| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

Angel Beats! the after story

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

乙女のトップシークレット

「やっぱり、あなたロリコンだったのね」

「すまんゆりっぺ。幻滅しただろ?」

「はぁ~……あなたがロリコンなのは気づいてたわよ。だけどね、彼氏の趣味の一つや二つ受け入れなきゃ彼女となんて務まらないわよ」

「そ、それは許してくれるのか……?」

「だ~か~ら。野田くんがどんな趣味を持とうが好きってことには変わらないってことよ!でも、ちゃんと自重はしなさいよね。約束よ?」

「ゆ、ゆゆゆゆりっぺぇ!!ああ!!約束だぁぁ!!!」

「ふふっ、じゃお昼食べに行きましょ」











「大丈夫か?」

突然、本性を表した変態によってクロ遊佐は精神的にグロッキー状態にされてしまった。

「うん、まぁ。ちょっと、目眩と吐き気と寒気に頭痛と他にいくつか症状が起きてるぐらいかな」

常人では耐えられないぐらいのダメージを与えられていたらしい。盛りに盛っているが、まだ足が小刻みに震えているのは確かだった。

「今はその言葉を信じるとするよ。それに、お腹減っただろ?何か食べ行こうぜ」

「そうだね。もうお腹ペコペコだよ」

クゥ~~と可愛らしい音が響く。
こういう時は聞かなかった振りをするんだよな。いや、そうしなきゃいけないだろ!

「え、え~とね、今のは……そう!ボイパだよ!ボイスパーカッション。たまにね、衝動に駆られてしたくなるんだよ!ほら、ブンブン」

いやいや、それはないだろ。なんだよ衝動に駆られてボイパって特殊すぎるだろ……。
だが、ここで乗ってやらなきゃクロ遊佐が惨めすぎる。

「あ、そうだったのか!にしても、クロ遊佐はボイパ上手いんだな。今度俺に教えてくれよ!」

ふぅ~咄嗟にここまで言えるなんて自分が恐ろしいぜ!感謝してろよなほんと。

「うるさい!うるさい!うるさい!黙れバカ!」

「ガハッ!なぜにッ!?」

俺の腹部に右拳をねじ込んできた。

「ボイパっ!?馬鹿じゃないの!んなもん出来るわけないじゃん!ふざけんな!」

怒りで顔が紅潮し息も荒くなっている。突然殴りやがって、一瞬浮いたぞ。

「ふざけてんのはそっちだろ!!折角、人が乗ってやったのに恩を仇で返すんじゃねぇよ!なにがボイパだよ!もっと、マシな誤魔化し方をしろよ!」

プルプルと体を震わせ、瞳は潤んでいた。あ、やべ少し言い過ぎたかな?

「……音無くんなんて……音無くんなんて……ハサミで目を抉ってから四肢を切り取って心臓を串刺しにしてやるんだから!」

『お兄ちゃんなんて大嫌い』って感じに体を前にだし、拳を震わせながら涙目の表情で言われたのだが、これはまた見事なまでの殺人予告である。しかも、内容が具体的過ぎてグロテスク極まりない。

「調子乗ってすいませんでしたぁ!!」

命あってこその人生だからね。命は大切にしなきゃ!

「お昼奢ってくれたら許しちゃう☆」

「んな!?図りやがったな!」

「そんなことないって、正直屋恥ずかしかったんだよ。それに、お昼を奢るだけで許してもらえるなんてお得だよ、大特価だよ」

お昼代で命を散らせずに済むのはありがたい。

「奢るもなにも、最初からそのつもりだったしな。ほれ、さっさと行くぞ」

「……な、なんだぁ~音無くんったら女性の扱い上手くなっちゃって、うりうり~」

肘で軽くではなくそこそこの力で小突いてくる。中学生でも褒められると少し照れくさいな。それと痛いですクロ遊佐さん。

「ほらほら行くんでしょ」

「え、ちょ!?」

いきなり手を握ってきたため驚くが手の感触を感じる余裕もなく、クロ遊佐に引っ張られながら走った。









ここの遊園地はフードスペースと呼ばれる屋台のような簡易的な造りの店が半分の弧を描くように並んでいる。中心にはテーブルと椅子がある。店の数=種類のため和洋中問わず大抵は揃っている。

少し遅めのお昼だからか、客はそこまで多くなく、ゆりたちもいない。良いタイミングで来れたな。料理が乗ったお盆を持ち歩きながらそんなことを考える。

「はいこれ」

「ありがと」

頼まれていたナポリタンをクロ遊佐の前に置く。俺も自分の料理を置きながら座る。ちなみにラーメンである。

「ねぇ音無くん」

互いに会話もなく食べているとクロ遊佐が声をかけてくる。

「さすがにあげないからな」

「いらないから。それでね、音無くんはさ、どうして私を音無くんの知っている遊佐さんに戻したいの?」

掴んでいた割り箸を置き、答える。

「そりゃあ、遊佐は大切な仲間だし」

「ふ~ん、じゃあさ音無くんは私との関係は邪魔なものって考えてるのかな?」

「は?なんでそうなるんだよ」


「自分で言ってて気づかないの?遊佐さんの人格を戻すってことは私の人格を消すってことと同じなんだよね。言ったでしょ、本来の私が遊佐だって。生前の恨みも今はもう無いようなものなんだよバラしちゃうとね」


手に持っているフォークを上下に振りながらそう言うクロ遊佐。


「だから人格を変える必要はなくなる。死後の世界の私には強い意志があったからこそ本来の人格を沈めながら別の人格で過ごせた。でも、あの頃の意志を持ってない今の私が遊佐に戻るには私自身を消すしかないの。そうしなきゃ遊佐の心が壊れて廃人になる」


「いや、でも公園で二重人格だって言ったじゃないかよ」


「うん、言ったね。そもそも、二重人格ってね人間の一種の防衛本能なんだよ。精神的苦痛つまりトラウマとかでなったりするんだけど、私にはそのトラウマとなるものを克服してるから自身を守る人格は必要なくなる。

それに、今の私の脳は私の人格を本物として認識してるから、仮に今の状況で入れ替わったら脳は拒否反応を起こして機能を停止することになるの」

突然の事実の告白に驚きを隠せず、内容の整理もできていない。

「すまん。頭がこんがらがってる。もうちょっと簡単にしてくれないか?」

「もう、しょうがないなぁ~。例えると、そうだなぁ……。テレビゲームのソフトを起動した状態でソフトを抜いて違うソフトを入れたらどうなる?」

「画面がフリーズして止まるな。もちろん後から入れたソフトも起動しない」

「つまり、そういうことだよ。それと同じことが私の脳に起こるの」

クロ遊佐の例えで、今置かれている状況を理解できた。

「なら、リセットを……なるほどな」

リセット……それを人間に置き換えると『死』ってことか。

「死後の世界での成仏は私にとって、リセットを意味してたってことかな。襲われた時、私というソフトが起動されたの。だから、音無くんの遊佐さんを戻したいなら、私自身の人格を消さなきゃダメってこと」

本当にそんなことが起こるのか?と半信半疑だが、俺は『ありえない』という出来事をいくつも経験してるため、それが嘘ではないと自然と感じ取ってしまった。

どうにかしたい……けれど俺は神でも仏でも天使でもない。ただの人である。…………諦める理由にはならないよな!


「俺は遊佐もクロ遊佐も大事だ。それに、少しの間でもお前との時間は楽しかったんだ。だから邪魔なんて思ったことがない。だからさ、考えようぜ。違う方法をさ」

言い終えた瞬間、拳でテーブルを叩きつけ、大きな音を出し立ち上がっているクロ遊佐がいた。

「綺麗事を言わないで!時間なんてないの。今こうしてる時間にも私は消えたくないって想いが強くなってるんだよ。
そうなれば、遊佐との入れ替わりに障害が起こるかもしれないんだよ?私にとっては成仏と同じなんだよ、これは」

「だからこそ!見つけるんだろ?別の方法を!!」


「………もういい」

そう呟くと突然走り出した。

「お、おい!どこ行くんだよ!」

俺の声を無視しそのまま遠ざかって行く。
言いたいことが山程あるんだが……とりあえず。

「人に奢らせた飯を残すなよ!!」

クロ遊佐を全力で追いかける。




それから一時間、辺りを探し回ったが結局見つからなかった。体力も限界に達していたため、近くにあった木の日陰で休憩する。

「音無くんどうしたの?一人で」

「ゆりと野田、か」

「何かあったのか?そんな顔、貴様らしくないな」

心配した二人の顔を見ながら、良い仲間を持てたことに感謝しつつ、これまでの経緯を二人に説明する。

「そんなことがあったのね。にしても、厄介ね」

「それよりもゆりっぺ。まずはそのクロ遊佐?を探した方が先決じゃないか?」

珍しく賢い野田は不気味を通り越して恐怖である。

「ああ!俺も野田と同じ意見だ。頼む二人とも、一緒に探すの手伝ってくれないか?」

「ったりまえよ!オペレーターのいない戦線なんて福神漬けが入ってないカレーと同じよ!」

「任せておけ。どうでもいいがゆりっぺ、シロップのかかっていないカキ氷の方がいいんじゃないか?」

「本当にどうでもいいわね!!」

野田の頬にゆりの平手打ちが飛ぶ。頬には紅葉のような手形がびっしりとついている。

「私たちはこっちを探すから、音無くんは反対側をお願い!」

「ああ!」

見つけたらケータイで連絡する約束をしてから、脚に力を込め走り出す。
ジェットコースターにコーヒーカップと回ったアトラクション付近を探すがやっぱりいない。

「はぁはぁ……あと探してないところは………あそこか」

遊園地の花形ともいえるアトラクション。……観覧車。





なぜ最初から探さなかったのかと後悔するほど、すんなり見つかった。乗ろうとせず、ゆっくりと回転する観覧車をただただ見つめているだけだった。

「おい、探したぞ」

声をかけると肩をビクつかせ、こっちを振り向いたがそのままダッシュで逃げる。

「だから逃げるな!!」

クロ遊佐は列の順番を無視し、そのままゴンドラの一つに乗る。順番待ちをしている人たちに申し訳ないと思いつつ、クロ遊佐の乗ったゴンドラに強引に飛び乗る。

「もういいって言いましたよね?」

冷たく突き放すような口調でクロ遊佐はそう言う。まだ、会話ができるほど体力が回復していないのだが、痩せ我慢をする。

「言ったな。でも、俺はまだよくない。お前の着飾ってない気持ちを聞いてないしな。言ったよな?違う方法を見つけようってさ」

溜め込んだものを抑えるようにに全身を震わせている。

「しつこい!私はもう十分だから!満足してるの!!」

クロ遊佐は俯きながら、そう言い放つ。

「だから……だから……お願いだから…これ以上構わないでよ……」

「それはできない。十分満足してるやつは、そんな顔をしない」

涙が溢れ、唇を噛みながら何かを堪えているクロ遊佐がそこにいる。そんな彼女の言う事を聞くほど俺は物分りがよくない。

「苦しいんだろ?切ないんだろ?すべてを吐き出したいんだろ?なら、そうしろよ!!いつまでも偽ってたら後悔しか残らないだろ!!」

「やめてよ……」

「なぁ、記憶が戻る前にお前に言っただろ?妹の親友は俺の義妹だと考えてるってさ。だから、お兄ちゃんに相談してみろよ、お前の今の気持ちを」

義妹にしては少し扱いが危険だけどな。

「本当に卑怯だよ、君は。その話を今持ち出すなんて……」

笑顔が見えるが溢れ落ちる涙は止まっていない。クロ遊佐の気持ちが聞けるなら卑怯だと言われても構わない。

「……た…く……ない。………消えたくない!!もっと、もっと!色んなことを経験したい!折角こうしていられるのに、失うなんてやだよ……」

「それでいいんだよ。見つけよう、クロ……いや、遊佐が消えないで済む方法を」

「ううん。もういいの、もう十分だよ。さっきはあんなこと言ったけど、君の記憶の片隅にでも残ってれば悔いはないよ」

本音ではないにしろ、遊佐は消えたがっていた。

記憶が戻ってからの数々の俺への好戦的な態度はすべて嫌われようと、早くもう一人の遊佐に変わってもらいたいと思わせるが為にとった行動だと今なら分かる。

「楽しかったよ。短い時間だったけど、私にとってはポッカリと空いた穴が埋まったようか貴重な時間だった。
ほんと、運命って意地悪だよね。生前にあんな酷いことがなかったら、君とは出会えなかったんだから。不幸から産まれる幸福って言えばいいのかな?悪くないもんだね、それも」

次々と語られていく遊佐の言葉に耳を傾けることしかできない。
ついに、ゴンドラは最高点に達した。ガラス張りの壁面からは夕焼けに染まった街が一望できた。

「綺麗だな」

「うん、綺麗」

差し込む夕焼けに遊佐の髪は光沢を放ち、神秘的な雰囲気を醸し出していた。もう一度、目に焼きつけようと街を方に顔を向けると頬には柔らかい感触が伝わる。

遊佐は壁面ギリギリに立ち、茜色の光を背に俺と向き合う。俺の頬にすぅーと涙が直線を描く。直感的に感じてしまった。……もうお別れなんだと……。

遊佐の涙も一筋の直線を描きながらこぼれ落ちていく。俺の知ってる遊佐は無表情と偽りの笑顔の二人だった。だけど、今、目の前にいるのは、そのどちらでもなく正真正銘の笑顔を浮かべながら微笑む彼女がいた。

「無表情で、無愛想で、何考えてるか分からないようなもう一人の私だけど、支えてあげてね」

「支えるよ!みんなで支えるよ!!」

嗚咽をこらえながら、必死に言葉を紡ぐ。




「また会えたら嬉しいね………。




─────好きだよ、音無くん」







笑顔でそう言い終わると糸が切れた操り人形のようにその場から崩れ落ちるのをだき抱えて阻止する。

「ん、音無さんですか」

すぐに目を覚ました遊佐。戦線の遊佐だと抑揚のない声音ですぐに分かった。

「そうだよ」

すぐに立ち上がろうとする遊佐を止めようとしたが、首を横に降られ拒否される。

「ずっと見てました。転生してもあなたは変わらないんですね。誰かのためなら、平気で身を犠牲して助ける。仲間としてならここは注意すべきなのでしょうけど、私はそれに救われてしまいました。だから、ありがとうございます」

頭を下げる遊佐。
とても長く感じた観覧車も終着点まで残り僅かになってしまった。

「遊佐……クロ遊佐はどうなったんだ!……やっぱり消えたのか?なぁ、クロ遊佐は!?」

遊佐は肯定も否定もしなかった。

「最後の最後に彼女に言われました。もしも、まだウジウジしてるようだったら……その……」

少し躊躇っているように見えるが、意を決したようにこちらに向き直る。

「悲しい顔を私のハサミでチョキチョキしちゃうぞ!☆と伝えて欲しい……と」

俺の知っている遊佐に戻っているからこそ、全力の遊佐のモノマネにただ、唖然とするしかなかった。

「あ、あの。何か反応はないのですか?わ、私だって恥ずかしいですから……」

「わ、悪い!ま、まぁあいつらしい言葉だな。うん」

「話しを戻します。消えたかどうかは私にも分かりません。彼女は彼女、私は私なので干渉をお互いしないので、返事はできません」

「そうか」

どちらにしても、俺は彼女との約束を守らないといけない。目の前にいるもう一人の彼女を支える。俺一人じゃ無理でも、戦線のみんなとなら可能になるはずだからな。

「そう言えば忘れてました。私と彼女は同じ気持ちを抱いてました」

無表情の遊佐ばかりを見ていたせいなのか、優しい笑みを浮かべながら……。

「私たちはあなたのことが────です」

その笑みには二人の遊佐がはっきりと写って見えた。だが、肝心なところは終着点に着いたゴンドラの音でかき消されてしまった。

「さっ、降りましょう」

「お、おい。もう一度言ってくれないか?」

気になってしょうがない。モヤモヤしているのは好きじゃないし。


「ダメです」

「どうしてだよ?」



「乙女のトップシークレットですから」




悪い笑顔で人差し指を唇に当て、片目を閉じる仕草をした遊佐の仕草を二度と忘れないだろう。それほど、魅力的なものだった。








「ああ!!しまった!!」

「騒がしいですね。一体どうしたんですか?」

観覧車を後にした俺と遊佐は二人で遊園地の出口に向かってる途中、重要なことに気がついた。

「ゆりたちに遊佐を見つけたことを伝えるの忘れてた」

「はぁ~……ゆりっペさん怒ってますよきっと」

「だよな。連絡入れて合流して謝るよ」

「なら、私も付き添います。ゆりっペさんに迷惑をかけたので」

「じゃあ、善は急げだ!出口にいるらしいから行こう!」

「了解です」










ほんと、あの人は鈍いですね。折角こうしてチャンスをあげたのに、取りこぼしてしまうんですから。


でも音無くんらしいじゃん。


それはそうですけど……。それより、いいんですか?あなたが消えなかったことを伝えなくて?


私だって消えるもんだと思ってたけど、実際消えなくビックリしたんだよ。奇跡ってものが存在するって身を持って知ったよ。んまぁ、あの時はそんな余裕なかったしね。それに、そのおかげで気持ちを伝えることができたじゃん!


ムッ、それはそうかもしれませんけど……。


にしても意外だなぁ。あんたも私と同じ気持ちだったなんて。


人のためにどれだけ傷ついても汚れても尽くす彼になんとも思わない方がどうかしてますよ。


それもそうか。ライバルが多いけど大丈夫?


私一人なら無理かもしれませんが、あなたがいますから大丈夫です。


嬉しいこと言ってくれるじゃん!その期待にがんばって答えるよ!


ありがとうございます。


もう一度気持ちを確かめよう!せ~~


ちょっと!?いきなりですか!


~~~の!!


大好き(です)!!音無さん(くん)!!
 
 

 
後書き
どうも、騎士見習いです。

今回の投稿は色々と忙しかったのと、もう一つハーメルン様にて連載を一つ書き始めたので投稿が遅れてしまいました。申し訳ないです。

と、まぁ。遊佐編はこれにて終了です。音無ハーレムにまた二人?増えてしまいましたね。さて、どうなることやら。

次回は海回!!を考えております。久々に全員集合という形にしてのドタバタ戦線にしたいと思っております。

では、あらためまして読んでくださってありがとうございます。もう少しでお気に入りが500人いきます!ありがとうございます。これからも長い目でよろしくお願いいたします。


いつまでも見習いの騎士見習いでした! 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧