『堕天使と人間』

作者：零那

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『叫び』

君はまだ不思議そうに僕を見る。

僕は､涙を拭いながら言った。

『そう､其れは...
一番哀しいかもしれないね』

君は､暫く悩むような素振りをしていた。

少し､眉間にシワが寄り､けれど､悩むのを諦めたかのように､吹っ切るように言った。

『何が？』

君は､本当は､もしかしたら本当のことに気付きかけてるんじゃないのかな...

そう感じた僕は､君にもっと深く考えて欲しくなったんだ。

だから言った。

『だって､何も感じないのは...すごく虚しいことだと思う。』

君に届いて欲しい。
僕の心の叫び。

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