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ドリトル先生の水族館

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第三幕その一

                  第三幕  水族館の中
 先生は日笠さんのお願いを受けて水族館の中に入りました、この時も動物の皆は先生と一緒にいます。
 その水族館の中のカブトガニを見てです、トートーは言いました。
「あの生きものってね」
「カブトガニだね」
「うん、あれも変わった生きものだね」
「そうだよね、瀬戸内海だけにいるんだ」
「日本のだよね」
「とても貴重な生きものだから」
 それで、というのです。
「大切にしないといけないんだ」
「食べられないんだね」
 食いしん坊のガブガブの言葉です。
「それじゃあ」
「うん、止めた方がいいよ」
「そうなんだね」
「そういえば水槽厳重だよ」
 ホワイティはカブトガニが入っている水槽を観ました。上から観られるようになっていますがその上の部分もガラスで覆っていてです。
「手を入れられない様になっているよ」
「天然記念物だからね」
 先生はホワイティにも答えました。
「そのことも当然のことだよ」
「そうだよね」
「ただ、この子達のこともね」
 先生は皆に言いました。
「日笠さんからメールで連絡があってね」
「診察するの?」
 ジップが先生に尋ねました。
「カブトガニ君達も」
「そうするんだ」
「ふうん、カブトガニ君の観察ね」
「これからするんだ」
「じゃあ係の人にお話してね」
 そしてというのです。
「今からはじめるよ」
「それでだけれど」 
そのカブトガニさん達だけれど」
 チープサイドの家族がここで先生にお話することはといいますと。
「普通にいれば寄生虫が結構いるみたいだけれど」
「その心配はないわよ」
「海水が奇麗でね」
「それでそうした虫もいないわ」
「とりあえず外はね」
「大丈夫よ」
「それは何よりだね。あとは中だけ」
 身体の中の虫とです。
「病気もないとね」
「そこは先生が診るんだね」
「うん、カブトガニの身体のことも知ってるから」
 それでとです、先生は老馬にお話しました。
「診察させてもらうよ」
「じゃあ今からね」
「カブトガニを診察してね」
 オシツオサレツも言います。
「まずはこの子達」
「それから次の子達だね」
「そうなるよ。でははじめよう」
 こうしてでした、先生はカブトガニ達の診察をはじめました。実際に海水を満たした水槽の中のカブトガニ達に尋ねました。
「少しいいかな」
「おや、これはドリトル先生」
「前来てたよね」
「うん、少し前にも来させてもらったよ」
 先生はカブトガニ達に答えました。
「それで君達を観ていたよ」
「それで今日は診察だよね」
「さっき皆とお話していたけれど」
「僕達を診察するんだ」
「そうしてくれるんだね」
「その為に来たんだよ」
 まさにその通りと答える先生でした。
「ここにね、では今からいいかな」
「うん、診察してくれるのならね」
「お願いするわ」
「診られることはあまり好きじゃないけれど」
「何かお医者さんは怖いからね」
 このことは他の生きもの達と同じです。 
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