FAIRY TAIL 魔道を歩む忍
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二人の救世主の章
第四十七話 フレンダの謎
前書き
更新頻度速くするとか言っておきながら一月も開けてしまい申し訳ありませんでしたぁぁぁぁあ!!!!
第四十七話 フレンダの謎
「久しぶりだね。ミラジェーン」
「ええ。フレンダ」
ミラジェーンとフレンダ。二人は睨み合う
「前は私が負けちゃったけど、今度は何が何でも勝たせてもらうわ!!」
「そういうことだ。行くぞリサーナ!!」
「うん!!エルフ兄ちゃん!!」
三人はそれぞれ、サタンソウル、ビーストソウル、アニマルソウルを使用し、全身接収を繰り出す
「三対一?ちょっと卑怯じゃなーい?」
「卑怯だなんて思わないで。それだけあなたが強いってことだから」
「だけど…雑魚が三人揃ったところで何も変わらない」
フレンダの雰囲気がさっきのとは別人のように変わった。男ならまだしも女性でさえ虜にしてしまいそうな色気が出る。しかし、それと同時に他のものを圧倒する威圧感を出した。その雰囲気にリサーナは圧倒されそうになってしまう
「ミ‥ミラ姉‥エルフ兄ちゃん…私‥‥」
「大丈夫だ。オレたちがついてる」
「だから安心して。リサーナ」
リサーナは二人の励ましに安心し、再び構える
「今度こそ殺してあげる」
不敵な笑みを浮かべるフレンダ。そこにすかさず三人は攻撃を仕掛けた
「はぁっ!!」
ミラジェーンが蹴りを入れ
「おらぁ!!!」
エルフマンがその太い腕で殴り
「にゃあ!!!」
リサーナが猫に変身し、その鋭い爪でひっかく。三人は攻撃は決まったと確信した。三人の同時攻撃。大ダメージは免れないだろうと思っていた。だがーーーー
「おわっ!!」
「きゃあ!!」
「ぐっ!!」
突如として三人は吹き飛ばされてしまったのだ。しかもただ吹き飛ばされたのではなく確かに"攻撃を受けた跡"があったのだ。その証拠にリサーナの右腕が骨折していたからだ
「大丈夫!?リサーナ!!」
「ごめん。右腕が折れちゃったみたい…」
折れた右腕を抑えるリサーナ
「しかし何だってんだ、さっきのはよ。全く攻撃が見えなかった…」
「リサーナは再起不能かしら?」
「え?」
エルフマンの背後に移動していたフレンダ。そしてドスッという音とともにエルフマンの胴体にフレンダの腕が突き刺さり、大量の血液が舞い。エルフマンは力なく地面へ倒れこんだ
「これで後二人」
「エルフマン!!!」
「エルフ兄ちゃん!!!」
あっという間の出来事だった。エルフマンの背後からの手刀。それがエルフマンの体を貫いた
「イビルエクスプロージョン!!!」
手のひらに黒い球体を発生させそのままフレンダにぶつける。その瞬間に黒い球体がフレンダごと空へ向かって大爆発を起こした
煙がはけるとそこには右腕のないフレンダがいた。だが普通腕の一本でも失ったら誰しもが悲鳴をあげ、その痛みに苦しむだろう。しかしフレンダは違った。さっきと変わらぬ顔でミラジェーン達のところへ降り立った
「あらら。右腕がやられちゃったわね」
と軽い感じだった
「なんなのあいつ…」
怯えるリサーナ。ミラジェーンはただフレンダを見据えていた
「ソウルイクスティンクター!!!」
両手の掌で魔力を収束させ光線のように発射した。それはフレンダに直撃したかに見えたがーーーー
「残念。外れちゃったわね」
「なっ!!」
「それとあなたはーーーーー
自分が死んだことにすら気がつかない」
不敵な笑みを浮かべ、ミラジェーンに囁くフレンダ。そう。気がついていなかったのだ。ミラジェーン自身、自分の腹部に風穴が空いていたことに
「そ‥そんな‥‥」
(い‥いつの間に‥‥どうして‥‥見えなかった‥‥一体どういう‥‥)
ミラジェーンは今までの事を思い出す。最初に三人で攻撃した時の事。
決まったと思ったのだが三人とも一瞬で吹き飛ばされてしかもリサーナの右腕も折られてしまった。その直後にエルフマンが殺害されてしまった。そしてさっきの自分の攻撃が避けられ更には腹部に風穴を開けられてしまった。何かがおかしい。最初のはまだしも一瞬で攻撃を避け自分の腹部に風穴をあけることなど不可能なのだと。キョウのように飛雷神の術を使ったわけでもない。だとすると一つしかない
(そ‥そうか‥‥そういうことだったのね…わかったわ…フレンダの魔法の正体!!)
その瞬間、ミラジェーンの喉がフレンダによって潰されてしまったのだ
「遅かったわね。気づくのが!!」
「がはぁ!!!」
(の‥喉が‥‥)
「ミ‥ミラ姉!!!」
(フレンダの魔法の正体‥‥早くリサーナに伝えなきゃ!!)
その間にもドクドクとミラジェーンの腹部から血液が流れ出す
(だ‥だめだ…意識が…うす‥‥れて‥‥)
「ミラ姉!!ミラ姉!!」
(リサー‥‥ナ)
「次は妹の方ね」
「ヒッ!!」
フレンダはリサーナにトドメを刺すために手を振るった。リサーナはやられると覚悟し目を瞑った
「きゃあ!!!」
突如聞こえたフレンダの悲鳴。リサーナは恐る恐る目を開けるとそこにはいたのはーーー
「大丈夫か?リサーナ」
そこに立っていたのは
「やっと現れたわね‥‥うちはキョウ!!!」
キョウの表情は怒りに満ち溢れていた
「なぜこいつらを殺した!?狙いはオレのはずだ!!!」
「中々居場所をはかないからこうなるのよ。全くおとなしく従えばいいものを…」
「もういい‥‥消えろ!!
火遁・豪龍火の術!!!」
「キョウ!!!そいつの魔法何かおかしい!!気をつけて!!!」
フレンダに迫り来るキョウの放った豪龍火。不敵な笑みを浮かべるフレンダ。二人の戦いが始まった
第四十七話 完
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