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ハイスクールD×D大和の不死鳥

作者:sou×yuki
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55修行(アーシア)


◇アーシア(十)

私はこっちの私を連れて十年前に修行した洞窟に来ていた。十年前の私よりおどけた様子のこっちの私…このときの私の修行は〝遠距離集中型〟と〝拡散型〟の回復方法をアザゼル先生に言われていました……あの時…ヤマトさんが殺されていなければ〝拡散型〟は完成するのとは無かったと思います。それは、こっちの私もおんなじ…

「あなたのトレーニングメニューは《聖母の微笑み
トワイライト・ヒーリング》での〝遠距離集中型〟と〝拡散型〟を扱えるようにです…が、貴女のテロ前の私と同じで〝敵でも傷ついていたら助けてあげたい〟ですよね?」

「……はい」

私もそうだったはずです……ヤマトさんが殺されるまでは敵でもって思ってました……

「同じ人に言われるのはきついかもしれませんが……戦いの時は割り切ってください。あなたはまだ、本当の意味で〝失う〟事を知りません。知らない方がいいですけど、知ってから強くなるのは遅いです。私も知ってから強くなりましたから……」

あの時……眷属の中で一番弱かった私自身を許せませんでした……

「あの……あなたはどうして、強くなれたのですか?」

「私や向こうのグレモリー眷属は三大勢力和平会議のテロで……ヤマトさんを一度……失いました………ヤマトさんを殺した相手は『英雄派』の一人、曹操…私達、グレモリー眷属の絶対の敵です」

曹操……私達、グレモリー眷属を本気で怒らせた一人…私もディオドラ・アスタロト以上に怒りました……それに…リアスさんは…おっと、話がそれましたね

「〝拡散型〟は後回しで〝遠距離集中型〟をそれと、防御魔法と〝身体強化魔法〟を一つ教えます」

身体強化魔法……私が使える最大の攻撃魔法で唯一の攻撃型魔法です

「皆さんのお役にたつためにがんばります!」

流石私……気合いは十分ですね。

「それでは最初に〝身体強化魔法〟を教えます。一度見せるます」

私はその場で深呼吸をしてリラックスする。

「ラウザルク!」

私は雷を纏い周りからビリビリと音がする。

「これが〝身体強化魔法〟『ラウザルク』です。魔力に才能がある私が使うには持って来いの魔法です。体内の魔力を雷に変化させ、それを外に放出させるかんじです」

「は、はい!」

私の説明が理解できたのかアーシアは目をつぶり微動だにしなくなる。
そして……

ビリビリドォン!

アーシアの髪が逆立ち、アーシアの周りからは確かにビリビリって音はします……けど…このビリビリと髪が逆立つのは…

「どこのスーパーサイ○人ですか!?」

見た目、アニメ『ドラクソ・ボール』の〝スーパーサ○ヤ人〟にそっくり……教えるはずのと違うけどいいよね?


続く 
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