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星の爆弾が降る夏

作者:加埜
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4

「星、無いじゃん」

それもそうだ。愛花に連れ出された時刻は部活から帰ってきたばかり。星の出ている時間ではないだろう。
「そうだね」
俺は愛花の気に触れないように返した。
「賢太郎、星探してよ」
「は?何で俺なの」
「良いから。星見れないで帰るとか私が嫌だから。」
正直、俺はもうこのまま帰りたい。
だがそれを言ったところで彼女は帰らせてくれるだろうか。答えは目に見えているし、愛花はすでに探し始めている。

「わかったよ。その代わり愛花も探して__」
「あ、結からライン来た。賢太郎、探しといて」

........
それはないでしょう、愛花さん。 
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