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『過去への旅』

作者:零那
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『噴水』


禍々しき己の吐瀉物により、更に悪化してく症状の正体は?

淀んだ蒼空に淀んだ己の心臓。
波打つ血管の集合体。
刺し切ってしまえば楽だろう。

それが出来ないのは生への未練とか言うロクでも無いモノ?

いつかの最期など待てやしない。
そのくせ終わらせれないのは僕の弱さ。

誰か、無駄に血の気多い此の血管集合体を捻り潰して。

己の血の噴水が最期なんて素敵でしょ?


 
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