| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

歌集「春雪花」

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

81




 春過ぎて

  夏来たりしも

    変わりせん

 君を想いて

     日々を数えし



 春が過ぎ去って、暑い夏が訪れた…。これだけ時間が経っても…私の想いは変わることなく、ずっと彼のことを想い続けている。

 彼が去った日…私が気付いた日…そこから日々を数え、虚しく過ごさなくてはならなくなった…。

 どうしたら良いのだろう…?



 愛すれど

  愛されぬこの身の

    侘しさを

 先にも続きし

      道に涙す



 彼を愛しても、私は彼から愛されることはない…そんな侘しい私の人生は、この先にもずっと続いて行くのだ…。

 それを思うと…どうにも涙がでてしまうのだ…。

 この虚しさを埋めるものも…ないのだから…。



 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧