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詩集「棘」

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どこにも君がいない…



ずっと想って…ずっと痛くて…
切ない空 見上げてる

夢を見て…唇噛んで…
諦め切れずに藻掻いてる

たとえ今日を遣り過ごしたとしても
また同じように明日がやって来る…

朝の路地にも夕暮れの街角にも
君の姿がない…それがとても淋しくて
駅のホームにもいつもの本屋にも
どこにも君がいない…


恋しいと…想うことが…
僕の心 軋ませる

目を閉じて…浮かんでくるのは
ほら…君の眩しい笑顔

想い降る 星の語らう夏の夜に
一人ぼっちなんだと気が付いた…

昼の陽射しでも夜の月影でも
君を見つけられず…それがとても哀しくて
喫茶店にもいつものコンビニにも…
どこにも君がいない…

微睡んだ夢の中でも
君に会いたいと…探してるよ…

朝の路地にも夕暮れの街角にも
君の姿がない…それがとても淋しくて
駅のホームにもいつもの本屋にも
どこにも君がいない…



 
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