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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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原作前の事
  六大龍王と二天龍

空間の裂け目から出たとこは大陸だったが、しばらく散策するとドラゴンがいた。数十種類くらいだったが、俺は重力制御によって、空を飛んでたらいきなりドラゴンブレスが来たので避けた。その後も何十回と避け続けていると、六体のドラゴンがいた。俺は六体のドラゴンがいた場所に降りたが、ドラゴン達に何故攻撃するのか聞いた。「」は俺で『』はドラゴン達の会話でテレパシーか念話だ。

「何故俺を攻撃する?六体のドラゴン達よ」

『ここは我々が管理してる場所であり、お前は勝手に不法侵入した訳だ。ただの人間ではなさそうだが、ここには何しに来た?』

「悪いな、勝手に入ってしまって。ちょいと探してるドラゴンがいるんだ」

『ほう、探してるドラゴンとは我らの事か?』

「見た感じだと、もしかして六大龍王か?通りで、他のドラゴンより力を感じる訳か」

六体のドラゴン達は警戒はしてたけど、ここに来た理由を話すと探しているドラゴンがいるという訳で、とりあえず自己紹介を始めた六大龍王。確か原作では五大龍王だった気がするが、この時はまだ六大龍王らしいな。

『そうだ、我らは六大龍王の一体、「黒邪の龍王(プリズン・ドラゴン)」ヴリトラ』

『同じく六大龍王の一体、「黄金龍君(ギガンティス・ドラゴン)」ファーブニル』

『同じく六大龍王の一体、「天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)」ティアマット』

『同じく六大龍王の一体、「西海龍童(ミスチバス・ドラゴン)」玉龍(ウーロン)

『同じく六大龍王の一体、「終末の大龍(スリーピング・ドラゴン)」ミドガルズオルム』

『同じく六大龍王の一体、「魔龍聖(ブレイズ・ミーティア・ドラゴン)」タンニーン』

「こんな所に六大龍王が勢揃いとは・・・・ある意味でラッキーだな」

ヴリトラは黒色、ファーブニルは金色、ティアマットは青色、玉龍は緑色、ミドガルズオルムは灰色、タンニーンは紫。ミドガルズオルムは北欧神話のロキに創られたというドラゴンのはずだが、何故かここにいたようだ。

『ところでここに何用で来た?見たところ人間のようだが』

『人間に見えるけど、何か力を感じるわ。ただの人間ではなさそうね』

『ただの人間がこんな所に来れる訳がない。天使か悪魔かまたは堕天使だったら来れそうな気がするが、見た所ただの人間にしか見えない。お前は何者だ?ここには何用で来た?』

「俺の名は兵藤一誠、またの名を創造神黒鐵という」

『何だと!あの創造神黒鐵だというのは本当か?』

「ああ本当だ。現に『聖書に記されし神』と四大魔王と知り合いになったし、俺が創った訳ではないから初めて会ったけど親友になった」

『通りで我らの攻撃を、簡単に避けてるから納得だな。なあ玉龍よ』

『ああ、それが本当なら我達六大龍王でも負けるかもしれないな』

「何なら証拠を見せようか?」

『ああ頼む。始まりの神という力は、俺達でさえ勝てない力と言い伝えられているからな』

六大龍王から少し離れて黒鐵改を呼んだが、第一の姿でもよかったが今後出会う二天龍の為である。

「来い!黒鐵!」

『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影!』

俺の身体は消えて、影から黒鐵改が召喚された。力を解放したら、覇気や魔力や殺気などを飛ばした。それの所為で、六大龍王達は吹っ飛ばされた。なので力を抑えてから、龍王達が飛ばされた所に行ったのだった。

「大丈夫か?六大龍王よ」

『ああ何とかな・・・・しかしこれ程とはとても驚愕した。最初はただの人間かと思ったが、第二の御姿を召喚したと思ったら吹き飛ばされるとはな。我々はもっと精進しないとこれでは六大龍王とは名乗れんよ。その姿が創造神黒鐵か・・・・聞いた伝承通りかもな』

「伝承とは?」

『創造神黒鐵は、始まりの神或いは始祖神なのでその下の神でも勝てないくらい強いと聞いている。あの「無限の龍神」オーフィスにも勝てるかは分からない位にとかな』

「そういう事になってるのか、確かに力は無限だしな」

『ところで先程の人間の姿はどうした?いないように見えるが・・・・』

「ここにいるぞ。正確には黒鐵改の中にいるが、今喋ってるのも俺=我自身だからな。声だってさっきと同じだ」

『確かにさっき喋ってた人間と声が一緒だな。違う所は一人称だな』

「ところで我が何でここいるか?というと二天龍を探してるんだが知っているか?」

『何ですって!?二天龍と会うというのは、どんな理由なのかしら?私は二天龍の赤い龍ドライグとは、因縁持っているのよね』

「単に会いに来ただけさ、どんな奴か知りたいだけだ。どこにいるか知らないか?」

『確か今、上空で喧嘩でもしているんじゃないか?喧嘩を止めてくるのか?』

「喧嘩中なら止めるさ、これを使ってな」

黒鐵改は空間から何かを取り出したが、それは大きなハリセンだった。鋼鉄製なのか、例え巨神兵だろうが巨大なドラゴンでも効果有りのだった。

『まさかそれで叩くのか?痛そうだな』

「まあな、さて我は行くとする。二天龍に会いに行くが、また会うかもしれん。とりあえずじゃあな六大龍王よ」

『喧嘩を止めた後にまた会いそうだな、まあ二天龍がどんなのかは会えば分かるさ』

黒鐵改は重力制御で空を飛んだ。途中ドラゴンの群れにあったが、ドラゴン側が避けてくれた。さてと、二天龍はどこにいるんだろう?と探したらいたいた。赤と白のドラゴンが喧嘩していたので、黒鐵改は赤と白の中間に入った。

「喧嘩中のところ悪いが、我の話を聞いてくれないか?」

『何だと!俺達の戦いを邪魔するなら、誰であっても許さん事だ。俺の名は「赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)」ドライグ』

『ああそうだ。これは私らの戦い、誰にも邪魔はさせん!私の名は「白い龍(バニシング・ドラゴン)」アルビオン』

なるほど、ティアマットが言っていた赤い龍ドライグがコイツの事か。それにしても喧嘩理由をさっき聞いたが、どれもしょうもない事だらけだった。

『赤いのよ、ここは一度中断して共闘しないか?』

『賛成だ白いのよ。俺らの戦いを邪魔するのなら共闘後にするか』

いつの間にか共闘して我を倒そうとしているのか、喧嘩は一時停止してから矛先を我に向けた。なかなか楽しめそうだが創造神を倒せる訳ないとは思ったが、コイツらの力量を見るには丁度いいなと思った。

「お前らの力量を我に見せてくれ二天龍よ!」

黒鐵改は、鋼鉄製のハリセンを空間から出して攻撃態勢に入った。流石は二天龍、素早く動いて火炎を打ち出す時に二天龍の能力が響いたのだった。

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!』

『DivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivide!』

『Boost』は赤い龍ドライグの能力で倍加する事『Divide』は相手の力を半減させて自らの力にしてしまう事、だから俺の力が半分とされているが問題はない。二天龍であるドライグとアルビオンは、互いの息吹を撃ち出した。

ドライグはフレイムバースト、アルビオンはシャイニングバーストを撃ち出して火炎は2つだったがそれが1つとなって黒鐵改に向かった。黒鐵改はハリセンを空間にしまい、防御態勢に入った。腕をクロスさせて構えてた所を、巨大な火炎が黒鐵改に来た。始めは押されているが、自ら前に進もうと進んだ事で力量を確かめるのは終了だ。

『バカな!白いのとの合わせ技を跳ね返しながら進んでるだと!あり得ない事だ!』

『確かに。だが私らの力はこんなものではない、最大出力でやるぞ赤いの!』

『おうよ!いくぜー』

フレイムバーストとシャイニングバーストが極太になって進んで行くが、黒鐵改は止まらずに進む。こんなものにビビらずだったのか、流石は創造神と言いたいくらいだ。

「調子に乗るな!おりゃああああああああああああああああ」

クロスしていた腕を前に突き出してそのまま吸収していき、左腕をおろして右腕を前に突き出して重力球を放った。するとどうだろうか?重力球が、極太火炎放射を吸収しながら二天龍に向かって行った。黒鐵改は神速で二天龍の後ろに行き、重力球は花火のように光って散らばった。

「いい加減にしろお前ら!」

気付いた二天龍が、後方にいた黒鐵改の方に向いたが既に遅かった。鋼鉄製のハリセンが当たった二天龍は、『へぶっ』と言いながら六大龍王がいた場所に落ちて行く。これについては今後の伝説ともなるだろう。 
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