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『堕天使と人間』

作者:零那
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『終焉』



僕は、心を持たない。
人間じゃない別の存在になれたんだ。
楽になった。

心と引き替えに深黒の片翼を得た僕は、此処で何をするべきなんだろう。


僕は堕天使として、君は人間として、生きてく。

君の為なら、どんな自分になっても構わない。


僕と君は、手探りで此の道をそれぞれ歩んでく。
生きてくんだ、此の道を。

茨の道だと知らず...

無いものねだりの末、得たものと失ったものは何だろう。


 
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