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EVANGELION ANIMA~もう1つの可能性~

作者:
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弍話 変わる世界(中)

 
前書き
中間テストがヤバイことに…

ま、それは置いておいて、
なんと!お気に入り登録をしてくれた方々がいました~![ドンドンパフパフ~♪]
いや~ありがとうございます。とっても嬉しいです。
え?前置きはいいから本編を始めろって?
仕方ないな~(ニヤニヤ)
きゃっ…痛っ、物は投げちゃダメ!大切にしなさい!ケチャプは嫌~!!
う…ひっく…それではどうぞ…。
 

 
「おまたせ…」湖から赤い巨人…弍号機が現れた。
アスカの反撃が今始まる。

ー本部ガレージ
ミサトは無理矢理シンジを車に乗せてエンジンをかける。
「シンジ君…私が知り得たことの全てをあなたに話すわ」
「…」シンジはなにもお答えない。人を信用すれば、裏切られる。好きになれば、失ってしまう。
それなら、何もしない方がいい。シンジは自分の柄に閉じ籠っていた。
「あなたに、たとえその気がなくても聞いてもらうわよ」

ミサトは己の持つ全ての情報をシンジに話した。セカンド・インパクトの真実。この先起こるであろうサード・インパクトの結末。リリスとアダムの関係、人類そして使徒の歴史。サード・インパクトを目論む【ZEELE】という組織。
ゲンドウと冬月の目論む【もう1つの】サード・インパクトのこと。
どれも衝撃的な内容だが、シンジの耳には殆どはいっていなかった。

[ガー、ピー…]
『エヴァ弍号機起動』車に備え付けてある通信機からマヤの声が聞こえた。
「!」
『アスカは無事です。生きてます。現在人口湖畔で戦自と対峙中』
「アスカが!?」
「!(アスカ…)」シンジがアスカに会ったのは、戦自が攻めてくる直前。その時は脱け殻と言ってもいいような状態だった。それが今は、戦自相手に戦っている。それも自分の意思で。
精神汚染にあったアスカが今一人で戦っている。シンジは柄に籠っている自分が情けなくなった。

「撃てッ、撃てェッ!」戦自の隊長と思われる人物が攻撃部隊に指示を出す。

「アスカッ、反撃してッ」発令所では、マヤが端末を操作しながらアスカに呼び掛ける。

[ヒュー]
弍号機を襲う無数のミサイル。弍号機はこれを持ち上げた戦艦でガードする。
攻撃が弱まったところで弍号機のターン。盾代わりにしていた戦艦を戦自めがけて投げつける。弍号機と同じほどの大きさのある戦艦が上から降ってこられてはなす術がない。人口の斜面に叩き付けられた戦艦は、爆発し周辺を呑み込む。
逆の方面からも攻撃がきた。今度は、飛んで避ける。跳ぶのではなく“飛ぶ”のだ。
空中で攻撃を避ける弍号機。アスカが元々持っているセンスと高シンクロ率だからこそ可能な機動力。
(ごめんねママ。ママを見つけられなくて)
母、キョウコはずっと弍号機の中にいた。自分を護ってくれていた。
(ずっとここで見ていてくれてたのに)
今まで以上に巨大なミサイルが飛んでくる。
一発目を頭で、二発目を右手で受け止める。
「ママ、わかったわA.T.フィールドの意味」
あれだけの爆発を受けても全く動じない弍号機。
「あれは、本当のママじゃまかった…
ママ、ずっと私を護ってくれていたのね」
たとえ姿が見えなくとも、母がここにいる、アスカはそれで充分だった。

[ドババババッ]
[シュバッ]
「ケーブルだ奴の背中のケーブルに集中すればいい!」
非公開組織のネルフといえど全てを隠しきれるわけではない。内部電源が短いこともバレているのだろう。
[ズカンッ]

<ピィー>
「!…アンビリカルケーブルがなくったって、こちとらには1万2千枚の特殊装甲と、A.T.フィールドがあるんだからッ」
A.T.フィールドの形状を変え武器にし戦闘機を凪ぎ払う。
「負けてらんないのよ!」
[ドクシャッ!]
「あんた達にィ!」
いくら高性能な戦闘機でも弍号機には歯が立たない。弍号機は、戦闘機同士を投げつけるたり、踵落としや回し蹴りで何機も沈めていく。今のアスカは、無敵と言っても過言ではなかった。人が相手ならば…


「ー忌むべき存在のエヴァ弍号機、またもや我々の妨げとなるか」
「計画に支障がないのであれば、処理しても問題ないのでは?」サード・インパクトは、初号機と量産機があれば発動する。量産機は、まだ完成していないが。
「フッ、心配せずとも準備は整っておるよ」
「しかしどうするつもりだキール、エヴァシリーズは完成しておらんのだぞ?」
「心配は、要らんよ。……四号機を使用する」
「なッ四号機だと?」四号機は、消失したはずだった。アメリカ第2支部と共に。
[ザワザワ]
「フッ…エヴァに対抗できるのはエヴァだけだ。」


[ゴオォォォォォォ]
日本上空に一機の大型戦闘機が飛んでいた。戦闘機にぶら下がっている十字架には、白銀のエヴァ四号機が張り付けてあった。


[ピコーン]
「!?…なんだろうこれ」外部の状況を調べていたマヤは、異変にいち早く気がついた。
「どうした?マヤ」モニターを見たまま固まっているマヤを気遣って声を掛けるシゲル。N2の振動でバランスを崩した戦自は、オペレーター軍の一斉射撃により大半は、減らせた。マコトが発令所全体に呼び掛けたのではなく個人が着けているインカム(マイク付きヘッドフォン)に放送したおかげだ。おっと話がずれた。

「え…ウソ、こんなのって」顔から血の気がなくなっていくマヤ。
「どうしたんだ?二人共」マコトも寄ってくる。
「…よん号機…エヴァ四号機…」
「なんだって!?」
モニターには、白銀のエヴァ。シゲルとマコトは四号機を詳しく知らないがマヤは専門なのでよく知っていた。
そもそも四号機は、第2支部と共に消失した筈だった。作り直すにしてもこんな短時間ではまず不可能。

「…!アスカ気をつけて!エヴァ四号機がくるわっ」なんとか気を持ち直し弍号機に通信をいれる。マヤの携帯端末だけが唯一弍号機と接続されていた。
『四号機?マヤ!どういうことなの!?』アスカも四号機が消えたことはミサトとリツコから聞かされていた。
「ごめんなさい。私もよくわからないの、でもS2機関を搭載してる筈から気をつけて!」外見は、まったく同じだが、設計時と違う部分がある可能性は高い。余計な情報を流すのは、良くない。
「アスカ!今そこにケーブルを用意するから受け取って!」
生き残っている電源ケーブルを弍号機の近くに出す。


「これね」アスカは、ケーブルを背中の部分にさしこむ。
[ピィンッ]
赤色に染まっていたプラグ内のモニターが回復する。ケーブルと繋がっているため電源は、切れることがない。しかし、相手がS2機関を積んでいる以上油断はできない。
「………来た!」
空から降りてくる大型戦闘機。ジオフロントの天井ほどの高さまで降下して四号機をパージする。
[ヒュ~、ズシャン!]
「…おいでなすったわね」
エヴァ同士の大決戦が今始まろうとしていた。

ーP-6A
[ギャキキキキキ!]
1台の車が壁にぶつかりようやく止まる。車体は、銃痕だらけでタイヤも外れており今まで動いていたのが不思議なぐらいだった。
「ーそう。初号機へは、非常用のR-20で行けるのね?」運転席から出てきたのはミサト。奥の助手席にはシンジが座っていた。
『はい。電源は三重にしてあります。
三分以内に乗り込めば第7ケージへ直行できます』
「ー了解ー」マコトとの通話を切る。
「シンジ君降りて。…早く!」
車から降りようとしないシンジのてを引っ張って無理矢理外に出す。
「アスカいい?四号機は必ず殲滅するのよ。シンジ君もすぐに上げるわ。それまで頑張って」

「必ずセンメツ…ね」弍号機の中では、アスカが無茶な命令を出したミサトに文句を言っていた。
「ミサトも病み上がりに軽く言ってくれちゃって」ここに医者がいればドクターストップが確実にかかるだろう。しかしアスカは笑っていた。
「こっちの武器は、プログナイフとエヴァに搭載されてる針鉄砲のような物…それに対して向こうは、オリジナルのS2機関とあの双剣か…部が悪いわね」
四号機は、両手に双方とも同じ形をした“剣”を持っていた。
「何なのよアレ、まいいか……
ふぅー…うりゃぁぁぁぁ!!」
[ズドドドドド]
弍号機が四号機めがけて疾走し、飛び蹴りをいれる。が、
[ピキィーン]
「!A.T.フィールドッ」弍号機の蹴りを受けてもびくともしない四号機のA.T.フィールド。強度なら第14使徒(ゼルエル)以上かもしれない。
[ガション]
プログナイフを装備し四号機に突き刺す。
「くっ…A.T.フィールド展開ッ」
今のアスカが放つA.T.フィールドは、アンチA.T.フィールドに近く一瞬で中和…いや、侵食していく。
[ザシュッ]
四号機の右腕が切り落とされる。
「なによコイツ…大したことないじゃない」パワーはあるが、遅い。もっと苦戦するかと思いきやこれなら案外あっさりと倒せそうだ。
[シュウウゥ]
『アスカッ』通信機からマヤの声が聞こえ我にかえる。
「!…な、なによコレッ」
四号機の方を見ると、腕が既に再生していた。
『ギィウゥゥ』
奇声を発した四号機は、笑っているかのようにみえた。


[カン カン カン カン]
ミサトとシンジは、通路を走っていた。急がなければエレベーターの電源が戦自にやられるかもしれない。

【非常用直通昇降機第6番入り口】
「ここね…」戦自が入って行った形跡はない。どうやら間に合ったようだ。が、
[バチュンッ]
「!、シンジ君伏せて!」不運な事に戦自と鉢合わせしてしまった。
[バキンッ パン カンッ]
「うっ…」ミサトの体に弾が当たった。
「ミサトさんっ」
[パシュ]なんとか、逃げ込む。

「ハァ…ハァ…」
「ミサトさん…」シンジが近寄る。どうしていいのかわからずオロオロとしていた。
「大丈夫よ…当たったのが腕だったのが幸いね」腕を押さえながら立ち上がる。
「でも血が…」作戦部長の赤いジャケットを血がもっと赤く染めていく。
「私は、これでも軍人なのよ?」致命傷ではないにしろ出血が多いと死に至る。ミサトは、ジャケットから取り出した応急処置パックを使い止血する。
[ドォォォン!]
「マズイわね…急ぎましょ。…シンジ君?」
シンジは、下を向いたまま動かない。
「僕…わからないんです。何が正しいのかが」14歳の少年が持つには、不釣り合いな疑問。
「…」
「ミサトさんの言う希望がなんなのか…エヴァに乗ったって何も変わらなかった。大切な人を失っただけだ」トウジや綾波(2番目)、学校の友達ここに来て出会ったみんなが今はいない。
「僕が頑張ったって何も変わらない!死んだ方がマシだよ!」
[ガシャッ]
「まだダダをこねる気!?今までがそうだからってこれからもそうだとは、限らないでしょ!やれるだけやって…それから死になさい。今は、アスカを助けることだけに集中して。命令よ…」
「…ミサトさんは何も分かってない癖に、他人の癖に!」
ようやくシンジが本音を出した。
「他人だから何だってのよ!…確かに私には、あなた達のことを何も分かってない。確かにこんなこと言う権利だってない…でもあなたはアスカを見捨てておけないでしょ?」
「……(コクッ)」うなずくシンジ。
「いい子ね…行きましょう。きっとアスカもシンジ君が来るのを待っているわ」
「アスカ…」
(アスカが僕を待っている…でも病室でヒドイことをしたんだ。許してくれる筈ないよ)
もっともアスカはその事を覚えていないが。
「シンジ君?」ミサトが不思議そうにシンジの顔を覗き込む。
「僕はアスカにヒドイことしたんです…」
「……私は何があったかは分からないけど、帰ってきたら謝ればいいのよ。生きてる内は、何度でもやり直せるんだから」
ミサトは微笑む。自分は、すでに手遅れがシンジにはまだ間に合う。シンジには、自分みたく後悔ばかりしてほしくなかった。
「…はい」
[ドォゴォン]
「本格的にヤバイわね。早く行くわよ」
「はい」


「だぁぁぁぁぁ!!」
ジオフロントでは、弍号機と四号機の激しい戦いが繰り広げられていた。
動きは鈍が斬ったところから再生する四号機相手に弍号機は苦戦していた。
「くっ…シンジはまだなの!?」
コアを潰しても復活する四号機。しかし二人ならなんとか出来る筈、あの時のユニゾンのように。アスカはそう考えていた。


「四号機の弱点はまだ分からないのか?」
発令所では、オペレーターの三人が各自の仕事に集中していた。
マコトは、弍号機の戦況をオペレートし、
シゲルは、本部の被害報告。
マヤは、四号機の解析をしていた。

「S2機関…ダミーシステム…ダミープラグ、あっ!」四号機の解析をしていたマヤが声を上げる。
「どうした?マヤちゃん」
「日向君、今すぐ弍号機の通信入れてっ」
「りょ、了解」いつもは、常に回線が開いた状態になっているがアスカが戦闘に集中できるよう自分で回線を切ったのだ。
「アスカ聞こえる!?」
『マヤ!?どうかしたの?要件は簡潔にお願いっ…ね!』弍号機は、今も戦闘中で余裕がない。
「プラグを…四号機のエントリープラグを狙って!」
「プラグを?…わかったわ!」
早速後ろへ回り込み人でいう“うなじ”に狙いを定める。しかし、
[バシュッ]
「!、なっ」
急にうなじの部分の装甲が針山のような形に変形する。
「な、なによこれっ」
弱点であることは間違い無さそうだが、これでは迂闊に近寄れない。
(シンジ早く!)


[グォォン…ガシャ]
「!…しまった」ミサトとシンジが目にしたのは、ベークライトで固められたエヴァ初号機。これでは、シンジをプラグに乗せることすらできない。
「こんなの…ないよ」
「シンジ君…」
「アスカに謝らなくちゃいけないんだ」さっきのこと…アスカの気持ちも考えずに助けを求めたことを。
「母さん…動いて」
「エヴァパイロットを発見!」向こうにいる戦自がシンジやミサトの方へ銃をむける。
「危ない!シンジ君!」
「動いてよ!母さん!」
[ドォガァン]
初号機が自ら拘束具を除去し銃を構える戦自の人間を押し潰す。
「シンジ君のお母さん…碇ユイ博士」ミサトは、ユイを父の仕事の関係で何度か会ったことがあった。

「母さん」
NERV VS ZEELEの戦いが終結を迎える。

 
 

 
後書き
ミサトさんの生存確定です。リッちゃんは…次回わかりますよ…。
にしても結構時間が掛かりました。週に1.2回投稿できたらいい方ですかね。
えー次回でエヴァンゲリオンの本編は終わります。その次からは、完全なオリジナルストーリーです。
まぁ期待してて下さい。 
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