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学生活

作者:初2号
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三話 剣と妹とうちのクラスの人気者

山崎「なぁ…C組にお前と同じ苗字の女子いるだろ?あの子とさ何か関係あったりする?」

昼休み山崎の質問を聞き物凄く嫌な予感がした

「知らないって言ったら?」

山崎「信じる!嘘ってわかったら殴る!」

「殴るのだけは勘弁して」

ただでさえ身長が高く力も強い山崎だ
この間自販機を一台壊して数時間逃走していた
てか自販機をどうやって壊すんだ?そんな簡単に壊れるものなのか?
そんな力で殴られたら…おぉ、怖い…

「あいつの名前は雪美(ゆみ)…苗字は俺と同じだしわかるよな?そんで雪美は俺の実の妹だ…何か質問は?」

山崎「なぁ…雪美ちゃんなんだけど…彼氏いたりする?」

「さぁ?いないんじゃないか?」

そう俺は山崎の質問に答えた…
が!
既に山崎の姿はなかった…
多分雪美の所に行ったのであろう
何事もなく戻ってくればいいのだが…いや、無理か…もし雪美に大声でコクったりしたら…
山崎は、一年生全男子を敵にまわすことになると思う…

C組男子「おい!このクラスに氷室冬季さんはいないか!」

早速問題になったようだ…正直めんどい
俺は本を読むふりをしてやり過ごそうとする!
だがこの作戦は一人の美少女によって失敗に終わる…

美少女「いるよぉ~!ほら!あそこに!」

するとC組の生徒が廊下の方に向かって

C組男子「見つけたぞ!C組にお連れせよ!」

すると廊下から二十人位の男子生徒が教室に入り俺の事を持ち上げた…
大体の察しはつくだろう…
そう連れてかれるのだ…
教室を出される時に俺はその美少女に向かって…

「ミカぁぁぁ!後で覚えてろぉぉぉ!」

______________________


__1年C組__


C組男子A「今から我らの雪美ちゃんを独り占めしようとした山崎について抗議を開始する!」

いつの間にか抗議が開始された…
みんな山崎を囲うように机を並べ座っている
俺と雪美の席は黒板側である

雪美「お兄ちゃん…何でお茶に誘われただけでこうなるの?」

雪美が小声で話しかけてきた

「知るかよ…まぁ彼女にしたいランキング1年の部では一位二位を争ってるしね…」

彼女にしたいランキング…それは毎週更新される…
先週は…
一位氷室雪美

二位ミカ・サウエール

今週は…

一位ミカ・サウエール

二位氷室雪美

見たいな感じで毎週順位をつけられている
ミカ・サウエールとは、さっき俺の位置をバラした美少女の事である

C組男子A「被告人!何か言い残すことは?」

山崎「いいじゃねぇか!お茶に誘うぐらい!」

C組男子A「良くない!有罪!死刑!者共殺れ!」

C組男子達「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

山崎一人対C組男子の戦いが始まった
抗議とは一体なんだったのか…

雪美「お兄ちゃん…いまチャンスじゃない?」

「あぁ、チャンスだな…C組から脱走するか…」

______________________

C組を脱出し俺と雪美はD組近くの自販機まで行った
自販機で自分と雪美の分を買い雪美に渡す

雪美「あ、ありがとう…」

「それにしても…お前は人気者だな」

雪美「別になりたくてなってるわけじゃないよ…それにお兄ちゃんだってあの格好をすれば…」

「あの格好をまたやれって言うのか!」

雪美「え?だってやればみんなに注目されるよ?」

「そりゃーされるだろ…」

そんな会話をしていると幼馴染みが通る…

雪美「あ、詠徒(えいと)…」

詠徒がこちらを向き近寄ってきた

詠徒「お前らが原因だろ…C組の騒ぎ」

「ちげーよ…そこまで関わってない…」

詠徒「関わってない…か…まぁ取り合えず暴れてる奴は全員気絶させたし多分戻っても大丈夫だぞ?」

「あの数をどうやって気絶させた」

詠徒「お前が一番良くわかってるだろ?」

帝人(ていじん)詠徒(えいと)…こいつは俺の幼馴染みである
小さい頃から剣道と抜刀術などをやっており今では光より速いのでは?と噂されるほど速い剣術を使う
今ではこいつに真剣を持たせたら切れない物はまずないだろう

雪美「はぁ…暴力は駄目ですよ~!」

詠徒「すまないな…言葉で解決させるのが苦手なもので」

「取り合えずそろそろ昼休み終わるし教室に戻るか」

二人は頷いてそれぞれの教室に戻っていった

________________________


担任「今日の学活は委員会決めです、自分がなりたいと思った委員会に入りましょう」

委員会決めか…昨日確かにそんなことを言ってたような気がするが、完璧忘れていた
委員会は、種類がけっこうあり迷う人も多い
その為生徒には事前に3つ候補を選んどけって言われている

山崎「冬季!何の委員会に入るんだ?」

「決めてねぇよ?今から決める」

山崎「マジかよ!じゃ一緒に広報委員入ろうぜ?」

「残念だが広報はお前が入れば満員だ…取られんうちに名前書いてこい」

山崎「おう、すまんな!」

さて何に入ろうか…
空きがあるのは…飼育委員、整備委員、体育委員、風紀委員か…
飼育と整備は後一人づつ…体育はあと三人…風紀は…誰も…入っていない…
入っていないのか…入ろうかな
黒板に書いてある委員会の名前のしたに自分の名前を書く…するとあの美少女が体を擦り付けるのようにぶつかった後俺が持っていたペンを奪い自分の名前を書きこちらを見てにぃっと笑い席に戻っていった…
なにがしたかったかは、わからないがやや迷惑である

担任「えーっと皆さんこの委員会でいいのですね?」

生徒一同「はい!」

担任「では…今日の放課後に各自の委員会に行ってください」


________________________


__放課後__

山崎「お前風紀委員だっけか?頑張れよ?入ろうと思う奴はほとんどいないって話だから」

山崎から謎の助言を聞く…
俺は頷いて教室を出るとそこにはミカの姿があった
俺は気にせずにそのまま風紀委員会の教室に向かう
それをニコニコしながら着いてくるミカ
俺は無視をし続ける
数分間歩いてようやく風紀委員会の教室の近くまで来た
教室の前では女子の先輩らしき人が立っていた
先輩がこちらに気づき話しかけてくる

先輩「君達!風紀委員会に入ってくれるのかな?」

そう聞かれ俺は頷く
ミカは…すごく疑問そうな顔をして先輩の顔を覗きこむ…
数秒後ミカが

ミカ「じゃあミカは何しに来たのかなぁ?」

先輩「そ、それもそうだよね…ここまで来る人いないもんね」

そう先輩少し困った表情で答える
そして先輩が教室の扉を開けこう発言する…

先輩「美少女二名風紀委員希望です!」

おわかりいただけるだろうか?
この先輩今美少女二名と言いました…
俺は男です…女では、ありません
一応間違っていることを伝えようと思う…割りと真面目に

「あの…先輩?俺、男です…」

先輩「え?えぇぇぇぇぇ?いやいやいやいや!女の子だよね?」

「だから男ですって…」

先輩「世の中には本当に女子みたいな顔をしている男子といるんだね…」

ミカ「ゆっき~は可愛い男の子なのだぁ~!」

先輩「と、とりあえず中に入って」

そう言われて俺とミカは部屋の中に入ると詠徒と村征(むらまさ)の姿があった
ちなみに村征とは俺の幼馴染みで詠徒と同じで剣道をやっていた
村征は、詠徒と違い剣道で試合するときはいつも自分流の構えをしている

詠徒「なんだ美少女二名と言うから誰かと思えば冬季とランキング一位のミカさんか…」

村征「まぁ確かにあの格好をすれば完璧女子になれるしな」

村征はプププっと笑いながら話す

「うるさい…その話をするな…後風紀委員長は誰なんだ?」

詠徒「あぁ、あそこに寝てる人だよ」

「じゃー他のメンバーは?」

村征「そのうち来るって言ってたぜ?」

「しばらく待ってろってことか…」

俺は村征の隣に座る…その隣にミカが座る
そして数分後二人の男子が入ってきた

鎖雅「おい…陽炎…何でついてくるんだ?あ?」

陽炎「お前がついてきてるんじゃねぇのか?」

二人の男子それは鎖雅先輩と陽炎先輩だった
二人は相変わらず喧嘩している…今にでも殴り合いが始まりそうだ…
先輩が入ってきてから少しずつ…少しずつ人が集まり始める

詠徒「だいぶ集まってきたな…」

村征「ほとんど要注意人物ばっかじゃねぇか」

「なるほど…だからみんな入りたがらないのか」

なにも知らずに入れば命はないだろう
まぁ自分が決めた委員会だ…頑張らなくては… 
 

 
後書き
 
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