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『吐瀉物』

作者:零那
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『正体不明』



唯ひとつ、誇れるものが在るとすれば何なのか考えてみた。

どんなに考えてみても、そんなのは何も持ってなかった。

唯ひとつ、これだけは誰にも負けないと言い切れることは何なのか考えてみた。

どんなに考えてみても、そんなものは何も持ってなかった。

僕は何を持ってるんだろう。
僕は何なら誰かより誇れたり、自信が在ったりするんだろう。

僕は、何もない唯ひとつの個体にしか過ぎないのだろうか。


 
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