言をすることもあるからね。それに戦えるようになった方がいいし」

「ですよね……」

「まあ精進しろよア、マ、ネ~」

「あんたに言われるととてもムカつくから、口を開かないでくれる? 」

「そう言うなよアマネ~? 」

「消えなさい変態犯罪者」

「誰が変態犯罪者だ!? 」

「アッハッハッハッ!! 」

俺がアマネと言い争っていると、ハルカゼがまた笑いだした。

「ハー…。まあともかく頑張ってね」

それだけ言って解散することになり、俺はすぐに帰路についた。





ーーー--





「いや~。なかなか面白い子達がいるな~。あの二人とは別の面白さがあるし、これは楽しくなってきた」

二人が帰った後、部室で一人ゆっくりしながら呟いた。

ピロロロロ ピロロロロ ピッ

「はいもしもし。ハルカゼ トウイ…探偵さ……」

電話が鳴り、すぐに出ていつもの挨拶をかわす。電話の相手からは見事なツッコミが返ってきて、相変わらず元気だな~っと安心した。

「ん?実は頼みたい事があったね。……うん。ちょっと休みをとってこっちに帰って来れない?……おお…大変そうですね…。え?まあいちば模型店の大会がメインじゃないし、その後でもいっか。んじゃよろしくね~」

電話を切り、部室のショーケースの所へと向かう。ショーケースの硝子(ガラス)に手を触れると、中にはトロフィーが置かれており、『全日本ガンプラバトル選手権 中高部 優勝 天之川学園 チームトライホープ』と刻まれていた。

「……新しい風が吹くか…」

 
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