詩集｢棘｣

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Broken Heart & Hope

陽が落ちる街灯がともり出す
人の波避けながら歩いてる
行くあてもないのに…

想いに寄り添って生きてても
君に会えない苦痛に支配されて…

Broken Heart & Hope
指のあいだから零れてく
君に会えない時間だけが
いつの間にか過ぎていた

時計の針は刻一刻と
君との距離を拡げてく…

木洩れ日手を翳して見上げる
緑に揺らぐ光に目を細め
溜め息をつくだけ…

君の心を抱きたくて
ここを飛び出したい衝動に駆られる…

Broken Heart & Hope
大地の緑も空の青も
君のいないこの場所では
まるで良くできた偽物

時の流れは大河のように
全てを無造作に呑み込んで…

Broken Heart & Hope
何一つ僕には残らない?
それでも僕は祈り続ける
いつか君と歩けるようにと…

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