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もしも、コナンの正体が新一だとばれてしまったら・・・

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平次と和葉の反応

 上空8000メートル。

 大阪から東京へ向かう飛行機の中。


 「なぁ、平次は知っとたん?」

 和葉は、隣の席で窓の外を眺めている平次に尋ねた。考え事をしているのか、いつになく神妙な平次は、徐々に近づく東京の夜景をじっと見つめている。

 (この、どっかに……。)

 平次は眉をひそめた。

 「なぁ、平次。聞いてんの!?」

 その能天気な和葉の声に平次は顔をゆがめた。そしてイライラしながらも振り返る。

 「じゃかましいな! 人が考え事してるっちゅう時に水差すなや!!」

 その怒鳴り声に機内中の視線が平次たちの方へと向く。

 「そ、そない怒鳴らんでも良いやん……。そやかて、私 まだ信じられへんねんもん。ホンマに、あのコナンくんが工藤くんや言うん?」

 怪訝そうな和葉のその言葉に一瞬、うろたえる平次は慌てる。

 「アホ。声がでかいねん……!」

 そう言って、自分の口元に人差し指を近づけ、和葉に黙るように促した。

  
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