| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

鬼神童子ZENKI 二人の呪術師

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

試される絆1

「闇呪羅」「闇呪羅いたらこっちにきてくれ」


「何よ鴉紋、私に用事?」
「闇呪羅、お前に役家の小娘と、直哉を殺して欲しい」

「えーー役家の小娘は殺すけど、直哉君は、私の物にしていいなら引き受けてあげるよ」

「わかったそれでいい」

「わーい、それじゃあ行って来るね」


闇呪羅は式神町に向かった。

最近千明は、ある一つに不安を抱えていた。

その理由は、ある一人の転校生が来てから、千明はその不安を感じ始めた。


「「ねえサキ祖母ちゃん最近直哉君の様子どう?」


「直哉君がどうかしたのか?」


「うん家とか、仕事じゃ変わらないけど、学校とかでそういうのを.感じるの」

「それはじゃな千明お主、直哉君から飽きられたんじゃよ」

「へ、」

「この煩悩和尚何を言うか」


「しかしのう、おばば様直哉は、あの重三の息子じゃぞ」

珠海和尚が言う。

「直哉もいつわしらを裏切るかわからぬぞ」

!!

「それは・・・」

「直哉君が私たちを、裏切る事なんてないよ」

そう言いながら千明は家を飛び出した。


「珠海和尚も酷いよ、直哉君に対して、あんなこと言うなんて、あ、あれは」

千明は見てしまった。直哉の隣にいる生徒と親しげに話す直哉の姿を。

「あの笑顔がもう私には、見せてくれないの?直哉君」


「その時千明の中に、今までと違う直哉に関する、別の感情が生まれていた。

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧