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ドリトル先生の水族館

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第一幕その五

「こんな大きい鯰本当にいるんだって」
「僕も最初この目で見た時は驚いたよ」
「人間の子供も一飲みね」
「そうなってもおかしくないね」
「それとデンキウナギ」
 老馬はこの種類のお魚について言及しました。
「これも凄いお魚よね」
「想像を絶する生きものだね」
「身体から電気を出すんだからね」
「そうしたお魚もいるから」
 だからだとです、老馬は先生にお話しました。
「だからアマゾンは凄いよ」
「あのお魚も水族館にいるよね」
「そうそう」
 チープサイドの家族は先生の机の上に揃っていてです、そこでお話をしています。今日も顔zく皆で仲良くそこにいます。
「アマゾンの鯰もね」
「あとピラニアとかアロワナも」
「一杯いるわね」
「本当にね」
「あの水族館は世界屈指の水族館だよ」
 先生は目を細めさせてチープサイドの家族にも言いました。
「動物園や植物園もそうだけれど」
「世界屈指の水族館」
「そこにいる生きものの数や種類が」
「そうした場所なんだね」
「あそこは」
「だから僕もよく行ってるし」
 そして学んでいるのです、そこにいる生きもの達を実際に見て。
「その都度何かと得ているよ」
「行く度に何かを得られる」
「そうした場所でもあるんだね」
 最後に言ったのはオシツオサレツでした、今日もその二つの頭でお話します。
「あの水族館は」
「先生にとっても」
「ただ楽しいだけじゃなくて」
「得られる場所なんだね」
「そうなんだ」
 先生は目を細めさせてオシツオサレツに答えました。
「あそこはね」
「だから時間があると度々通って」
「勉強しているんだね」
「そうなんだよ。だから今日も時間がありそうだし」
 それで、というのです。
「行って来るよ」
「それじゃあ僕達もね」
「一緒に行ってね」 
「学問をしよう」
「学問はいいものだよ」
 先生がいつも思っていることです。
「そこには無限の夢があるんだ」
「本を読んで知識を得るだけじゃない」
「夢もあるんだね」
「そこには」
「そうだよ。聖書にしてもね」
 神学もというのです、キリスト教の。
「そこにおられる神について学ぶことでね」
「世の中を知ることが出来る」
「人間そのものをだね」
「だからいいんだよね」
「神学についても」
「そして他の宗教を学ぶこともいいんだ」
 先生は最近キリスト教以外の宗教も学んでいます。
「仏教やヒンズー教、イスラム教もね」
「そういえば先生この前奈良に行ったよね」
「奈良市に天理市ってね」
「それで天理教の神殿にも行ったね」
「僕達は待っていたけれどね」
 天理教の教会本部の前で、です。皆はその教会本部を神殿と思っているのです。 
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