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歌集「春雪花」

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 淋しさは

  叶わぬ恋の

   涙雨

 豪雨となりて

  消えしものかな



 淋しいと思うのは…この叶えようもない想いから来てる…。
 心の中には涙雨がそぼ降り、それが絶え間無く続いている…。

 だったら…いっそ豪雨になって淋しさをも押し流してしまえば、そのまま消えてしまうのではないのか…?

 いや…そんなことはない…。彼への想いは…流れそのものだから…。



 文月に

  淋しさ届けし

   露の空

 待ちて苦しみ

    さめざめと泣き



 七月に入ったが、空は雨雲に覆われて淋しさだけがしとしとと降り続いている…。

 こんな日は心が痛み、彼に会いたくて堪らなくなる…。

 どれだけ待っても来るはずもない彼に…心は露空と同じように、さめざめと泣くしか出来ないのだ…。



 
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