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小学時代を思い出そう!

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「雷までの距離」

 僕の小学時代の話だ。
 雷が鳴ると……

「いち、にい、さん、し・・・」

 と、親父が数えていた。

「おっ!3キロくらいかあ。じゃあ、あの辺だな」

 と、親父は言っていた。小4の時だったかな?

「音は一秒間に、だいたい340メートル進むんだよ。だから、光ってから音が来るまでを数えると、雷の距離が分かるんだよ」

 と、言っていた。

ピカッ!

 っと雷が光ってから、何秒数えたかで、雷の距離が分かるのだ!

「まあ、でもだいたいなんだよなあ!気温や湿度によって音の速さは変るんだよ」

 とも言っていた。
 どんな条件で、音の速さが変るかは忘れてしまった。(確か、寒くて湿度が高いと音はゆっくりになり、暑く湿度が低いと音は早くなるのではなかったかな?まあ、ちょっと定かではない)
 学校に行き、梅雨の初めの時期の雷がなった頃、同じクラスの友達のコウも、雷の距離の数え方を知っていて……

「ミズキ!あっちの方角にだいたい2キロだから、あの辺だね」

 なんて話したのを覚えている。

おしまい
 
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