| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『All MYSELF』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『KAITO』



100年後とか、ふざけた話をたまにしてた。
10年後とか、それさえ実感のない未来の話だった。

理想の国になど成らないのは解ってる。
それでも、無邪気で好奇心満載な君は、僕に言ったんだ。

『俺がオマエの生きる世界を変える』

言っただけなのに、あの時、確かに僕だけじゃなく、皆の世界が温かく和らいだ。

君の其のチカラのおかげで、案外生きてくのも悪くないかもって想えたんだ。

こんな腐った世の中だけど、少しなら身を任せてみても良いんじゃないかって...

今も、君の温かい声と、僕の為に背負ってくれた昇り龍は脳裏で煌めいてる。


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧