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詩集「棘」

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どこまでも吹きゆく風のように



思い出は日々の彼方へと翳り
叶わぬ恋は消えない淋しさへ…

秋の祭りの火の花さえも
独り虚しく音を聞く
並ぶ人影 ありもせず…

望むものなんてただ一つなのに
それが一番 僕から遠い…

どこまでも吹きゆく風のように
自由であれたなら…
遥か…あの空の向こうまで…
いつまでも透る想い抱いて
恋しい君だけを…
ずっと…待ち続けてるから…


雲一つない あの高い空へ
ただ君への気持ちだけを映して…

微かに傷む 胸の奥底
言えぬ言葉が藻掻いてる
けれど…伝えることもない…

恋愛なんて所詮は他人事
得られぬ心 欲して嘆く

どこまでも吹きゆく風のように
形がなかったら…
きっと…想わずにいれたのに…
過ぎゆく時に腕を伸ばし
取り戻せるのなら…
君を…抱いて離さない…

愛しさつのり想う日々
霧散するだけの未完成な毎日
なぜ…僕は生きるの…?

どこまでも吹きゆく風のように
自由であれたなら…
遥か…あの空の向こうまで…
いつまでも透る想い抱いて
恋しい君だけを…
ずっと…待ち続けてるから…



 
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