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ドリトル先生の水族館

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第二幕その一

                第二幕  八条水族館
 先生は皆と一緒に充実した日々を過ごしていました、その中でこの日も研究室で論文を書いていました。
 その先生のところにです、今日は王子が来て先生に行っていました。
「ここの水族館にはまってるんだ」
「最近の王子はだね」
「うん、色々な生きものがいて楽しいよ」
「この学園の水族館はそうだよね」
「動物園や植物園もそうだけれどね」
「水族館もだね」
「だからね」
 それで、というのです。
「幾ら見ても飽きないよ」
「そうなのね」
「そう、それでね」
 だからというのです。
「最近時間があれば通ってるけれど」
「それでどんな生きものを観てるのかな」
「色々と。その中でもアシカとかマナティーとかね」
「哺乳類をだね」
「それと深海の生きものもなんだ」
 そちらもというのです。
「見ているよ」
「深海の生きもの達も面白いね」
「うん、それでね」
「それで?」
「その中で特にグソクムシがいいね」
 この生きものがというのです。
「ダイオウグソクムシね」
「あの生きものって確か」
「うん、食べなくてもだよね」
「生きていられるんだよね」
「それも何年もね」
 動物達もこのことを知っていてお話しました。
「それってないよね」
「うん、ちょっとね」
「何年も食べないとか」
「私達なんて一食抜いたら駄目なのに」
「それが何年もとか」
「どんな身体なのかな」
「凄いよね」 
 その何年も食べないで生きていることについてです、皆信じられないというのです。
「そんなこと出来るのかな」
「本当に食べていなかったのかな」
「そんなこと有り得るのかな」
「本当に」
「僕もそのことが不思議なんだ」
 その通りだとです、王子も言います。
「僕だって一食抜いたら大変だよ」
「商事はしっかりと食べないと駄目だよ」
 ここでこう言った先生でした。
「身体にもよくないよ」
「そうだよね、だから僕朝昼晩いつも食べているんだ」
「それこそだね」
「食欲がなくてね」
 王子はあまりそうしたことがないですがたまにそうした時もあります。ですがそうした時はどうなるかといいいますと。
「皆に無理に少しでも食べさせられる時はあるけれど」
「それでもだね」
「一食でも抜かないよ」
「そうだね」
「それがね」
「グソクムシはだね」
「何年もだから」
 本当に、という口調での言葉でした。
「信じられないよ」
「僕もね」
 先生も首を傾げさせつつ言うのでした。
「あの生きものについてはね」
「不思議に思ってるんだね」
「そうなんだ、有り得ないからね」
 何年も食べずにいることはというのです。
「何ヶ月はあるよ」
「確かドクトカゲはだったね」
「うん、彼等は何ヶ月かは大丈夫だよ」
「それも凄いけれどね」
「動かないでエネルギーを維持してね」
 そして生きているというのです。 
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