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落第騎士の英雄譚〜黒騎士〜

作者:仮面
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第二話「黒騎士対紅蓮の皇女 前編」

 
前書き
二話目です。 

 
〜和也sede〜
俺は、控え室で少しだけステラ•ヴァーミリオンの映像を見ていた俺が見ていたのが彼女の固有霊装『妃竜の罪剣(レーヴァテイン)』だった。

(これなら、投影できる。)
とイメージさせていると、
「黒崎さん、そろそろスタジアムへよろしくお願いします。」
と言われて、スタジアムの方へ歩く。
出ると、観客席が満員だった。
【さぁ、長らくお待たせしました。先ずは赤コーナー実力はAランク紅蓮の皇女 ステラ•ヴァーミリオン‼︎】
と紹介が入ると拍手喝采などが起こる。
【続きまして、青コーナー試験では試験官を五分ほどで倒した男実力はAランクに匹敵いやそれ以上なのにFランク黒騎士 黒崎和也‼︎】
俺は、周りの拍手喝采など気にせず
ただ今回の戦いに集中していた。

お互いに見える位置に立ち審判は、
なんと理事長だった。
「互いに固有霊装を《幻想形態》で展開しろ。」
と言われ互いに固有霊装を幻想形態にした。
「傅きなさい、《妃竜の罪剣(レーヴァテイン)》!」
「行くよ、《紅闇(クレヤミ)》。」

〜視点〜

幻像形態とは実像形態と違い、生物に対しての攻撃を体を透過し体力を削る形態である。この形態時は霊装自体が薄くなり見た目から判断がつきやすい。
「試合開始‼︎」
の掛け声と共に、二人は駆け出し
ステラの方が早かった。

〜ガキン〜
ステラの剣を和也は鞘から抜いていない状態で防いだ。
「貴方、刀を鞘から抜かないで私に勝つつもりなの?」
と言われた。
「いや、今んとこは抜く気は無いだって鞘から抜いてしまえば君は俺に勝てないし。」
と言いながら除ける、防ぐ、逸らす感じでよけていた。
「ふ、ふざけないで‼︎ 貴方、戦う気あるのないの?」
「……くだらない戦いだから無い。」
と言う。
それもその筈学校の決まりで
たまたま、ステラの妹と同室になったぐらいで決闘を申し込まれる。
それを聞いた彼女は、
「だったらこの場で今すぐ消し炭になりなさい!」
と言うと彼女の剣に炎がまとわりつく
「天壌焼き焦がす竜王の焔(カルサルティオ・サラマンドラ)!!」
と炎の刃が迫り来る。
しかし和也は、構えた。

「居合抜刀術…鍔鳴(ツバナリ)‼︎」
 
 

 
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