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FAIRY TAIL 魔道を歩む忍

作者:コロナ
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二人の救世主の章
  第四十九話 ライラとマカロフ

 
前書き
オーマイガー。スンマセン‥‥目でピーナッツ噛みます‥‥ 

 
第四十九話 ライラとマカロフ

マカロフは今馬車で評議院の支部からマグノリアへ大慌てで戻っていた

「まさかワシの留守の間にこんなことが‥‥」

そして手渡された資料に目を通すとよりマカロフは驚愕した。その資料とは現時点で判明している死亡者リストだった

「これは現地の評議員に報告をうけたものです。一応目を通しておいてください」

『現時点で判明している死亡者リスト。総人口約6万人。現時点では避難をした観光客、住民含め約2万人生存。魔導士ギルド妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士の死者はエルザ・スカーレット、ミラジェーン・ストラウス、エルフマン・ストラウスetc‥‥およそ20名程が死亡』

「な‥なんじゃと‥‥‥エルザにミラも殺されたというのか‥‥!!」

マカロフは歯を食いしばる

「急げ!!全速力じゃ!!!」













「鉄竜の咆哮!!!」

ガジルの口から放たれた咆哮。地面を抉り取る程の威力だった。ライラの解き放った仮面の化け物はそれに巻き込まれ黄色の仮面は粉々に砕けた

「あらら。一体やられちゃったねぇ‥‥ま、ここらの雑魚の心臓で補給しますか」

皆は今の発言と仲間を殺され怒り一斉にライラへ攻撃した

「おらぁぁ!!!」

「死ねぇぇぇ!!」

「くだらないね。風遁・圧害。火遁・頭刻苦!!」

赤の仮面からは炎。青の仮面は瓦礫を跡形もなく消し去る程の圧縮された竜巻を放つ。炎は風を受けると威力が増す。それが発現しとてつもない威力となりそこにいた魔導士の大半は戦闘不能に陥った

「うそ‥だろ‥‥」

「『そ‥そんな‥‥』と申しております」

驚愕するガジルとホロロギウムの中に避難したルーシィ

「一瞬で‥あれだけの‥‥」

口に手を当て身体を恐怖で震わせるウェンディ

「あんたたち。驚いている場合かい?」

「!!」

わずかに隙を突かれ先ほどの二匹の化け物が口を開き炎と風を噴き出した

「ぐわぁっ!!」

「きゃっ!!」

「チィ!!鉄竜棍!!!」

吹き飛ばされながらも腕を鉄の棍に変えライラへ攻撃した。ガキィンと音がしルーシィたちはダメージを与えたと思い込んでいたが

「土遁・土矛」

身体を鋼鉄に変えガジルの攻撃を避けることなく防いでいた

「か‥‥勝て‥ねえ‥」

ガジルはどさっと地面へ倒れこみ気を失った

「さて次はそこの星霊魔導士かい?」

「ひっ!」

恐怖で動けないルーシィとウェンディ。ライラは腕を繊維状の物質で伸ばし2人の首をがっしりと掴む。二人はそのまま宙づりとなる

「これが"今"のフェアリーテイルの実力かい!?弱すぎるよ!!」

「ぐうぅ‥‥」

さらに首を絞める力が強くなる。とその時、ライラがなぜか吹き飛ばされ2人の拘束もとけた

「二人とも大丈夫か?」

「けほっけほっ」

「!ギルダーツさん!!」

現れたのはギルダーツ

「チッ‥オレの魔法でもバラバラにならねえなんて相変わらずの硬さだな。ええ?ライラのばあさんよ」

「まだ、あんたみたいな若造に負けるほど落ちぶれちゃいいないよ。ギルダーツの坊や」

「ぼ‥坊や!?」

「それにおばあさんって‥‥どう見ても20代くらいにしか見えないんですけど‥‥」

「嬉しい事言ってくれるじゃないか。青髪のお嬢ちゃん。私は二代目フェアリーテイルマスター"プレヒト"の時から大体20年ほど前まではあんたたちのギルドにいたよ」

「ええっ!!?あなた、元フェアリーテイルのメンバーだったの!?」

「それに二代目マスターって‥‥一体何歳なんですか‥‥‥‥」

そこへ

「何てことをしてくれたんじゃあんたは‥‥」

マカロフが戦場へ到着した

「久しぶりだねマカロフ」

「ああ、そうじゃな。できればこんな形では会いたくはなかったが‥‥」

「かなり老けちまったねえ。オマケに禿げてるし」

クスクスと笑うライラ。ルーシィが疑問を抱く

「でも、何であいつは老けてないの?まさか不老不死?」

「ま、正解かね。私の魔法‥‥いや、これは忍び一族の禁術さね」

「禁術?」

「ワシら魔導士にも禁忌の魔法があるように忍び一族にも禁術と呼ばれるものがあるんじゃよ」

「そしてこれは忍び一族三大禁術の一つ、『地怨具』でも三大禁術の中でもまだ軽い方だ他の二つはもっとやばいものさ」

それを聞くや否やルーシィとウェンディは身体を震わせた

「さて‥話は終わりじゃライラ。しかしあんたとまともに戦って勝てるかどうかはわからん。だからーー」

マカロフは合掌し魔力を貯める

妖精の法律(フェアリーロウ)かい‥‥」

ライラは化け物を自分の身体へと戻した

「え?どうして?」

「何でかねぇ‥‥そこのところは私にはわからない。もう疲れちまったよ。さっさとやっておくれマカロフ」

「ライラ‥‥」

「やけに潔いいな」

「私はもう十分に生きちまったからね。もうとっくに時代は次へと変わっている。マカロフさっさとやりな」

「わかった。妖精の法律(フェアリーロウ)!!!!」

「じゃあね、若い青葉たちよ。私はあの世(向こう)から初代マスターと見守っているとするよ」

マカロフを中心に眩い光が放たれた。妖精の法律(フェアリーロウ)は術者が敵と認識したものすべてを消し去る妖精三大魔法の一つである

「さらばじゃライラ」


第四十九話 完 
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