| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『吐瀉物』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『孤独』



いつまでも過去にすがる僕は、滑稽で愚かで憐れで、醜い最低な生き物の塵屑。

何よりも守りたかった。
何よりも大切だった。
何よりも守り抜かなければいけなかった。

それなのに...

そんな後悔に縛られて動けずにいるのは、其れが罰だからか...

償いようが無い、たくさんの罪を、過ちを、どう受け止めてたんだろう...

誰よりも孤独を願って、でも、誰よりも孤独を恐れてた...

誰よりも愛を恐れて、でも、誰よりも愛を求めてた...

愛の無い孤独が、淋しくて虚しいものだと気付きたく無かったのに...


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧