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詩集「棘」

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風まかせ…時まかせ…



淋しさを抱えて歩く
夕暮れの陽射し少し沁みて
君のいない未来なんていらなくて
今を蹴飛ばした…

明日へと続く藍の空
降り積もる恋しさ 染め上げる

風まかせ…時まかせ…
僕の想いは在るがまま
振り向いてほしいんだ
苦しむだけの刻数え…


雨雲の夕闇の中
微かに響く靴音に
君が居るなんてくだらないことを
思っては振り返り…

今日も変わらぬ空の蒼
湧き出ずる愛しさ 染め上げる

風まかせ…時まかせ…
ここに居ぬ君 想っても
声もなく 姿も見えずに
哀しむだけの日を数え…

風まかせ…時まかせ…
どれだけ愛すれば越えられる…?
愛しさ…恋しさに…
埋もれて想う 月数え…



 
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